民法の事例問題を解けるようになるのは何故難しいのか 認知科学の知見から民法の学びを考える

民法の事例問題を解けるようになるのは何故難しいのか 認知科学の知見から民法の学びを考える

販売価格: 4,950円 税込

著者
執行秀幸・著
発行元
信山社
発刊日
2025-01-29
ISBN
978-4-7972-8693-9
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (272ページ)
◆認知科学を使って民法を学ぶ―「忘れない記憶」を蓄積する効果的な学習戦略ガイドライン◆

【目 次】

◆Ⅰ はじめに 

1 本稿の目的 
2 背 景 
3 認知科学等の知見を参考にすることの意義 
4 本稿の限界 
5 本稿の構成概要 

◆Ⅱ 認知科学等の知見 

1 認知心理学,認知科学とは 
2 記憶のメカニズム 
 ⑴ 記憶の基本メカニズム 
 ⑵ 短期記憶 
 ⑶ 長期記憶 
3 手続き的知識の獲得 
 ⑴ 手続き的知識・スキルとは 
 ⑵ 手続き的知識・スキルの獲得に必要なもの 
 ⑶ スキル獲得の段階 
 ⑷ 練 習 
 ⑸ フィードバック 
 ⑹ 民法学習と手続き的知識 
4 学習の転移 
 ⑴ 転移概念と転移の難しさ 
 ⑵ 転移が困難な理由 
 ⑶ 転移を促進する要因・方法 
 ⑷ 民法学習と転移 
5 ワーキングメモリ 
 ⑴ ワーキングメモリとは 
 ⑵ ワーキングメモリのモデル 
 ⑶ ワーキングメモリの容量 
6 熟達者と初心者 
 ⑴ 熟達者を考える意義 
 ⑵ 熟達者の特徴 
 ⑶ 民法熟達者の特徴 
 ⑷ 民法熟達者の問題解決・学習と認知メカニズム 
 ⑸ 民法学習の目標 
 ⑹ 民法に関する高度に構造化された知識の構築 
 ⑺ 民法学習と熟達者研究 
7 認知負荷理論 
 ⑴ 認知負荷理論を取り上げる意義 
 ⑵ 内在的負荷と外在的負荷 
 ⑶ 内在的負荷 
 ⑷ 外在的負荷
 ⑸ 認知負荷理論からみた民法学習のあり方 
8 メタ認知 
 ⑴ メタ認知とは 
 ⑵ メタ認知の機能 
 ⑶ メタ認知の難しさ 
 ⑷ メタ認知を促す学習活動 
 ⑸ 民法学習におけるメタ認知に関する認知科学の知見の意義 

◆Ⅲ 認知科学の知見からみた民法学習のあり方 

簡単な振り返りと本稿の目的の確認 
1 民法の事例問題を解けるようになるのは何故難しいのか
2 認知科学の知見からみた民法学習 
 ⑴ ワーキングメモリの制限に対する工夫 
 ⑵ 知識の構造化 
 ⑶ 手続き的知識の自動化
 ⑷ メタ認知の意識化 

◆Ⅳ 結 語 

◇執行秀幸先生の認知科学の知見に基づく民法学習法の要約と解説[加賀山茂]
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