至誠堂書店

ロースクール演習刑法〔第3版〕

ロースクール演習刑法〔第3版〕

本体価格: 4,500円 (4,950円税込)

出版社・至誠堂品切れ中

著者
大塚裕史・著
発行元
法学書院
発刊日
2022-06-22
ISBN
978-4-587-04007-9
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (536ページ)

全36問を、必要不可欠の頻出論点を学ぶ「第?部 最重要21問」と頻出・注目論点を含む事例問題を通して事実認定能力、法律構成能力を鍛える「第?部 実戦演習15問」に配列した、「一人で学べる演習書」。第3版にあたり、法改正等も含め、内容を全面的に見直した。

本書の特長は、実務刑法学の視点、すなわち、判例の立場から事案を分析し結論に至る思考過程を明らかにし、解説を要約すればそのまま答案が完成できるようになっている。加えて、答案作成上のポイントを掲げ、独学では気づかないような様々な注意点を指摘している。

も く じ

第3版はしがき
第2版はしがき
はしがき
凡例


第Ⅰ部 最重要21問

〔問題1〕
出題の意図・論点
1 一連の行為と殺人の実行行為
2 不保護行為について
3 連れ出し行為について
4 罪数処理
答案作成上のポイント

〔問題2〕
出題の意図・論点
1 因果関係の有無
2 正当防衛の成否
答案作成上のポイント

〔問題3〕
出題の意図・論点
1 量的過剰防衛
2 判例における全体的考察の動向
3 行為の個数の判断基準
4 甲の罪責について
答案作成上のポイント

〔問題4〕
出題の意図・論点
1 実行の着手時期
2 故意(早すぎた構成要件の実現)
3 限定責任能力の認定
4 中止犯の成否
5 過失運転致死罪の成否(結果回避可能性の有無)
答案作成上のポイント

〔問題5〕
出題の意図・論点
1 Vを穴に生き埋めにした行為
2 Vを包丁で突き刺した行為
3 ショルダーバッグから8万円を抜き取った行為
4 ショルダーバッグからクレジットカードを抜き取った行為
5 ショルダーバッグを埋めた行為
6 V名義のクレジットカードでテジタルカメラを購入した行為
7 罪数処理
答案作成上のポイント

〔問題6〕
出題の意図・論点
1 過失犯の論じ方
2 丁の罪責
3 丙の罪責
4 乙の罪責
5 甲の罪責
答案作成上のポイント

〔問題7〕
出題の意図・論点
1 A殺害に関する甲の罪責
2 D死亡に関する甲の罪責
3 C死亡に関する甲の罪責
4 C死亡に関する乙の罪責
答案作成上のポイント

〔問題8〕
出題の意図・論点
1 Vに対する罪責
2 Wに対する罪責
答案作成上のポイント

〔問題9〕
出題の意図・論点
1 Vに対する傷害について
2 Wに対する強盗について
3 甲の立去りについて
答案作成上のポイント

〔問題10〕
出題の意図・論点
1 傷害致死罪の共同正犯
2 複数人の関与と正当防衛・過剰防衛
3 丙の罪責について
4 乙の罪責について
5 甲の罪責について
答案作成上のポイント

〔問題11〕
出題の意図・論点
1 Aに対する甲の罪責
2 Aに対する乙の罪責
3 Bに対する乙の罪責
4 Cに対する甲の罪責
5 甲及び乙の罪責
答案作成上のポイント

〔問題12〕
出題の意図・論点
1 建造物侵入罪の成否
2 ポーチに対する占有離脱物横領罪の成否
3 ポーチの返還拒絶と2項強盗罪
4 強盗・強制性交等殺人罪の成否
5 不法領得の意思と強盗殺人罪の成否
6 罪数処理
答案作成上のポイント

〔問題13〕
出題の意図・論点
1 ひったくり行為と強盗罪の成否
2 強制性交等罪の成否
3 暴行・脅迫後の財物奪取意思の発生と強盗罪の成否
4 不法領得の意思の有無
5 強制性交等致傷罪の成否
6 事後強盗罪の成否
7 強盗・強制性交等罪の成否
8 罪数処理
答案作成上のポイント

〔問題14〕
出題の意図・論点
1 Aの財布入りのバッグを移動する行為と窃盗罪の成否
2 Aを脅して暗証番号を聞き出す行為と2項強盗罪の成否
3 Cの殺害と事後強盗罪に基づく強盗殺人罪の成否
4 現金引出し行為と窃盗罪の成否
5 未精算商品の隠匿行為と窃盗罪の成否
6 罪数処理
答案作成上のポイント

〔問題15〕
出題の意図・論点
1 他人名義のクレジットカードの利用と名義人の承諾
2 クレジットカード詐欺における被害者と盗品等有償譲受罪の成否
3 詐欺罪により取得した財物の喝取と恐喝罪の成否
4 キャッシュカードの使用と窃盗罪の成否
答案作成上のポイント

〔問題16〕
出題の意図・論点
1 甲の罪責
2 乙の罪責
3 丙の罪責
4 丁の罪責
答案作成上のポイント

〔問題17〕
出題の意図・論点
1 支店長丙の罪責について
2 融資係長乙の罪責について
3 P社取締役甲の罪責について
答案作成上のポイント

〔問題18〕
出題の意図・論点
1 機密資料を持ち出した行為
2 乙が甲から残金200万円を受け取った行為
3 CD-ROMの保管行為
4 CD-ROMの売却行為
5 罪数処理
答案作成上のポイント

〔問題19〕
出題の意図・論点
1 一般旅券申請書の作成・提出に関するAの罪責
2 一般旅券申請書の作成・提出に関する甲・乙の罪責について
3 搭乗券の取得に関する甲・乙の罪責について
答案作成上のポイント

〔問題20〕
出題の意図・論点
1 乙及び丙の罪責
2 ロム交換に関する甲の罪責
3 Cに対する暴行に関する甲の罪責
4 自宅に対する放火に関する甲の罪責
答案作成上のポイント

〔問題21〕
出題の意図・論点
1 Bを脅して現金1万円を受け取った甲の行為
2 乙を脅して5万円の小切手を受け取った甲の行為
3 甲に脅されて5万円の小切手を渡した乙の行為
4 未公開株式1万株を譲り受けた甲の行為
5 Cから依頼されて10万円を受領した甲の行為
6 丙が丁から100万円を受領したことに関する乙・丙・丁の罪責
7 乙が丁を騙して100万円を届けさせた行為
8 乙が丁を脅して100万円の返還請求を断念させた行為
答案作成上のポイント

?
第Ⅱ部 実戦演習15問

〔問題22〕
出題の意図・論点
1 間接正犯の正犯性
2 ハンドバッグの取得と占有離脱物横領罪の成否
3 ショルダーバッグの取得と強盗罪の共同正犯の成否
答案作成上のポイント

〔問題23〕
出題の意図・論点
1 覚醒剤使用罪の成否
2 強盗殺人未遂罪の共同正犯
答案作成上のポイント

〔問題24〕
出題の意図・論点
1 看護師丙の罪責
2 ボイラーマン乙1と乙2の罪責
3 病院長甲の罪責
答案作成上のポイント

〔問題25〕
出題の意図・論点
1 甲乙の共同暴行(第1暴行)
2 丙の暴行(中間暴行と第2暴行)
3 刑法207条の適用の可否
4 甲の試乗と詐欺罪の成否
5 丙の持ち逃げと窃盗罪の成否
6 丙の返品と詐欺罪の成否
7 罪数処理
答案作成上のポイント

〔問題26〕
出題の意図・論点
1 真実性の誤信
2 インターネット上の名誉毀損と真実性の誤信
3 本問の検討
答案作成上のポイント

〔問題27〕
出題の意図・論点
1 100万円を振替入金させた行為
2 運転免許証を改ざんした行為
3 借入申込書を作成した行為
4 D消費者金融会社E支店に立ち入った行為
5 運転免許証と借入申込書をディスプレイ上で呈示した行為
6 キャッシングカードの交付と現金引出行為
7 買戻しの目的物の引揚げ行為
8 罪数処理
答案作成上のポイント

〔問題28〕
出題の意図・論点
1 甲の罪責
2 丁の罪責
3 丙の罪責
4 乙の罪責
答案作成上のポイント

〔問題29〕
出題の意図・論点
1 騒音と傷害罪の成否
2 未成年者略取・誘拐罪の成否
3 過失運転致傷罪の成否
4 罪数処理
答案作成上のポイント

〔問題30〕
出題の意図・論点
1 甲の罪責
2 乙の罪責
答案作成上のポイント

〔問題31〕
出題の意図・論点
1 甲の罪責について
2 乙の罪責について
3 丙の罪責について
答案作成上のポイント

〔問題32〕
出題の意図・論点
1 犯罪行為に利用された預金口座からの払戻しと詐欺罪・窃盗罪
2 取締役会の承認を経ない金銭の借り受けと背任罪の成否
3 土地売却に関する甲の罪責
4 土地売却に関する乙の罪責
5 罪数処理
答案作成上のポイント

〔問題33〕
出題の意図・論点
1 甲のポシェットの持ち去り行為
2 甲の電子マネーの購入行為
3 乙の預金通帳・キャッシュカードの取得
4 乙による振込め詐欺行為
5 乙の振込め詐欺に関する甲の罪責
6 丙の現金引出し行為
7 丙の現金引出し行為に関する乙の罪責
8 罪数処理
答案作成上のポイント

〔問題34〕
出題の意図・論点
1 Vに対する甲の罪責
2 Vに対する乙の罪責
3 Wに対する甲の罪責
4 Wに対する丙の罪責
5 罪数処理
答案作成上のポイント

〔問題35〕
出題の意図・論点
1 乙の罪責
2 甲の罪責
答案作成上のポイント

〔問題36〕
出題の意図・論点
1 甲の罪責
2 乙の罪責
3 丙の罪責
答案作成上のポイント

事項索引
判例索引
論点索引
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