中小受託取引適正化法対応 Q&A 下請・業務委託の法律実務

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中小受託取引適正化法対応 Q&A 下請・業務委託の法律実務

販売価格: 3,960円 税込

著者
東京弁護士会法友会 ・編
発行元
ぎょうせい
発刊日
2026-02-10
ISBN
978-4-324-11592-3
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (216ページ)
2026年1月施行の中小受託取引適正化法に完全対応。従来の資本金基準に加え、実務に影響する従業員数基準の新設や価格協議の義務化を弁護士がQ&Aで解説。特定運送委託の追加など、下請法改正の重要ポイントを網羅した実務家必携の一冊です。

◆これまで下請法と呼ばれていた「下請代金支払遅延等防止法」が、令和8年1月から「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の遅延等の防止に関する法律」(通称:中小受託取引適正化法)」に名称が変わります。

◆業務委託などの契約書作成時にあたっての留意点、債務不履行におけるトラブル対応などQ&A形式(45問)で下請法から何が変わったのか、分かりやすく解説しています。

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2026年(令和8年)1月1日施行「中小受託取引適正化法」に完全対応

従来の「下請法」から名称が変更され、実務に甚大な影響を及ぼす「従業員数基準」が新設されました。東京弁護士会法友会の弁護士陣が、新たに適用対象となった「特定運送委託」や価格転嫁を促す「価格協議の義務化」について、現場目線のQ&Aで徹底解説します。

改正による主要な変更点

項目 改正後の内容
法律名称 中小受託取引適正化法(旧 下請法)
適用判定基準 資本金基準に加え、従業員数基準(300人以下等)を導入
新設の禁止事項 協議を適切に行わない代金額決定の禁止(価格協議義務)
対象取引の追加 特定運送委託(トラック運送業・物流関連)の追加

本書の主要目次(抜粋)

第1章 中小受託取引適正化法の適用範囲

・資本金基準の維持と従業員数要件の新設(P7)
・新たに適用対象となった特定運送委託の定義と判定基準(P37)
・製造、修理、情報成果物作成、役務提供委託の類型と改正点(P16-36)

第2章・第3章 書面作成および代金支払の義務

・4条明示(旧3条書面)および7条記録(旧5条書面)の義務事項
・支払期日の設定、遅延利息の計算、代金減額の禁止ルール(P74-106)

第4章 委託事業者の遵守事項と実務の新規定

・受領拒否、返品、買いたたき、報復措置の禁止規定
価格協議の義務化への具体的な対応策(P156)

第5章 行政指導・罰則

・主務大臣による行政指導権および公正取引委員会の勧告権限(P166-171)
・行政による情報の相互提供制度の新設と罰則規定(P174-179)

第6章 受託中小企業振興法

・改正による法律名称・用語の変更と振興法の概要(P182)
・多段階の事業者が連携した取組への支援およびトラック運送業等への適用(P185-192)
すべての項目を表示する:詳細目次(全193ページ分)

はしがき
監修者・執筆者一覧
凡例

第1章 中小受託取引適正化法の適用範囲

1 中小受託取引適正化法の概要等 …2
  1 法律の趣旨と制定の経緯 2
  2 規制対象行為の概要 3
  3 改正の背景と法律名の変更 3
  4 改正の内容と制度の再構築 3
  5 制度の意義と今後の展望 4
2 中小受託取引適正化法の適用対象者 …5
  1 改正前の仕組み(旧法の「親事業者」と「下請事業者」) 5
  2 改正後の仕組み(「委託事業者」と「中小受託事業者」) 6
  3 資本金基準の維持 6
  4 従業員数要件の新設 7
  5 改正の意義と実務への影響 8
  6 まとめ 9
3 トンネル会社の規制 …10
  1 トンネル会社規制の内容及び趣旨 10
  2 トンネル会社規制に関係する改正のポイント 11
4 中小受託取引適正化法の適用対象取引 …13
  1 取適法において適用対象となる取引 13
  2 取適法において新たに適用対象となった特定運送委託とは 15
  3 取適法による「製造委託等」の概念の改正 15
5 製造委託 …16
  1 語句の定義 16
  2 製造委託の対象物 17
  3 具体的な類型 18
6 修理委託 …20
  1 概要 20
  2 用語の定義 21
  3 各類型の説明 21
  4 保守点検業務やメンテナンス業務の委託の修理委託該当性 23
7 情報成果物作成委託 …25
  1 概要 25
  2 用語の定義 27
  3 各類型の説明 28
8 役務提供委託 …33
  1 概要 33
  2 定義 34
  3 資本金及び従業員基準 35
  4 建設工事との関係 36
9 特定運送委託 …37
  1 立法経緯・背景 37
  2 概要 38
  3 類型 39
  4 資本金及び従業員基準 41

