裁判所職員の方の申し込みはこちら
修習生の方の申し込みはこちら

統治のデザインー日本の「憲法改正」を考えるために

  • 統治のデザインー日本の「憲法改正」を考えるために

本体価格:2,800円 (税抜)

販売価格:3,080円 (税込)

政治学と憲法学の協働で〈この国のかたち〉を構想する


 各国の「憲法改正」の実態と規範的意義を明らかにし、日本の「憲法改正」論議に新たな視点を提供した『「憲法改正」の比較政治学』(弘文堂・2016年)から4年。その姉妹篇となる本書は、これからの日本の憲法論議の本丸となるべき「統治機構」にフォーカス。日米同盟と自衛隊といった安全保障の問題をはじめ、一票の格差、二院制の存在意義、首相への権力集中、最高裁の過重負担、財政再建、そして地方自治体への権限移譲と、「統治」をめぐる問題は多岐にわたり、なおかついずれも容易に解の出ない難問ばかり。そこで本書では、日本国憲法の構成に則り、「安全保障」「代表」「国会」「内閣」「司法」「財政」「地方自治」の7分野にわたって、それぞれ政治学による緻密な実態分析および改革論の紹介と、憲法学による規範的評価および応答とを対置させました。様々な危機や挑戦に晒される日本の統治機構をいかに設計(デザイン)してアップデートしていくべきか——各分野の第一線で活躍する著者陣が、読者とともに考えます。
はじめに(待鳥聡史)
第1章 安全保障
 Ⅰ 「事態」主義の効用と限界(楠 綾子)
 Ⅱ 安全保障のデザイン——憲法の視点(富井幸雄)
第2章 代表
 Ⅰ 選挙制度と統治のデザイン——政治学の視点から(大村華子)
 Ⅱ 選挙制度と統治のデザイン——憲法学の視点から(吉川智志)
第3章 議会
 Ⅰ 国会に関する改憲論と実態論(松浦淳介)
 Ⅱ 両院制にとどまらない国会の憲法問題(村西良太)
第4章 内閣
 Ⅰ 日本の議院内閣制の変容の方向性——権力分立論再考(竹中治堅)
 Ⅱ 議院内閣制の改革と憲法論(横大道聡)
第5章 司法
 Ⅰ 司法を政治学する(浅羽祐樹)
 Ⅱ 最高裁判所の二重機能の問題性(櫻井智章)
第6章 財政
 Ⅰ 財政政策と制度改革(上川龍之進)
 Ⅱ 統治システムとしての財政とその憲法的デザイン(片桐直人)
第7章 地方自治
 Ⅰ 入れ子の基幹的政治制度——中央地方関係と地方政治(砂原庸介)
 Ⅱ 憲法学からみた地方自治保障の可能性(芦田 淳)
おわりに(駒村圭吾)
著者駒村圭吾/待鳥聡史・編著
発行元弘文堂
発刊日2020/06/30
ISBN978-4-335-35831-9
CD-ROM無し
サイズ四六判 (421ページ)

数量: