地理的表示保護制度の生成と展開 (知財研究叢書)

地理的表示保護制度の生成と展開 (知財研究叢書)

販売価格: 6,600円 税込

著者
今村哲也・著
発行元
弘文堂
発刊日
2022-08-30
ISBN
978-4-335-31582-4
CD-ROM
無し
サイズ
A5判上製 (359ページ)

混迷の地理的表示保護制度を体系的に整理した労作!

八丁味噌や夕張メロンの例に見られるように、国内の名産品を、地理的表示の登録によりブランド化して世界の市場で売り出そうとする取組みは、近年、経済活性化の面からも重視されています。
一方、地理的表示をめぐる法制度は、様々な国際条約や国内法が錯綜し、全体像を掴むことが至難の状況です。
本書では、国内外の議論状況、制度の相互関係を丁寧に読み解き、今後の制度設計を考えるための見取り図を描きます。

【目次】
第I部 地理的表示の理論と法的形式
第1章 国内外の議論の素描
第2章 正当化根拠論
第3章 地理的表示等を保護する法的形式
第4章 団体・証明商標による保護
第5章 スイ・ジェネリス型の保護

第II部 産地名の表示に関する国内制度
第6章 不正競争防止法
第7章 商標法
第8章 地理的表示法
第9章 その他の行政規制と公正競争規約
第10章 商標法と地理的表示法の交錯

第III部 国際的保護をめぐる課題
第11章 TRIPS協定以前の国際条約
第12章 TRIPS協定の地理的表示保護の沿革
第13章 TRIPS協定における地理的表示の保護
第14章 TRIPS協定以降の交渉
第15章 FTA・EPAと地理的表示
第16章 TRIPS協定以降のWIPOの動向
第17章 国際的なルール形成の行方

第IV部 地理的表示保護の将来像

事項索引/判例索引
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