「原爆裁判」を現代に活かす 核兵器も戦争もない世界を創るために

「原爆裁判」を現代に活かす 核兵器も戦争もない世界を創るために

販売価格: 1,870円 税込

著者
大久保賢一・著
発行元
日本評論社
発刊日
2024-12-19
ISBN
978-4-535-52840-6
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (224ページ)
1955年、広島、長崎の被爆者5名が提訴した「原爆裁判」を原資料の基づき丁寧に解説。裁判を今に生かし核兵器廃絶への道を示す。

【目次】
一 原爆裁判」を現代に生かす!!――核兵器も戦争もない世界を創るために
Ⅰ 「原爆裁判」とは!?
 1 裁判の当事者
 2 裁判を提訴
 3 被告国の対応
 4 裁判所の判断
 5 鑑定人の意見
 6 被害者の損害賠償請求権
 7 対日平和条約よる請求権の放棄について
 8 判決の背後に何があったのか
Ⅱ 被爆者援護制度の変化
 1 判決についての被団協の評価
 2 政府の政策の変遷
Ⅲ 「核兵器なき世界」への影響
 1 「原爆裁判」の国際的受け止め
 2 国際司法裁判所の勧告的意見
 3 核兵器禁止条約による「核抑止論」の克服
 4 核兵器禁止条約締約国会議の到達点
 5 私たちの課題
Ⅳ 憲法9条の背景にある事情
 1 日本国憲法公布時の政府見解
 2 「制憲議会」での論争
 3 幣原喜重郎の平和論
Ⅴ 非核と戦争廃絶を求める動き
 1 ラッセル・アインシュタイン宣言
 2 「地球平和憲章――日本発モデル案」
Ⅵ 日本国憲法9条の源流
Ⅶ 何をなすべきか

二 補論
 1 政府の核兵器容認姿勢の転換を――憲法9条は「核の時代」の申し子
 2 アンジー・ゼルダーという女性――トライデント搭載潜水艦関連施設を「非武器化」した人たち
 3 米国の広島・長崎への核兵器投下の法的責任を問う――「原爆国際民衆法廷」の準備のための「第2次国際討論会」に参加して
 4 韓国人被爆者の立場から見る広島・長崎への原爆投下の歴史的意味――日本の反核法律家からのコメント
 5 平和、武力反対、自主、気候重視――台湾の学者たちの反戦声明
 6 インドネシアの1週間

三 資料
 1「新憲法の解説」抜粋
 2 原爆投下と日本国憲法9条
 3 核兵器禁⽌条約第2回締約国会合宣⾔(改訂案)
 4 核兵器使用の危険性の事例
 5 復刻版分類帝國憲法改正審議録 戦争放棄編
 6(公開書簡)核兵器廃絶と9条擁護・世界を!!――被爆80年・敗戦80年に向けての提案
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