至誠堂書店

民事訴訟における後訴遮断理論の再構成

民事訴訟における後訴遮断理論の再構成

販売価格: 5,500円 税込

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著者
川嶋隆憲・著
発行元
慶應義塾大学出版会
発刊日
2022-02-21
ISBN
978-4-7664-2798-1
CD-ROM
無し
サイズ
A5判上製 (274ページ)

▼再訴事案の法的規律に挑む。

わが国の「既判力理論」、その補完法理としての「信義則理論」が直面する理論的課題に対し、英米法の「後訴遮断理論」に考察のための新たな手掛かりを得て、伝統的な議論を再考。
この二元的な規律の合理性を検証し、わが国における既判力規範と信義則規範の具体的な運用指針を提供することを試みる先駆的研究。

【目次】

序 論 本書の目的と構成

第I部 イギリスの民事訴訟における判決効理論の展開――Hendersonルールの形成と発展を中心に
第1章 はじめに
第2章 イギリスの民事訴訟におけるres judicata
第3章 Henderson ルールの形成と発展
第4章 Henderson ルールの分析と評価
第5章 おわりに

第II部 アメリカの民事訴訟におけるres judicata――請求排除効と争点排除効に関する基礎的考察
第1章 はじめに
第2章 res judicataと関連法理
第3章 請求排除効
第4章 争点排除効
第5章 イギリス法との比較
第6章 おわりに

第III部 後訴遮断理論に関する基本的視座――英米法理論からの比較法的アプローチ
第1章 はじめに
第2章 英米法理論との比較考察
第3章 基本的視点
第4章 再訴事案の法的規律
第5章 おわりに

第IV部 既判力の補完法理の再検討――遮断作用の拡大局面を中心に
第1章 はじめに
第2章 既判力の補完法理の諸相
第3章 既判力の補完法理の再検討
第4章 おわりに

結 語 本書の到達点と今後の課題

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