現代の教育問題を通じて憲法と教育の関係性に関する考察を深める書。
【目次】
第1章 憲法の普遍的価値と憲法を支えるもの
　第1節 憲法パトリオティズムの可能性の探求
　第2節 国民共通の意識としての愛国心と公共心
　第3節 国家統合の基盤としての宗教
　第4節 教育の未来と憲法

第2章 ドイツ基本法と教育
　第1節 ドイツの憲法と教育
　第2節 ドイツにおける多文化社会と憲法
　第3節 ドイツ語正書法改革
　第4節 ブランデンブルク州の宗教代替教育（L-E-R）に関する和解

第3章 日本国憲法と教育
　第1節 教育基本法改正と現代的諸問題
　第2節 18歳選挙権をめぐる憲法上の諸問題
　第3節 憲法と教育内容の関係性――憲法教育をめぐる問題
　第4節 憲法から教育内容へ――法教育という問題
　第5節 コロナ禍における憲法と学校