「共有」の論点と解釈
販売価格: 4,180円 税込
共有という「迷宮」に理論の羅針盤を!
判例の「共有権」に着目し、共有を一つの所有権の共同帰属として再構成。
内部関係、持分権、共有関係の解消から、団体的帰属、相続、互有や準共有まで、共有の全体像を体系的に解説する。
民法の通常共有、団体所有(総有・合有)、区分所有建物の共用部分や私道などの存続型共有(互有)の法的制約といった多様な共同所有形態の論点を体系的に整理。
さらに、所有権以外の財産権(準共有)への共有規定の準用、共同相続における遺産共有の特殊性、および2021年民法改正の背景となった所有者不明土地問題(持分取得・譲渡制度、負動産対策)への理論的対応を網羅的に展開。
共有に関して「一つの所有権の共同帰属」としての「共有権」理論を提唱しながら、共有物の使用・管理・処分、特に対第三者および共有者間の物権的請求権(妨害排除請求など)の行使の優劣という、実務上の核心的論点にも統一的な指針を与える一冊!
目次
序 章
第1編 総論・通常共有論
第1章 総論的考察――共有の意義および種類
1 共有の意義と種類
2 個人主義的共有の理念と限界──団体所有や存続型共有もある
第2章 共有および持分の法的構成
1 共有の法的構成
2 共有の弾力性──持分の放棄・相続人不存在の場合
3 持分(持分権)の意義・内容
4 持分の譲渡・処分
第3章 共有者の内部関係――共有物の使用(利用)
1 共有物全部につき持分に応じた使用が可能
2 共有者の一部による排他的使用に対する他の共有者の権利
3 共有者の一部が第三者に使用させている場合
4 使用に際する注意義務──共有物の滅失・損傷
5 地役権の不可分性
第4章 共有者の内部関係――共有物の変更・処分
1 共有物の処分
2 共有物の変更
3 変更についての所在等不明共有者の承諾に代わる判決
第5章 共有者の内部関係――共有物の管理
1 共有物の管理についての原則
2 共有物の管理についての特則
3 保存行為──各共有者が単独で可能
4 共有不動産についての賃借権等の設定
第6章 共有者の内部関係――共有物管理者制度
1 管理者の選任が可能──共有物管理者制度の創設
2 共有物管理者の権限
3 管理者の共有者による決定事項違反と第三者保護
第7章 共有物の負担・収益
1 共有物管理の費用・共有物に関する負担
2 債権者たる共有者の持分買取権
3 第三者に対する債務をめぐる関係
第8章 共有者間における持分権の主張
1 持分確認請求および持分に基づく妨害排除・引渡請求
2 共有者の1人の単独所有登記になっている場合
第9章 共有と第三者(対外的主張)
1 第三者に対する確認訴訟
2 第三者に対する物権的請求権──妨害排除請求など
3 第三者の無効な登記に対する権利
4 第三者に対する損害賠償請求権・不当利得返還請求権
第10章 共有関係の解消(共有物の分割)
1 分割請求の自由の保障
2 不分割の合意(分割禁止特約)
3 協議による共有物分割(協議分割)
4 裁判による共有物分割──共有物分割請求訴訟
5 分割に際する共有物に関する債権の弁済
6 共有関係の解消の効果──担保責任など
第11章 所在等不明共有者がいる
不動産持分の取得・譲渡
1 所在等不明共有者の持分の取得請求権──持分取得を認める裁判所の判決
2 所在等不明不動産についての共有者の持分譲渡権限付与の裁判
第2編 特殊な共有
第12章 特殊な共有――団体的帰属
1 組合共有(団体所有1)
2 社団共有(団体所有2)──権利能力なき社団
3 本書の立場──団体への権利帰属(法人格の承認)
第13章 特殊な共有――入会
1 入会権(入会所有)総論
2 入会権の客体・内容
3 入会権の法的性質
4 民法の認める2つの入会権
5 入会権の効力──入会財産の管理・処分
第14章 特殊な共有――親族・相続
1 遺産共有
2 夫婦共有財産
第15章 特殊な共有――互有(区分所有建物を除く)
1 互有およびこれに類する共有(区分所有建物を除く)──存続型共有
2 解釈上の互有
第16章 特殊な共有――区分所有建物の共用部分の共有(互有)
1 区分所有建物の構造
2 共用部分の共有
3 共用部分についての債権⑴──従前の議論
4 共用部分についての債権⑵──立法論議
5 専有部分が共有される場合
第3編 所有権以外の共有論
第17章 準共有(所有権以外の共有)
1 総論および債権の準共有
2 契約上の地位の準共有
3 用益物権の準共有──地上権・永小作権を例にして
4 担保物権の準共有
5 株式の準共有
6 知的財産権の準共有
7 試掘権の保存行為が問題とされた事例
8 暗号資産
結 章
判例の「共有権」に着目し、共有を一つの所有権の共同帰属として再構成。
内部関係、持分権、共有関係の解消から、団体的帰属、相続、互有や準共有まで、共有の全体像を体系的に解説する。
民法の通常共有、団体所有(総有・合有)、区分所有建物の共用部分や私道などの存続型共有(互有)の法的制約といった多様な共同所有形態の論点を体系的に整理。
さらに、所有権以外の財産権(準共有)への共有規定の準用、共同相続における遺産共有の特殊性、および2021年民法改正の背景となった所有者不明土地問題(持分取得・譲渡制度、負動産対策)への理論的対応を網羅的に展開。
共有に関して「一つの所有権の共同帰属」としての「共有権」理論を提唱しながら、共有物の使用・管理・処分、特に対第三者および共有者間の物権的請求権(妨害排除請求など)の行使の優劣という、実務上の核心的論点にも統一的な指針を与える一冊!
