労働力不足が深刻化するなか,外国人労働者の受け入れを拡大するための入管法改正が,2019年4月に施行されました。わが国の経済社会の将来に大きな影響を与える制度改正であり,注目を集めています。
本書では,前半で,外国人の雇用を検討する上での留意事項から説き起こし,採用・労務管理・退職・社会保険手続について,実務上のポイントとなる点を解説しています。
後半では,入管法の全体像と30年改正を,改正後の省令にも言及しつつ解説します。さらに,新在留資格として注目される「特定技能」について,在留資格の取得手続・審査基準についても,刷新された様式を紹介しつつ,最新の情報を提供しています。 第1章 外国人をめぐる労務問題の特徴と対応
第2章 外国人労働者の採用
第3章 外国人労働者の労務管理
第4章 外国人労働者の退職をめぐる対応
第5章 外国人労働者の社会保険手続
第6章 入管法の基礎知識
第7章 平成30年改正入管法の解説
第8章 就労ビザ取得に必要な手続
第9章 就労ビザ等の取得要件,必要書類