AI・データ倫理の教科書

AI・データ倫理の教科書

販売価格: 2,860円 税込

著者
福岡真之介・著
発行元
弘文堂
発刊日
2022-06-13
ISBN
978-4-335-35905-7
CD-ROM
無し
サイズ
四六判 (361ページ)

社会で受け入れられるAIの作り方を徹底分析!

リクナビ事件、Yahoo!スコア事件、破産者マップ事件、AIチャットボットや顔認識技術――。
深層学習などのAI技術の発展により、AIが社会の様々な場面で用いられるようになりました。同時に、AIの普及に伴って社会問題が生じ、AIを使った製品・サービスに対して、法律には違反しないものの、倫理的に問題があるとして、社会から厳しい批判がされるケースも増えています。
これらの問題に対応するため、日本や諸外国の政府や民間団体は活発な議論を行い、AI倫理原則を定めています。
本書ではこれらのAI倫理原則を体系化して、AIとデータに関する倫理(AI倫理)の基本的な考え方と実際の事例を整理します。実際の失敗事例を数多く検討することで、同じような失敗を避けることにもつながります。
ソニー、日本マイクロソフト、メルカリ、富士通の担当者の方による取組みの紹介など、AIを使った製品・サービスを社会に提供する企業の方も必読です。

【目次】
第1章 倫理の判断枠組み
I はじめに/II 倫理とは何か/III 倫理についての判断枠組み

第2章 各国のAI倫理原則
I はじめに/II AI倫理原則の世界的動向/III AI倫理原則に見られる共通点

第3章 AI・データ倫理が問題となった事例
I はじめに/II 人間の尊重/III 公平性/IV プライバシーの尊重/V アカウンタビリティ/VI 透明性/VII 人間の判断の関与/VIII 安全性・セキュリティ/IX 多様性・包摂性の確保/X サスティナビリティ(持続可能性)/XI まとめ

第4章 AI倫理に対する企業の取組み
I AI倫理に関するソニーの取組み(ソニーグループ株式会社 法務部 法務グループ 有坂陽子)
II マイクロソフトの責任あるAIの取組み(日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 政策渉外・法務本部 副本部長 弁護士 舟山聡)
III メルカリの取組み(株式会社メルカリ 会長室 政策企画 松橋智美)
IV 富士通におけるAIガバナンス(富士通株式会社 AI倫理ガバナンス室長 荒堀淳一)
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