目次
序 章
第1編 総論・通常共有論
第1章 総論的考察――共有の意義および種類
1 共有の意義と種類
2 個人主義的共有の理念と限界──団体所有や存続型共有もある
第2章 共有および持分の法的構成
1 共有の法的構成
2 共有の弾力性──持分の放棄・相続人不存在の場合
3 持分(持分権)の意義・内容
4 持分の譲渡・処分
第3章 共有者の内部関係――共有物の使用(利用)
1 共有物全部につき持分に応じた使用が可能
2 共有者の一部による排他的使用に対する他の共有者の権利
3 共有者の一部が第三者に使用させている場合
4 使用に際する注意義務──共有物の滅失・損傷
5 地役権の不可分性
第4章 共有者の内部関係――共有物の変更・処分
1 共有物の処分
2 共有物の変更
3 変更についての所在等不明共有者の承諾に代わる判決
第5章 共有者の内部関係――共有物の管理
1 共有物の管理についての原則
2 共有物の管理についての特則
3 保存行為──各共有者が単独で可能
4 共有不動産についての賃借権等の設定
第6章 共有者の内部関係――共有物管理者制度
1 管理者の選任が可能──共有物管理者制度の創設
2 共有物管理者の権限
3 管理者の共有者による決定事項違反と第三者保護
第7章 共有物の負担・収益
1 共有物管理の費用・共有物に関する負担
2 債権者たる共有者の持分買取権
3 第三者に対する債務をめぐる関係
第8章 共有者間における持分権の主張
1 持分確認請求および持分に基づく妨害排除・引渡請求
2 共有者の1人の単独所有登記になっている場合
第9章 共有と第三者(対外的主張)
1 第三者に対する確認訴訟
2 第三者に対する物権的請求権──妨害排除請求など
3 第三者の無効な登記に対する権利
4 第三者に対する損害賠償請求権・不当利得返還請求権
第10章 共有関係の解消(共有物の分割)
1 分割請求の自由の保障
2 不分割の合意(分割禁止特約)
3 協議による共有物分割(協議分割)
4 裁判による共有物分割──共有物分割請求訴訟
5 分割に際する共有物に関する債権の弁済
6 共有関係の解消の効果──担保責任など
第11章 所在等不明共有者がいる
不動産持分の取得・譲渡
1 所在等不明共有者の持分の取得請求権──持分取得を認める裁判所の判決
2 所在等不明不動産についての共有者の持分譲渡権限付与の裁判
第2編 特殊な共有
第12章 特殊な共有――団体的帰属
1 組合共有(団体所有1)
2 社団共有(団体所有2)──権利能力なき社団
3 本書の立場──団体への権利帰属(法人格の承認)
第13章 特殊な共有――入会
1 入会権(入会所有)総論
2 入会権の客体・内容
3 入会権の法的性質
4 民法の認める2つの入会権
5 入会権の効力──入会財産の管理・処分
第14章 特殊な共有――親族・相続
1 遺産共有
2 夫婦共有財産
第15章 特殊な共有――互有(区分所有建物を除く)
1 互有およびこれに類する共有(区分所有建物を除く)──存続型共有
2 解釈上の互有
第16章 特殊な共有――区分所有建物の共用部分の共有(互有)
1 区分所有建物の構造
2 共用部分の共有
3 共用部分についての債権⑴──従前の議論
4 共用部分についての債権⑵──立法論議
5 専有部分が共有される場合
第3編 所有権以外の共有論
第17章 準共有(所有権以外の共有)
1 総論および債権の準共有
2 契約上の地位の準共有
3 用益物権の準共有──地上権・永小作権を例にして
4 担保物権の準共有
5 株式の準共有
6 知的財産権の準共有
7 試掘権の保存行為が問題とされた事例
8 暗号資産
結 章