BASIC刑法各論

BASIC刑法各論

販売価格: 2,970円 税込

著者
中野正剛・編著
発行元
現代人文社
発刊日
2026-05-08
ISBN
978-4-87798-899-9
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (252ページ)
どのような行為が犯罪となるのか。刑法各論を学び始めたひとのために、これだけはぜひ正確に理解してほしい46テーマに絞って、判例と通説の理解を中心に解説。全体で約200件の判例を紹介し、その要旨も掲載。ポイントを絞った学習で、深い洞察力(かんがえるちから)の獲得をめざす。

本書は、刑法の注釈書のように刑法各論につき論点を網羅的にカバーするものではないが、大学で刑法各論を学び始めた学生のために、これだけはぜひ正確に理解してほしいと思う点について、ひごろ学生のための教育と研究とに熱意を持ち取り組んでいる先生方に分担ご執筆をお願いした学習書である。

各項目は概ね以下のような構成となっている。
◎各項目冒頭に「学びのポイント」を記載した。ここに書かれてあることに留意して、本書を読み進めていっていただきたい。
◎続く記述は、各筆者がこれまでの研究や教育から重要であると考えた点について述べている。判例と通説の理解を優先しているので、安心して読めるようになっているかと思う。
◎全体で200件弱の判例を紹介し、その要旨も掲載した。また、さらに学びを深めたい皆さんのためには、参考となる文献等も挙げた。こちらにもぜひ目を向けてほしいと思っている。
ポイントを絞った学習で、深い洞察力(かんがえるちから)の獲得をめざす。

----もくじ----
序説 (中野正剛)

第1章 生命・身体に対する罪
1 客体としての生命―人の始期と終期 (伊藤渉)
2 胎児性水俣病裁判 (伊藤渉)
3 臓器移植と脳死 (伊藤渉)
4 自殺関与・同意殺人の成否 (伊藤渉)
5 偽装心中 (伊藤渉)
6 自殺は犯罪か (伊藤渉)
7 同時傷害の特例 (伊藤渉)
8 遺棄罪と危険犯・身分性・保護責任 (伊藤渉)
9 暴行罪と傷害罪 (伊藤渉)
10 暴行概念の相対性 (伊藤渉)
11 傷害罪における傷害の意義─生理的機能侵害説・身体的機能侵害説(・折衷説) (伊藤渉)
12 自動車運転に係る法改正と新立法の経緯 (伊藤渉)
13 業務の意義 (伊藤渉)
14 逮捕・監禁罪と行動・移動
の自由 (中野正剛)
15 脅迫・強要罪 (中野正剛)16 略取・誘拐の意義と保護法益―人身売買罪等の新設 (鈴木一義)

第2章 自由・平穏・名誉に対する罪
1 住居侵入罪の保護法益 (高橋有紀)
2 名誉毀損罪と侮辱罪の違い―外部的(社会的)名誉か名誉感情(主観的名誉)か (伊藤渉)
3 真実性の証明失敗と刑法230条の2 (伊藤渉)
4 信用・業務に対する罪の意義 (伊藤渉)

第3章 財産に対する罪
1 財産罪 (中野正剛)
2 窃盗罪の保護法益 (中野正剛)
3 不法領得の意思 (伊藤渉)
4 刑法上の占有 (中野正剛)
5 親族間の犯罪に関する特例 (中村悠人)
6 強盗罪の意義 (鈴木一義)
7 詐欺罪における「重要事項性」について (瀧本京太朗)
8 詐欺罪における処分行為 (瀧本京太朗)
9 電子計算機使用詐欺 (瀧本京太朗)
10 権利行使と恐喝罪 (瀧本京太朗)
11 横領罪と背任罪の違い (大野正博)
12 盗品等に関する罪と毀棄・隠匿の罪 (大野正博)

第4章 社会的法益に対する罪
1 放火罪の本質と構成要件要素 (小関慶太)
2 偽造の罪と社会的信用 (大野正博)
3 文書偽造罪 (大野正博)
4 性犯罪に関する最近の刑法改正について (瀧本京太朗)
5 公然陳列罪における「公然と陳列した」の意義 (瀧本京太朗)
6 刑法における「わいせつ」の意義 (瀧本京太朗)
7 死体遺棄罪の意義 (福永俊輔)

第5章 国家的法益に対する罪
1 国家的法益に対する罪の分類 (鈴木一義)
2 犯人蔵匿等罪・証拠隠滅等罪の保護法益 (鈴木一義)
3 賄賂罪の保護法益 (鈴木一義)
4 公務執行妨害罪における公務の適法性 (鈴木一義)
5 公務執行妨害罪における暴行・脅迫 (鈴木一義)
6 職権濫用罪――警察官による盗聴事件 (鈴木一義)
7 偽証の罪 (鈴木一義)

事項索引
判例索引
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