至誠堂書店

課税理論の研究 租税法論集 3

課税理論の研究 租税法論集 3

販売価格: 20,900円 税込

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著者
中里 実・著
発行元
有斐閣
発刊日
2023-12-26
ISBN
978-4-641-22855-9
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (834ページ)
租税法学界を牽引する著者の研究論文を集成・体系的に整理して纏める租税法論集全4巻。第1巻『法人税の研究』,第2巻『所得税の研究』につづく第3巻となる本書は,第3編「基礎理論」および第4編「政策税制」の2編構成で,全49篇の論攷を収録する。

目次
第3編 基礎理論
 第1部 基本原則
  Tax transitionと水平的公平/国家・市場・課税/パピーア『財政法上の法律留保とボン基本法の民主主義原則』/フランスにおける租税法律主義の原則:序説/財政と金融の法的構造
 第2部 ソフトロー
  法制度の効率性とソフトロー/自律的ルールの重要性/戦後日本における租税法の成立と発展/他法分野からの概念の借用と,規範意識/興銀事件/制度の効率性と租税
 第3部 取引の意義
  租税法における新しい事例研究の試み/情報,法,国家/科学技術と租税法
 第4部 租税回避否認
  フランにおける租税法の自律性の原則/租税法における事実認定と租税回避否認/タックス・シェルターからタックス・コンプライアンスへ:会社法と租税法の融合の必要性/アグレッシブな租税回避と会社法/一般的租税回避否認規定とナチスドイツ
 第5部 租税手続
  アメリカにおける租税調査権の概要/通達に反する課税処分の効力/納税者憲章と納税者権利章典/アメリカにおける酒類販売業免許制度/憲法84条と溯及
第4編 政策税制
 第1部 租税法と経済学
  租法における経済学的思考/国家活動と市場秩序/財政制度・租税制度の改革と法律家の役割/租税法におけるストックとフローの関係/「法と経済学」と日本法/課税とリスク
 第2部 規 制
  電子商取引と国際課税/国家による介入とその手法/公的システムの変革
 第3部 経済政策の手法
  政策法に関する一つの試論/経済的手法の意義と限界/環境税と「租税」概念/租税法と政策税制/環境政策の手法としての環境税/国家目的実現のための手法/経済的手法の法的統制に関するメモ/誘導的手法による公共政策
 第4部 その他
  税制改革の背景/震災復興と財政/資金調達に伴う課税/欧米4か国における政策税制の研究/暫定税率と財政規律/PPPは,課税の原則となりうるか/地域的に限定された法人税減税措置の法的問題点/法律学的に見た酒税のあり方
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