比較法の巨匠・ケッツ教授がヨーロッパに存在する契約法の共通性を析出し、「ヨーロッパ契約法」の全体を鳥瞰する教科書としてドイツで刊行された、『ヨーロッパ契約法〔第2版〕』の邦訳。比較法の文脈を知ることで日本の契約法を深く知ることができる。また、ケッツ教授の指示により原著刊行（2015年）以降の法状況に基づいて補訂した最新版。

【目　次】


日本語版への序文
監訳者はしがき
序 文
略語表

第１章 ヨーロッパ契約法の展開

◆第I部 契約の締結、有効性および内容
第２章 契約交渉と契約締結
第３章 契約内容の確定性
第４章 真意性の徴表
第５章 方式規定
第６章 契約の解釈
第７章 法律違反と良俗違反
第８章 不公正な契約条項の審査
第９章 錯 誤
第10章 詐欺と強迫
第11章 撤回権

◆第II部 契約上の救済手段
第12章 履行請求権
第13章 契約の解消
第14章 損害賠償
第15章 後発的な事情変更による免責

◆第III部 契約への第三者の関与
第16章 代 理
第17章 第三者のためにする契約
第18章 債権譲渡

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