労働法入門 新版 (岩波新書 新赤版 1781)

販売価格: 1,034円 税込
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「戦後の労働三法制定以来の大改革」とされる働き方改革関連法が施行され始めた.
それを機に,労働法の基礎知識を提供し,好評を博した初版を八年ぶりに改訂.
「働き方改革」の内容はもちろん,その他の法改正や判例の展開を盛り込み,大きく発展を続ける労働法の骨格とその背景を描き出す.
目次
はしがき――新版執筆にあたって
はじめに――働くことと法
第1章 労働法はどのようにして生まれたか――労働法の歴史
1 労働法の背景――二つの革命と労働者の貧困
2 労働法の誕生――「個人の自由」を修正する「集団」の発明
3 労働法の発展――「黄金の循環」
4 労働法の危機――社会の複雑化とグローバル化
5 「働き方改革」
第2章 労働法はどのような枠組みからなっているか――労働法の法源
1 「法」とは何か
2 人は何を根拠に他人から強制されるのか
3 労働法に固有の法源とは
4 日本の労働法の体系と特徴
第3章 採用,人事,解雇は会社の自由なのか――雇用関係の展開と法
1 雇用関係の終了――解雇など
2 雇用関係の成立――採用
3 雇用関係の展開――人事
第4章 労働者の人権はどのようにして守られるのか――労働者の人権と法
1 雇用差別の禁止
2 労働憲章
3 人格的利益・プライバシーの保護
4 内部告発の保護
5 労働者の人権保障の意味
第5章 賃金,労働時間,健康はどのようにして守られているのか――労働条件の内容と法
1 労働時間
2 休暇・休業
3 労働者の安全・健康の確保
4 労働者の健康を確保するための課題
第6章 労働組合はなぜ必要なのか――労使関係をめぐる法
1 労働組合はなぜ法的に保護されているのか
2 労働組合の組織と基盤
3 団体交渉と労働協約
4 団体行動権の保障
5 不当労働行為の禁止
6 企業別労働組合をどう考えるか
第7章 労働力の取引はなぜ自由に委ねられないのか――労働市場をめぐる法
1 なぜ労働市場には規制が必要か
2 雇用仲介事業の法規制
3 雇用政策法
4 日本の労働市場法をめぐる課題
第8章 「労働者」「使用者」とは誰か――労働関係の多様化・複雑化と法
1 労働関係が多様化・複雑化するなかで
2 「労働者」――労働法の適用範囲
3 「使用者」――労働法上の責任追及の相手
4 「労働者」という概念を再検討するために
第9章 労働法はどのようにして守られるのか――労働紛争解決のための法
1 裁判所に行く前の拠り所
2 最後の拠り所としての裁判所
3 紛争解決の第一歩
第10章 労働法はどこへいくのか――労働法の背景にある変化とこれからの改革に向けて
1 日本の労働法の方向性
2 「個人」か「国家」か――その中間にある「集団」の視点
3 これからの労働法の姿――「国家」と「個人」と「集団」の適切な組合せ
4 労働法の未来の鍵
あとがき
事項索引
それを機に,労働法の基礎知識を提供し,好評を博した初版を八年ぶりに改訂.
「働き方改革」の内容はもちろん,その他の法改正や判例の展開を盛り込み,大きく発展を続ける労働法の骨格とその背景を描き出す.
目次
はしがき――新版執筆にあたって
はじめに――働くことと法
第1章 労働法はどのようにして生まれたか――労働法の歴史
1 労働法の背景――二つの革命と労働者の貧困
2 労働法の誕生――「個人の自由」を修正する「集団」の発明
3 労働法の発展――「黄金の循環」
4 労働法の危機――社会の複雑化とグローバル化
5 「働き方改革」
第2章 労働法はどのような枠組みからなっているか――労働法の法源
1 「法」とは何か
2 人は何を根拠に他人から強制されるのか
3 労働法に固有の法源とは
4 日本の労働法の体系と特徴
第3章 採用,人事,解雇は会社の自由なのか――雇用関係の展開と法
1 雇用関係の終了――解雇など
2 雇用関係の成立――採用
3 雇用関係の展開――人事
第4章 労働者の人権はどのようにして守られるのか――労働者の人権と法
1 雇用差別の禁止
2 労働憲章
3 人格的利益・プライバシーの保護
4 内部告発の保護
5 労働者の人権保障の意味
第5章 賃金,労働時間,健康はどのようにして守られているのか――労働条件の内容と法
1 労働時間
2 休暇・休業
3 労働者の安全・健康の確保
4 労働者の健康を確保するための課題
第6章 労働組合はなぜ必要なのか――労使関係をめぐる法
1 労働組合はなぜ法的に保護されているのか
2 労働組合の組織と基盤
3 団体交渉と労働協約
4 団体行動権の保障
5 不当労働行為の禁止
6 企業別労働組合をどう考えるか
第7章 労働力の取引はなぜ自由に委ねられないのか――労働市場をめぐる法
1 なぜ労働市場には規制が必要か
2 雇用仲介事業の法規制
3 雇用政策法
4 日本の労働市場法をめぐる課題
第8章 「労働者」「使用者」とは誰か――労働関係の多様化・複雑化と法
1 労働関係が多様化・複雑化するなかで
2 「労働者」――労働法の適用範囲
3 「使用者」――労働法上の責任追及の相手
4 「労働者」という概念を再検討するために
第9章 労働法はどのようにして守られるのか――労働紛争解決のための法
1 裁判所に行く前の拠り所
2 最後の拠り所としての裁判所
3 紛争解決の第一歩
第10章 労働法はどこへいくのか――労働法の背景にある変化とこれからの改革に向けて
1 日本の労働法の方向性
2 「個人」か「国家」か――その中間にある「集団」の視点
3 これからの労働法の姿――「国家」と「個人」と「集団」の適切な組合せ
4 労働法の未来の鍵
あとがき
事項索引