明治の担保

明治の担保

販売価格: 6,600円 税込

著者
関 武志・著
発行元
日本評論社
発刊日
2021-03-09
ISBN
978-4-535-52519-1
CD-ROM
無し
サイズ
A5判上製 (321ページ)
明治維新期から旧民法が公布された明治23年までの約20年間における担保事情を、日本資本主義の発展過程との関係で探る。
【目次】
第一部 動産の担保形態
第一章 養蚕と先取特権
一 はじめに
二 民法311条6号と同法322条の系譜
三 民法311条6号と同法322条を支えた社会的背景
四 おわりに
第二章 生糸取引と動産の書入
一 はじめに
二 解釈問題の明確化
三 生糸の荷為替取引における特色
四 動産担保の取引形態
五 おわりに
第二部 不動産の担保形態
第一章 総論――質と質権の支配構造――
一 はじめに
二 旧慣時代における資金調達の特色
三 旧慣時代の質と現行民法の質権との対比
四 転質に現れた旧慣時代の慣習と現行民法との非連続性
五 おわりに
第二章 目的物の引渡しの意義(その1)――維新期から明治10年代まで――
一 はじめに
二 布告・布達と大審院裁判例
三 明治前期の慣習
四 引渡しの要否と代理占有の可否
五 おわりに
第三章 目的物の引渡しの意義(その2)――明治20年代から現在まで――
一 はじめに
二 旧民法における質物の占有
三 法典調査会案と民法整理会案における質物の占有
四 質物に対する占有の意義
五 おわりに
第四章 物的支配とその性質(その1)――維新期から明治10年代まで――
一 はじめに
二 布告・布達と大審院裁判例の検討
三 明治前期における慣習の状況
四 債権者の物的支配
五 おわりに
第五章 物的支配とその性質(その2)――明治20年代から現在まで――
一 はじめに
二 旧民法(債権担保編)と法典調査会における原案
三 法典調査会と衆議院民法中修正案委員会における審議
四 不動産質の債権者による物的支配と流質処分
五 おわりに
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