至誠堂書店

民事訴訟の簡易救済法理

民事訴訟の簡易救済法理

販売価格: 6,600円 税込

数量
著者
川嶋四郎・著
発行元
弘文堂
発刊日
2020-11-17
ISBN
978-4-335-35849-4
CD-ROM
無し
サイズ
A5判上製 (364ページ)
新たな「市民裁判所」の発展をめざして!

簡易裁判所における民事訴訟を中心とした民事手続は、いわば「民事訴訟の原型」的な存在であり、「市民が自分でできる納得裁判」を具現化できる格好の場です。
民事紛争の当事者が、比較的軽微な民事紛争をできるだけ当事者本人の手で解決できるように、様々な手続メニューを用意した簡易裁判所の民事手続の現状と課題に迫り、将来につなげる具体的な提言を行うのが本書のめざすところです。
現代日本で日常的な正義が身近に実践されているCourt of Justiceとしての「簡易裁判所」の制度と手続について、包括的・多角的にアプローチした初めての試みです。

【目次】
第1編「簡易救済」制度の基本構造
第1章「簡易救済」と簡易手続
第2章簡易裁判所制度考

第2編少額紛争の救済構造
第3章小さなトラブルと法的救済―少額事件と紛争処理
第4章アメリカの少額裁判―ノース・カロライナ州の少額裁判に焦点を当てて

第3編簡易裁判所と和解的救済
第5章「訴え提起前の和解」考
第6章「和解に代わる決定」考―法的救済形成における「対話」と「裁断」の狭間で

第4編 調停による救済形成
第7章調停と訴訟―当事者間のコミュニケーションに着目して
第8章調停と救済―新しい「和の精神」による調停を求めて

第5編簡易救済を支える人々
第9章簡易裁判所と司法委員―「市民の司法参加」の促進を目指して
第10章簡易裁判所と司法書士―法曹モデルの参照と裁判関係書類作成業務のあり方
【事項索引】
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