第2章 書面作成等に関する義務

1 4条明示(旧「3条書面」)の明示事項 …44
  1 必要記載事項から明示事項に 44
  2 4条明示における明示事項 46
  3 共通の明示事項 53
  4 改正による明示事項の変更について 54
2 4条明示の明示時期 …55
  1 4条明示すべき事項の明示時期 55
  2 明示時期の例外 55
3 4条明示の様式 …59
4 4条明示の電磁的方法による提供 …60
  1 4条明示の明示方法 60
  2 電磁的方法による明示の方法 61
5 7条記録(旧「5条書面」)の作成・保存義務 …63
  1 7条記録の作成・保存義務 63
  2 7条記録を作成・保存する場合の留意事項 64
  3 電磁的記録により作成・保存する場合の留意事項 64
6 7条記録の記載事項 …66
  1 7条記録に記載又は記録すべき具体的な必要的記載事項 66
  2 製造委託等代金の具体的な金額を明示することができない場合 68
  3 4条明示との関係 68
7 7条記録の保存期間 …70
  1 7条記録の保存期間 70
  2 保存期間の起算日 70
  3 電磁的記録の場合 71

第3章 下請代金に関する義務

1 支払期日① …74
  1 支払期日の設定 74
  2 支払期日の起算日 75
  3 支払期日の例外的運用について 77
  4 まとめ 78
2 支払期日② …79
  1 給付の受領日から起算して60日を超えて支払期日を定めた場合のみなし支払期日 79
  2 遅延利息の支払義務 80
  3 請求書の発行日等を基準として支払期日を定める場合の注意点 80
  4 中小受託事業者の帰責事由による支払遅延 81
  5 まとめ 82
3 支払期日③ …83
  1 3条書面で支払期日を定めなかった場合のみなし支払期日 83
  2 消化仕入取引における支払期日 84
  3 まとめ 86
4 支払遅延の禁止① …87
  1 支払遅延 87
  2 支払期日を月単位で定める場合 88
  3 金融機関が休業日の場合 88
  4 その他支払遅延とならない場合 89
  5 まとめ 91
5 支払遅延の禁止② …92
  1 改正前の規定・運用 92
  2 改正 93
  3 まとめ 95
6 代金減額の禁止① …96
  1 代金減額の禁止に関する規定・運用 96
  2 製造委託等代金の減額が認められる場合 97
7 代金減額の禁止② …100
  1 代金減額の禁止と割戻金(ボリュームディスカウント) 100
  2 割戻金を差し引くことが許される4要件 101
  3 問題となりやすい事案 102
8 遅延利息① …103
  1 遅延利息の支払い 103
  2 遅延利息の起算日 103
  3 遅延利息の率 104
  4 まとめ 104
9 遅延利息② …105
  1 製造委託等代金の減額分についての遅延利息 105
  2 本問についての検討 106

