裁判所職員の方の申し込みはこちら
修習生の方の申し込みはこちら

弁護士はこう表現する 裁判官はここを見る 起案添削教室

  • 売れています!
  • 弁護士はこう表現する 裁判官はここを見る 起案添削教室

本体価格:3,000円 (税抜)

販売価格:3,300円 (税込)

これまでなかった、起案「添削」の過程、見せます。

現役弁護士&現役裁判官が、実例をもとにした「ダメ起案」を添削!
ていねいなコメントと共に、「お手本起案」ももちろん掲載!

また、新人の方が悩む「裁判外起案」の例も!

◎相手方へ要求する書面
◎クレームに対する回答書
◎被害に遭われた方へ連絡する書面
◎代理人を辞任するときの書面
◎第三者へお願いをする書面
……など。

正解のない裁判外起案についても、ベテランならではの視点と考え方をもとに、一定の方向性を示しました。
前作『裁判官はこう考える 弁護士はこう実践する 民事裁判手続』と併せて、紙上OJTで起案の基礎力を高めてくれること間違いなしの入門書!

目次
まえがき

第1編 基礎知識編 
-法律実務家のための文章作法

第1章 なぜ文章作成術が必要なのか
作文・論文・司法試験……いろいろやったのに!
なぜ文章作成は苦手?
法的書面の特殊性
「法的」だけでは足りない
文章術を会得する方法
●裁判官からひとこと 
 1 文章作成は、裁判官にとってもつらい。
 2 文章作成は弁護士にとってはもっとつらい。
 3 文章作成はつらい。でも楽しくなることも
 4 文章作成のつらさをなくすためには
 5 弁護士であるあなたは、本当に文章作成が嫌いなの?
 6 書面作成から外れたのは、苦手意識が理由ではない?
 7 さあ、牧田マジックで、文章作成能力を向上させよう

第2章 文章作成のポイント
 「文章作成の約束事」とは
 超厳選! 8つの約束
●裁判官からひとこと 
1 牧田先生のアドバイスを「約束事」と心得るべし
2 代表的な「ルール」である「無免許運転」を考える
3 「ルール」と「約束事」の違いは、相手の存在
4 裁判官は弁護士の書面を多目に見る?(回答その1)
5 裁判所内で判決文の傾向を変化させようとしているか?(回答その2)
6 接続詞、特に「が」の活用には慎重に

 第3章 メールの文章術
 メール活用の心得
 メールを送るときのポイント
 ●裁判官からひとこと
1 裁判官は、職務上メールをほとんど利用しないので……。
2 メールを作成・送信するときは、まず人として恥をかかぬよう
3 返事を早くするのは大事。その一方で気を付けることは……

コラム1 起案の環境を見直そう


第2編 実践編 
-場面別!起案添削講座

第1章 裁判外の書面
お題1 売掛金の支払いを督促する手紙
添削前の起案例
内容証明か、普通の文書か
電子内容証明郵便の活用
相手方の対応を想定する
宛先は誰なのか
「殿」か「様」か
書面のタイトルをどうしよう
頭後と結語や時効の挨拶は必要か
「当職」か「私」か?
数字が並ぶときは、簡潔に見やすくする
断定的な記載について
どのような文体で臨むか
最後の決めセリフ
添削後の起案例
●裁判官からひとこと
1 裁判官が、裁判外の弁護士業務に意見を述べてもよろしいか?
2 「売掛金の支払いを催促する手紙」を一読して
3 しつこいようであるが、文章を書き出す前には事前準備をすべし
4 配達証明は、裁判官にとってはとても有難い
5 提訴前であっても、実体的権利の選択については十分な検討を
6 断定的記載や文体の選択については、相手方の存在を頭に入れて
7 弁護士が相手方本人の恨みを買わないように

 お題2 被害者へ連絡する書面
添削前の起案例
この手紙の目的は何だろう
宛先住所は書かないほうがよいのでは
宛名の大きさ
「殿」か「様」か、「私」か「当職」か
タイトルは?
頭語、時候の挨拶はどうしよう
やり取りの正確な記載は必要か?
使う単語のレベルに気を付けよう
被疑者・被告人情報を出すことに注意しよう
弁護人はお詫びをするべきか
大事なことはゆっくり、丁寧に
被害者にものを頼む態度かどうか
被害者を安心させる一言
手紙は人柄を表している
添削後の起案例
●裁判官からひとこと
1 まず、「刑事事件のご経験はありますか?」
2 「刑事事件の被害者に対する手紙」を一読して
3 弁護人が、被害者の感情を悪化させたらどうなる?
4 被害者への手紙も、結局は「相手に対する配慮」の問題

