会計と犯罪 郵便不正から日産ゴーン事件まで

会計と犯罪 郵便不正から日産ゴーン事件まで

販売価格: 1,980円 税込

著者
細野祐二・著
発行元
岩波書店
発刊日
2019-06-03
ISBN
978-4-00-061341-5
CD-ROM
無し
サイズ
四六判上製 (278ページ)
厚労省村木元局長が無罪となった郵便不正事件の研究から未踏の「犯罪会計学」を切り開いた「伝説の会計士」の眼は,日産ゴーン事件をも鋭く抉っていく.核心は経済事件における特捜検察の捜査思想と冤罪構造にあった. はしがき

Ⅰ 「あの日」からの私

第1章 執行猶予の日々
1 特官の税務調査
2 銀座の高額納税者
3 犯罪会計学研究
4 ロンドン入管勾留

第2章 ジオス倒産
1 ジオスの英会話教室
2 民事再生CFO
3 九段日本語学院
4 九段日本文化研究所
5 代表取締役の解任

第3章 自動車販売
1 所有と経営の分離
2 製造原価の削減
3 明るく元気に
4 クレーム対応
5 小さな合意
6 妖しいクラブ
7 振り向けば郵便不正


Ⅱ 郵便不正事件という転換点

第4章 郵便不正事件
1 心身障害者用低料第三種郵便
2 誰も経済的損害を受けていない
3 罰金刑での逮捕
4 郵便事業会社職員の犯意
5 事件を大きくしたい

第5章 虚偽公文書事件
1 国会議員の口利き
2 アリバイが出た
3 順次共謀の連鎖の輪
4 塩田部長の弱み
5 河野代表発起人の登場
6 倉沢会長の嘘

第6章 無罪判決
1 公的証明書の作成日付
2 関係者の逆転証言
3 村木課長の無罪判決
4 特信状況
5 関係者の自白調書
6 村木課長の運
7 上村係長の動機
8 事件の結末

第7章 大阪地検特捜部
1 マスコミに殺された
2 大坪特捜部長の弁明
3 虚偽過誤説明の出来栄え
4 前田主任検事の告白
5 佐賀副部長の錯乱
6 白井検事のアリバイ

第8章 証拠改竄事件
1 真実は一つだ
2 ミステイクということで行く
3 普通の人と思ってはいけない
4 大坪特捜部長の有罪
5 変わりゆく世論
6 小林検事正の二律背反
7 逮捕と行政処分の境目
8 小林検事正の悪夢

第9章 特捜検察の終焉
1 塚部検事の涙の告発
2 特捜検察の捜査思想
3 どんな人でも有罪にできる
4 特別公務員職権濫用罪
5 ハインリッヒの法則
6 捜査権と起訴権の併有


Ⅲ 犯罪会計学で何が分かるか

第10章 犯罪会計学の成立
1 有罪・無罪の分水嶺
2 日債銀最高裁判決
3 甲号証の同意
4 故意の反証
5 経済事件に再審なし
6 辛い時はここで泣け
7 フロードシューター

第11章 日産自動車カルロス・ゴーン事件
1 有価証券報告書虚偽記載罪
2 SAR報酬
3 会社私物化情報
4 同一容疑での再逮捕
5 特別背任
6 通貨スワップ契約
7 ハリド・ジュファリ氏
8 無罪判決の可能性

第12章 日産ゴーン事件オマーン・ルート
1 オマーン・ルート
2 アラブの正義
3 スヘイル・バウワン氏の証言
4 キャロル夫人の日本脱出劇
5 事件は公開の裁判へ


あとがき
 ページの
先頭に戻る