国際法哲学の復権 (法哲学叢書[第2期]3)

国際法哲学の復権 (法哲学叢書[第2期]3)

販売価格: 4,840円 税込

著者
郭 舜・著
発行元
弘文堂
発刊日
2022-10-03
ISBN
978-4-335-30098-1
CD-ROM
無し
サイズ
A5判上製 (304ページ)
国際法は、法と見なされるべきなのか!? 今日、我々が生きる「グローバルな法秩序」の要としての国際法。「国際法は何か」という古く論争的な問いは、法固有の正統性原理と接続され、法実践のうちへと投げ返される。グローバルな法の支配の構想を切り拓く哲学的探究の軌跡。
目次

第1章 グローバルな法秩序の中の国際法と国内法
 Ⅰ はじめに―現れつつあるグローバルな法秩序
 Ⅱ グローバルな法定立と国際法
 Ⅲ 〈法秩序のグローバルな再編成〉のもたらす危険
 Ⅳ グローバルな法の支配の対話的基礎
第2章 「国際法は法か」という問いについての問い
 Ⅰ はじめに―分析視角の設定
 Ⅱ 理念化アプローチ
 Ⅲ 現象記述アプローチ
 Ⅳ 国内法は法の典型例か
 Ⅴ 現象記述の限界
 Ⅵ 結論
第3章 国際法実践におけるグローバルな正義の追求
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 国際法定立と正義
 Ⅲ 法解釈論とグローバルな正義
 Ⅳ 規範的主張としての法実証主義
第4章 国際法の正統性
 Ⅰ 国際法の法性(legality)問題の性質
 Ⅱ 法が法であるための最低限の道徳性
 Ⅲ 国際法の正統性を論ずべき理由
 Ⅳ 国際法の正統性のいくつかの根拠
 Ⅴ 法の支配
 Ⅵ 個人基底的な〈自律の相互尊重〉原理に基づくグローバルな法の支配
 Ⅶ 国際法の正統性の諸帰結
あとがき
【日本語文献/外国語文献/公文書等/国際・外国判例/事項・人名索引】
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