BOW BOOKS グローバル企業のための新日本型人材マネジメントのすすめ

BOW BOOKS グローバル企業のための新日本型人材マネジメントのすすめ

販売価格: 2,750円 税込

著者
南 知宏・著
発行元
中央経済社
発刊日
2024-09-03
ISBN
978-4-502-51611-5
CD-ROM
無し
サイズ
四六判 (320ページ)




「これこそ具体的なグローバル人事マネジメントの指南書」

早稲田大学大学院経営管理研究科教授 池上重輔 氏



「人材を活かしきるグローバル人事実践の神髄が分かる一冊」

株式会社ミスミグループ本社 PF執行役員兼グローバル組織開発統括(元トヨタ自動車 アジア地域人事統括VP) 加藤 司 氏 



「欧米式人事の模倣でなく、日本的な人事管理を軸としたグローバル人事の教科書」

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 執行役員 ヒューマンキャピタルオファリングリーダー 全 大忠 氏



「人事だけでなく、海外現地法人の経営に携わる人が参考にできる、現地人財育成の実践書」

山九株式会社 常務執行役員 海外事業本部長 河野昌浩 氏



日本企業が海外に本格的に進出し始めてから50年以上経つ。しかし、海外の現地人材マネジメントが上手く運営できており、現地人材が育ち、彼らに経営を任せられるようになっている事例は非常に少ない。それが主な要因の一つとして、現地において日本企業向けの市場から現地市場への商圏拡大が進まず、グローバルでの規模拡大が停滞している。



コンサルティングファーム、デロイトトーマツで8年以上タイに駐在し、世界各国の日本企業を現地でご支援してきた著者が、直面した事例や経験、米国の人事管理学の理論を基に、生々しく状況とその背景となる理論を記載して、読者が想像しやすく、かつ執るべき打ち手をイメージしやすく記載する。



と同時に、その抜本的対策、さらには、日本経済と日本企業の復活のために、「新日本型人材マネジメント」をすすめる。それは、かつてアメリカをも恐れさせた日本の繁栄をもたらした日本型人材マネジメントを分析し、残すべきもの、捨てるべきものを明確にし、世界の人材マネジメントのモデルとしようという野心的試みでもある。読者がいったん自社について振り返り、今後の方針を見据える上でも、その議論のベースとなるまとめとして示唆のとんだモノとなるであろう。





日本型経営の何が使えて、何が不要なのか?

海外現地法人で陥りやすい人材マネジメントの落とし穴と対策から、日本式人材マネジメントの変遷とグローバル時代の新日本型人材マネジメントの制度設計・具体的指針まで、戦略人事コンサルティングのプロが理論と実践の両面から説く。



日本企業が人材マネジメントの世界的ロールモデルに!


<目次>
はじめに
日本企業の価値は大きく低下している
日本の人材の価値も低下している
目指すは日本企業の復興と復権
本書の構成

第1部 海外現地法人において陥りやすい人材マネジメントの落とし穴と対策

第1章 現地法人で何が起こっているのか?
現地人材のマネジメントに現地法人経営層は難しさを感じている
共通する、現地人材の課題の背景
日系企業で働くことを現地人材は楽しめなくなっている
日本本社の組織人事的な統制から見た課題
事業戦略から人材マネジメントを考える3つのステップ
実際にはどういう問題が生じているか?
現地法人における仕事の進め方から見た課題
現地人材をステレオタイプに見ないための3つのステップ

第2章 ケースに見る現地法人材マネジメントの課題と対処法
本章の読み方
1 人材育成に関する課題のケース
 ケース1 「公平性」という言葉のとらえ方の違い―インド共和国
 ケース2 民族格差―マレーシア連邦
 ケース3 年功に関する思い込み―ベトナム社会主義共和国・タイ王国
人材育成の3ケースを通じて見られる共通性
2 要員人件費に関する課題のケース
 ケース4 「モチベーション」という言葉のとらえ方の違い―タイ王国
 ケース5 既得権益への固執―中華人民共和国
 ケース6 複雑な処遇体系―アラブ首長国連邦
要員人件費の3ケースを通じて見られる共通性
3 人事運用・労務管理に関する課題のケース
 ケース7 幽霊社員―カナダ
 ケース8 身近にあるドラッグ―インドネシア共和国 
 ケース9 労働組合の強さ―インド共和国 
人事運用・労務管理の3ケースを通じて見られる共通性
全ケースを通じて見られる共通性

第2部 あるべきグローバル人材マネジメント

第3章 日本型人材マネジメントの変遷
なぜ過去を振り返るのか
明治時代の人材マネジメント
大正時代から第二次世界大戦前の人材マネジメント
第二次世界大戦後からバブル崩壊までの人材マネジメント
バブル崩壊以降の人材マネジメント
日本型人材マネジメントの変遷を振り返ってわかること
Column 米国における人材マネジメントの歴史

第4章 日本型雇用慣行を分析する
日本型雇用慣行とは
1 終身雇用
2 年功序列
3 職能資格制度
4 新卒一括採用
5 企業内単一組合

第5章 新日本型人材マネジメントのすすめ
背景となる事業環境と3つの組織人材的な要素
1 人事ポリシー
2 人事制度
3 人材マネジメントサイクル
4 人事組織
5 オペレーション
6 人事人材

あとがき
文献目録
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