エンベデッド・ファイナンスの衝撃: すべての企業は金融サービス企業になる

エンベデッド・ファイナンスの衝撃: すべての企業は金融サービス企業になる

販売価格: 1,980円 税込

著者
城田真琴・著
発行元
東洋経済新報社
発刊日
2021-12-14
ISBN
978-4-492-76258-5
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (231ページ)

2015 年ごろから国内でもブームとなったフィンテックでは、数多くのスタートアップが誕生したほか、メガバンクや地銀、大手の証券・保険会社に加え、通信キャリアなども巻き込み、大きなトレンドとなった。
 本書のテーマである「エンベッデッド・ファイナンス」は、日本語では「組み込み金融」、「埋め込み金融」、あるいは「モジュラー型金融」などと呼ばれ、「金融以外のサービス提供企業(非金融企業)が、既存サービスに金融サービスを組み込んで金融サービスを提供する」ことを意味する。
 代表的なサービスとして、EC サイトが提供する「後払い(決済)」サービスなどが挙げられ、フィンテックの次の一大トレンドとして注目されつつある。エンベッデッド・ファイナンスに対する取り組みはフィンテック同様、欧米企業が進んでいるが、国内企業もメルカリ(メルペイ)の「ふえるお財布」(資産運用サービス)やファミリーマートによる消費者金融事業への参入など、動きが盛んになっており、2021 年以降、金融機関はもちろんのこと、小売・通信・サービス・航空・ITといったさまざまな業界の企業を巻き込み、大きく進展していくと予想される。
 本書では、エンベッデッド・ファイナンスの定義、背景などの基本から、国内外の具体的なサービスの紹介、AFA の取り組み、金融/非金融企業それぞれが考えなければならない対応策など、さまざまな観点から世界的に大きな盛り上がりを見せているエンベッデッド・ファイナンスの世界を詳細にレポートする。

目次

第1章 エンベデッド・ファイナンス(組み込み金融)とは何か?
第2章 欧米のエンベデッド・ファイナンス 
第3章 ビッグテックも参入 
第4章 動き出した国内企業
第5章 エンベデッド・ファイナンスの将来
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