第4章 その他の委託事業者の遵守事項

1 受領拒否の禁止 …110
  1 本規定の趣旨 111
  2 「受領を拒む」とは 111
  3 「中小受託事業者の責めに帰すべき理由」とは 111
  4 設問の検討 112
2 返品の禁止 …114
  1 本規定の趣旨 115
  2 返品できる場合とは 115
  3 検査と返品することのできる期間 116
  4 設問の検討 118
3 買いたたきの禁止 …119
  1 本規定の趣旨 120
  2 「通常支払われる対価」とは 120
  3 「不当に」とは 121
  4 代金減額の禁止との違いについて 121
  5 設問の検討 122
4 購入・利用強制の禁止 …123
  1 本規定의 趣旨 123
  2 「自己の指定する物」とは 124
  3 「強制して購入させ…利用させる」とは 124
  4 正当な理由がある場合とは 124
  5 設問の検討 125
5 報復措置の禁止 …127
  1 改正内容─面的執行の強化と事業所管省庁の役割の拡充 128
  2 報復措置の禁止の趣旨 129
  3 改正の経緯 130
  4 情報提供先以外の要件 131
  5 事例の検討 131
6 有償支給原材料等の対価の早期決済の禁止 …134
  1 有償支給原材料等の対価の早期決済の禁止 135
  2 要件 136
  3 事例1の検討 139
  4 事例2の検討 140
7 不当な経済上の利益の提供要請の禁止 …142
  1 本規定の趣旨 143
  2 「金銭、役務その他の経済上の利益」とは 144
  3 「中小受託事業者の利益を不当に害する」とは 144
  4 具体例 144
  5 参考事例 145
  6 設問の検討 146
8 不当な給付内容の変更・やり直しの禁止 …149
  1 本規定の趣旨 150
  2 「中小受託事業者の給付の内容を変更させること」とは 151
  3 「受領後に給付をやり直させること」とは 151
  4 「不当な給付内容の変更」又は「不当なやり直し」にあたる場合 151
  5 「中小受託事業者の利益を不当に害する」とは 152
  6 「中小受託事業者の責めに帰すべき事由」とは 152
  7 参考事例 153
  8 設問の検討 153
9 協議を適切に行わない代金額の決定の禁止(価格協議義務化) …156
  1 規定新設の経緯 157
  2 本規定の意義─規制対象の拡大 158
  3 「費用の変動その他の事情が生じた場合」とは 160
  4 「協議に応じ」ないとは 161
  5 「協議において…必要な説明若しくは情報の提供を」しないとは 162
  6 設問の回答 163

第5章 行政指導・罰則

1 事業所管省庁の主務大臣の行政指導権 …166
  1 改正前制度 166
  2 改正の背景 166
  3 取適法5条の意義 167
  4 指導・助言権限の性質 167
  5 改正の意義 168
2 公正取引委員会による勧告 …169
  1 改正前の制度 169
  2 改正の背景と趣旨 169
  3 受領拒否等の禁止行為と正 170
  4 改正後の勧告権限の拡張 170
  5 改正の意義 171
3 公正取引委員会等による報告及び検査 …172
  1 行政調査権の行使 172
  2 任意の調査 173
4 行政による情報の相互提供 …174
  1 情報の相互提供制度の新設 174
  2 改正の趣旨 174
5 罰則(取適法14条) …176
  1 罰則 176
  2 改正点 177
6 罰則(取適法15条、16条) …178
  1 罰則(15条) 178
  2 改正点 178
  3 両罰規定(16条) 179

第6章 受託中小企業振興法

1 受託中小企業振興法の概要 …182
  1 目的と概要 182
  2 法律が定める主要な規定 182
  3 法律の名称・用語の変更と施行日 183
2 多段階の事業者が連携した取組への支援 …185
  1 問題の所在 185
  2 背景 185
  3 改正の内容 186
  4 期待される効果 186
3 国・地方公共団体の責務 …187
  1 国と地方公共団体の役割分担 187
  2 主な施策・取組 187
4 主務大臣による勧奨 …190
  1 指導・助言をしても改善されない場合 190
  2 改正法の内容 190
5 適用対象の追加 …192
  1 トラック運送業について 192
  2 資本金基準に該当しない取引について 193

あとがき 193

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