社内不正 発見の端緒と対策

社内不正 発見の端緒と対策

販売価格: 2,640円 税込

著者
土田義憲・著
発行元
ロギカ書房
発刊日
2025-12-18
ISBN
978-4-911064-35-1
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (204ページ)
社内不正 発見の端緒と対策

不正の兆候の違和感を感じ取り、
調査し・実態を解明し、
再発防止と体制整備を進める一連の手続きを、
20の事例から学ぶ!

 毎日のように、会社を初めとする多くの組織で発生する様々な不正が新聞やテレビで報じられています。
 いかなる理由があるにせよ、不正は、本人はもとより、家族、所属組織、社会に大きな損失をもたらします。
 不正とは、自己の利益を得るために、他人に対して嘘を真実と思わせ、悪いことを良いことと思わせ、他者を欺くことを目的とした意図的な行為です。得ようとする自己の利益は、お金に限らず、物品、情報、人物の印象などを含みます。
 不正の兆候を発見し、その原因を把握し、再発を防ぐ組織体制と業務手続きを整備することは、組織の財産や評判を守るのみならず、社員や職員とその家族の生活を守ることにもなります。
再発を防ぐ組織体制と業務手続を整備することを内部統制の整備と呼ぶこともありますが、その整備は上司や経営者(社長や首長など)の責任です。
 本書では不正行為を①現金の使い込み、②現物資産の横流し、③キック・バック等の要求、④虚偽の財務報告の4つのカテゴリーに分けて20の事件を取り上げ、不正行為発見の端緒、不正行為の調査手続き、不正行為の実態解明、再発防止の組織体制と業務手続きの整備の順番で、筆者および多くの実務経験者の体験を基に記述しています。

 本書が、上司や経営者の皆様方が不正の端緒を早期に発見し、不正が拡大するのを防ぎ、再発防止策を設計・導入するのに必要な知識を習得するきっかけになれば幸いです。

目次
◆第1章 現金の使い込み
〇ケース1 消えた管理組合費
– 発見の端緒 ?修繕費の支出を渋る?
〇ケース2 万年赤字子会社の法人税追徴
– 発見の端緒 ?法人税の更正通知書が来た?
〇ケース3 異常な出張回数の取材記者
– 発見の端緒 ?出張費に抱いた違和感?
〇ケース4 頻繁な現金引出し
– 発見の端緒 ?預貯金引出しに関し取引銀行支店長の一言?
〇ケース5 辞めたアルバイトのタイム・カード
– 発見の端緒 ?店員のヒソヒソ話?
〇ケース6 前任営業部員の長期未回収金
– 発見の端緒 ?消えた売掛債権?
◆第2章 現物資産の横流し
〇ケース7 商品の勝手な持出し
– 発見の端緒 ?多種類の商品の数量不足の発見?
〇ケース8 営業部長の個人会社との取引
– 発見の端緒 ?マージン率が異常に低い顧客がある?
〇ケース9 不要になった原材料の横流し
– 発見の端緒 ?T産業の仕入金額が急増した?
〇ケース10 転貸料収入がない転貸物件
– 発見の端緒 ?又貸しの記録が見当らない?
〇ケース11 裏金宴会への妬み
– 発見の端緒 ?新入社員の素朴な疑問?
◆第3章 キック・バック等の要求
〇ケース12 購買先からの支払い
– 発見の端緒 ?税務署の反面調査?
〇ケース13 資産家親族からの払戻し
– 発見の端緒 ?相場の2倍の支払家賃?
〇ケース14 愛人手当を上乗せした請求書
– 発見の端緒 ?同日付の2枚の接待請求書?
〇ケース15 融資金額が急増した新規取引銀行
– 発見の端緒 ?初 耳?
◆第4章 虚偽の財務報告
〇ケース16 猛烈取締役の押し付け販売
– 発見の端緒 ?自社商品が海岸に漂着した?
〇ケース17 大き過ぎたニンジン
– 発見の端緒 ?1度も回収されない販売代金がある?
〇ケース18 ボーナスの額に直結する営業成績
– 発見の端緒 ~決算日後に大量の返品があった~
〇ケース19 営業成績に拘った執行役員
– 発見の端緒 ~新規大口取引先の回収が急に滞った~
〇ケース20 上場を焦った新興会社社長
– 発見の端緒 ~売掛金回転率が急に低下した~
◆補 章 地方公共団体の不正と防御態勢
1. 不正の類型
2. 会計管理者の牽制機能
3. 監査委員の監査、検査、審査
4. 包括外部監査
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