AI時代の法学入門-学際的アプローチ

販売価格: 2,860円 税込
21世紀に必要とされる「新しい法学入門」!
条文と判例の丸暗記のための「したごしらえ」のような法学入門ではなく、21世紀の法学入門の創造のために、法学、法社会学、AI研究、脳科学の研究者が、議論を重ねて執筆した「新しい法学入門」です。
法が対象とする社会領域の実態とダイナミクスを理解すると、法と社会の相互作用が見えてきます。その相互作用を洞察する上で、最も変化が激しく、最も法的問題が多発し、最も法学が取り組まなければならない分野を各章で取り上げました。AI時代に必要な、文理融合・学際的視点からみた法学の世界が広がります。
目次
序 章 はじめに――学際分野としての法学
第1章 法の解釈適用とは?
1-0 課題設定
1-1 ルールの解釈適用――日常の具体例から
1-2 法の解釈適用とは?――日常のルール解釈との対比
1-3 事実認定とは?――日常のルール解釈との対比
1-4 法的推論とは?
1-5 創造的法解釈とは?――エヴィデンス・ベース・ロー
第2章 伝統的法学と21世紀法の政策科学
2-0 課題設定
2-1 伝統的法学の特色
2-2 伝統的な法学における裁判のモデル
2-3 エヴィデンス・ベース・ロー:立法事実アプローチ
第3章 法と意思決定
3-0 本章の構成と課題設定
3-1 トゥールミンの論証モデル
3-2 2つの論証タイプ:演繹的論証と帰納的論証
3-3 論拠を介して根拠が解釈される
3-4 暗黙に用意されている論拠
3-5 トゥールミン・モデルのまとめ
3-6 法的三段論法:法的意思決定をするための論証法
3-7 事実認定:法の世界 vs 科学の世界
3-8 事実認定における理論的バイアス
3-9 法的証拠 vs 科学的証拠
3-10 違法収集証拠の排除と実験補助仮定
3-11 意思決定を左右する論理的誤り
3-12 意思決定を左右する認知的誤り
第4章 社会秩序と法
4-0 課題設定
4-1 社会秩序
4-2 法の正当性
4-3 社会秩序の法的制禦
第5章 AI時代の法秩序
5-0 課題設定
5-1 ネット社会とは?
5-2 インターネットの特質と問題点
5-3 新しい事象と法制度の対応
5-4 21 世紀の法律への影響
5-5 AIが法制度に与える影響
第6章 法律エキスパートシステムと法的推論モデル
6-0 課題設定
6-1 法律エキスパートシステムとは
6-2 法律家の思考(法的推論)のモデル
6-3 論理型言語PROLOG
6-4 法律エキスパートシステムの紹介
6-5 要件事実論と人工知能
第7章 ニューロ・ローへ向けて
7-0 本章の構成と課題設定
7-1 脳神経科学と倫理
7-2 脳神経科学と自由意志、道徳的判断、自己責任
7-3 責任能力を脳神経科学で決定する
7-4 ニューロ・イメージング(Neuroimaging)
7-5 裁判所が採用する科学的証拠の基準
7-6 脳神経科学的知見の証拠能力の現状のまとめ
第8章 情報刑法――序説
8-0 はじめに
8-1 課題設定
8-2 三分法というモデルの紹介(情報/データ/存在形式)
8-3 情報とデータ
8-4 存在形式:有体物か否かという問題の一般化
8-5 三分法の全体にまたがる規制?
8-6 まとめ
第9章 最終章――結びにかえて
9-1 多層で入れ子構造の人間社会の法的制禦
9-2 シームレスにつながった個人:今後の課題
9-3 終わりに
事項索引
条文と判例の丸暗記のための「したごしらえ」のような法学入門ではなく、21世紀の法学入門の創造のために、法学、法社会学、AI研究、脳科学の研究者が、議論を重ねて執筆した「新しい法学入門」です。
法が対象とする社会領域の実態とダイナミクスを理解すると、法と社会の相互作用が見えてきます。その相互作用を洞察する上で、最も変化が激しく、最も法的問題が多発し、最も法学が取り組まなければならない分野を各章で取り上げました。AI時代に必要な、文理融合・学際的視点からみた法学の世界が広がります。
目次
序 章 はじめに――学際分野としての法学
第1章 法の解釈適用とは?
1-0 課題設定
1-1 ルールの解釈適用――日常の具体例から
1-2 法の解釈適用とは?――日常のルール解釈との対比
1-3 事実認定とは?――日常のルール解釈との対比
1-4 法的推論とは?
1-5 創造的法解釈とは?――エヴィデンス・ベース・ロー
第2章 伝統的法学と21世紀法の政策科学
2-0 課題設定
2-1 伝統的法学の特色
2-2 伝統的な法学における裁判のモデル
2-3 エヴィデンス・ベース・ロー:立法事実アプローチ
第3章 法と意思決定
3-0 本章の構成と課題設定
3-1 トゥールミンの論証モデル
3-2 2つの論証タイプ:演繹的論証と帰納的論証
3-3 論拠を介して根拠が解釈される
3-4 暗黙に用意されている論拠
3-5 トゥールミン・モデルのまとめ
3-6 法的三段論法:法的意思決定をするための論証法
3-7 事実認定:法の世界 vs 科学の世界
3-8 事実認定における理論的バイアス
3-9 法的証拠 vs 科学的証拠
3-10 違法収集証拠の排除と実験補助仮定
3-11 意思決定を左右する論理的誤り
3-12 意思決定を左右する認知的誤り
第4章 社会秩序と法
4-0 課題設定
4-1 社会秩序
4-2 法の正当性
4-3 社会秩序の法的制禦
第5章 AI時代の法秩序
5-0 課題設定
5-1 ネット社会とは?
5-2 インターネットの特質と問題点
5-3 新しい事象と法制度の対応
5-4 21 世紀の法律への影響
5-5 AIが法制度に与える影響
第6章 法律エキスパートシステムと法的推論モデル
6-0 課題設定
6-1 法律エキスパートシステムとは
6-2 法律家の思考(法的推論)のモデル
6-3 論理型言語PROLOG
6-4 法律エキスパートシステムの紹介
6-5 要件事実論と人工知能
第7章 ニューロ・ローへ向けて
7-0 本章の構成と課題設定
7-1 脳神経科学と倫理
7-2 脳神経科学と自由意志、道徳的判断、自己責任
7-3 責任能力を脳神経科学で決定する
7-4 ニューロ・イメージング(Neuroimaging)
7-5 裁判所が採用する科学的証拠の基準
7-6 脳神経科学的知見の証拠能力の現状のまとめ
第8章 情報刑法――序説
8-0 はじめに
8-1 課題設定
8-2 三分法というモデルの紹介(情報/データ/存在形式)
8-3 情報とデータ
8-4 存在形式:有体物か否かという問題の一般化
8-5 三分法の全体にまたがる規制?
8-6 まとめ
第9章 最終章――結びにかえて
9-1 多層で入れ子構造の人間社会の法的制禦
9-2 シームレスにつながった個人:今後の課題
9-3 終わりに
事項索引