 お題3 依頼者とのトラブル発生時の書面
添削前の起案例
普段からトラブルの発生を想定する
  まずトラブルかどうかを見極める
直ちに一報をいれる
一報の入れ方
一報で何を伝えるか
できない約束はしないこと
この書面の目的はなんだろう
余計どころか、怒りの発火点がいくつもある
まず、単純ミスを避けよう
一生懸命さをアピールしても逆効果
相手の立場に立って考えよう
怒りの発火点を避ける理由
このほかの書面
添削後の起案例
●お題3について 裁判官からひとこと
1 「有事」への備えはとても大切である-再論
2 「トラブルかどうかを見極める」前に大切なことは
3 直接の会話を、そして誠意を
4 相手の存在を意識すべし-再論

 お題4 依頼者に対し事件の辞任をするための書面
添削前の起案例
「辞任」とは何だろう
辞任のための要件
今回の辞任理由はなんだろう
辞任通知の前に、まず説明する書面を出す
依頼者に説明する書面は、簡潔かつ感情を排する
善後策は十分か?
委任の本旨を明確にしておく
気になることが一つ
添削後の起案例
●裁判官からひとこと 
1 辞任ができない裁判官が、辞任についてコメントするの?
2 自分が逃げたら「はい、おしまい」では困る
3 代理人の辞任予定を理由に、期日の変更を認めるか(牧田先生からの質問)

お題5 第三者に協力を求める書面
添削前の起案例
第三者の警戒心を解く
読み手を引きつける話題を提示する
寄り道をしない
これらは会話でも同じことがいえる
第三者である事件の相手方にも配慮する
最初からすべてを示さない
指示事項は明確に
第三者の所在調査にご用心
添削後の起案例
●裁判官からひとこと
1 裁判官が第三者に協力依頼?
2 裁判所を利用して第三者を引っ張り込もうとした代理人
3 弁護士が「待ち伏せ」

第2章 民事裁判上の書面
 お題6 訴状 その1-貸金返還請求事件
添削前の起案例
訴訟物をどう設定するか?
要件事実を落とさない
「よって書き」をさぼらない
金銭授受の動機や原因を書く? 書かない?
「不都合な事実」をどうしよう?
東京地裁に管轄はあるのか。「持参債務」を考える
「本訴状送達の日の翌日」か
証拠方法は?
添削後の起案例
●裁判官からひとこと
1 事件名(訴訟物)と請求原因の不整合は、決して少なくない
2 本人の意向を書面に反映させる際の苦労は大きいと察するが……
3 間接事実を書くべきか書かざるべきか、それが問題だ
4 金銭債務が遅滞に陥る時期を正しくつかんでいるか?
5 予備的請求としての不当利得における「法律上の原因がないこと」とは

 お題7 訴状 その2-損害賠償請求(交通)事件
添削前の起案例
訴訟物は?要件は?
「交通事故の発生」をどの程度書くか?
曖昧? レトリック? 誤魔化し?
自分で図面を作成してみる
距離の特定と方法
現地調査のコツと必須アイテム
図面の作成と分析
ようやく「交通事故の発生」を書く
被告の責任=過失をどう書くか
その他注意事項あれこれ
添削後の起案例
●裁判官からひとこと
1 注意義務の根拠となるべき事実を適確に押さえるべし
2 図面は、警察官の作成したものでなくとも役に立つ
3 位置等の指示説明は、不正確である可能性を予め認識すべし
4 ネットの地図・写真の利用は、当該事案に合うかどうかの検討を
5 過失(注意義務とその違反)の特定は難しいが、乗り越えなければならぬ

 お題8 答弁書・準備書面
添削前の起案例
答弁書……訴状に従い依頼者の話を整理する
認否と反論……同居か別居か、半同居か
事情を整理し、結論と結びつける
一覧表の扱い
添削後の起案例
●裁判官からひとこと
1 被告本人の相談は、まるでカウンセリング……
2 訴状の記載の順序に乗っかってよいか?
3 主張と証拠の照らし合わせは、決して怠らないように
4 否認か抗弁か……修習を終えても、法曹に一生つきまとう問題である
5 同居か別居かは、主張の内容や分量を考えて判断すべし
6 非難を並べ立てると、裁判官の気持ちが離れてしまうかも……
7 じっくり悩め、そして、急がば回れ

 お題9 仮差押命令申立書
添削前の起案例
ああ、時間がない!
保全の起案は、最初の見極めが命
保全の要件を確認してから起案する
「第1 被保全権利」というタイトルに即した記述か
事実の適示と評価をきちんとつなげる
被保全債権を選択する
財産分与請求権の特定方法
目録もミスがないようにしよう
添削後の起案例
●裁判官からひとこと
1 仮差押命令申立書の不出来には、ホトホト困っている……
2 再説「民事保全手続を軽く考えないで」
3 離婚に関する実体法規をちゃんと勉強していますか?
4 財産分与と共有物分割
5 仮差押命令申立事件で、債権者の認否を認める???

コラム2 起案は「トリアージ」して進めよ


●あとがき
著者牧田謙太郎/柴崎哲夫・著
発行元学陽書房
発刊日2020/01/20
ISBN978-4-313-51171-2
CD-ROM無し
サイズA5判 (281ページ)

数量: