医事法研究 第11号
販売価格: 4,180円 税込
医事法学の未来を拓く研究雑誌、2026年4月刊行の第11号が待望の刊行! ― 編者である、甲斐克則教授による早稲田大学での【最終講義】を掲載!
【目 次】
第1部 論 説
1 ゲノム医療推進法成立の意義と課題―遺伝子差別禁止の法整備に向けての論点整理〔瀬戸山晃一〕
Ⅰ はじめに―ゲノム医療推進法制定の背景
Ⅱ ゲノム医療推進法成立への過程
Ⅲ ゲノム医療推進法
Ⅳ ゲノム医療推進法の意義 Ⅴ ゲノム医療推進法の限界 Ⅵ 遺伝子差別を禁止する立法の必要性と意義 Ⅶ 遺伝子差別禁止法の諸論点 Ⅷ おわりに―ゲノム情報の適切な利活用に向けて
【クローズアップ】
[小特集]医療行為と性犯罪をめぐる医事法上の課題―乳腺外科医無罪判決(東京高判令和7年3月12日)を契機として
2 乳腺外科医事件から見た刑事司法―医学的・科学的証拠と司法の課題〔水沼直樹〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 事件概要
Ⅲ 科学捜査の争点
Ⅳ 触診によりDNA及びアミラーゼが胸部に付着することを実証した
Ⅴ 医学的な争点(せん妄と幻覚)
Ⅵ 本裁判の意義
Ⅶ 最後に
3 乳腺外科医無罪判決(東京高判令和7年3月12日)の意義と医事法上の課題〔小島崇宏〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 差戻後控訴審判決(東京高判令和7年3月12日)までの概要
Ⅲ 医療に関する刑事事件の現状
Ⅳ 乳腺外科医無罪判決を踏まえた医療安全についての検討
Ⅴ おわりに
第2部 国内外の動向
1 最終講義:わが研究人生の旅路―刑法と医事法の「大魚」を求めて〔甲斐克則〕
はじめに
Ⅰ 原点としての郷里大分編
Ⅱ 研究の出発点としての福岡編
Ⅲ 研究・教育の実践・進化の広島編
Ⅳ 研究・教育の仕上げとしての東京編―早稲田大学時代
おわりに
2 「民法等の一部を改正する法律」による婚姻外の共同親権制度導入が子に対する医療の同意に与える影響〔永水裕子〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 離婚後の共同親権に関する改正民法の概要
Ⅲ 今後の課題―ガイドライン作成に向けて
医事法ポイント判例研究
〈1〉小児歯科医院の院長が歯科医師に歯科用局所麻酔剤を使用して患児(当時2歳)の歯科医療をさせたところ,患児に異変が生じて2日後に搬送先の病院で死亡したことにつき,業務上過失致死罪に問われた事案(福岡高判令和6年2月9日判時2600号88頁)〔辻本淳史〕
〈2〉腹臥位での頸椎椎弓形成術後に患者の視力及び視野機能が低下したことについて,担当医師に視神経等への血流低下予防措置を講じなかった過失が認められた事例(東京地判令和5・3・23判時2604号40頁)〔廣瀬清英〕
〈3〉医療機関内での転倒・転落予防に関する過失についての分析〔山崎祥光〕
〈4〉独立行政法人が設置運営する船員養成学校の航海実習中に,生徒が船上で体調不良を訴えた後に死亡したことについて,船上で治療に当たった看護長ら及び当該独立行政法人の過失が否定され,国家賠償責任はないとされた事例(横浜地判令和6・2・14判時2617号30頁)〔柳井圭子〕
〈5〉性別変更に「生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること」を求める性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律3条1項4号の規定が憲法13条に反し違憲無効とされ,性別の取扱いの変更申立てが認容された事例(岡山家津山支審令和6年2月7日判時2617号59頁)〔辛嶋了憲〕
書 評
1 『医事法学の新たな挑戦―甲斐克則先生古稀祝賀論集 下巻』(只木誠=佐伯仁志=北川佳世子編,成文堂,2024年)〔神野礼斉=澁谷洋平=新谷一朗〕
2 林弘正『産科婦人科医療の司法判断』(成文堂,2024年)〔三重野雄太郎〕
【目 次】
第1部 論 説
1 ゲノム医療推進法成立の意義と課題―遺伝子差別禁止の法整備に向けての論点整理〔瀬戸山晃一〕
Ⅰ はじめに―ゲノム医療推進法制定の背景
Ⅱ ゲノム医療推進法成立への過程
Ⅲ ゲノム医療推進法
Ⅳ ゲノム医療推進法の意義 Ⅴ ゲノム医療推進法の限界 Ⅵ 遺伝子差別を禁止する立法の必要性と意義 Ⅶ 遺伝子差別禁止法の諸論点 Ⅷ おわりに―ゲノム情報の適切な利活用に向けて
【クローズアップ】
[小特集]医療行為と性犯罪をめぐる医事法上の課題―乳腺外科医無罪判決(東京高判令和7年3月12日)を契機として
2 乳腺外科医事件から見た刑事司法―医学的・科学的証拠と司法の課題〔水沼直樹〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 事件概要
Ⅲ 科学捜査の争点
Ⅳ 触診によりDNA及びアミラーゼが胸部に付着することを実証した
Ⅴ 医学的な争点(せん妄と幻覚)
Ⅵ 本裁判の意義
Ⅶ 最後に
3 乳腺外科医無罪判決(東京高判令和7年3月12日)の意義と医事法上の課題〔小島崇宏〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 差戻後控訴審判決(東京高判令和7年3月12日)までの概要
Ⅲ 医療に関する刑事事件の現状
Ⅳ 乳腺外科医無罪判決を踏まえた医療安全についての検討
Ⅴ おわりに
第2部 国内外の動向
1 最終講義:わが研究人生の旅路―刑法と医事法の「大魚」を求めて〔甲斐克則〕
はじめに
Ⅰ 原点としての郷里大分編
Ⅱ 研究の出発点としての福岡編
Ⅲ 研究・教育の実践・進化の広島編
Ⅳ 研究・教育の仕上げとしての東京編―早稲田大学時代
おわりに
2 「民法等の一部を改正する法律」による婚姻外の共同親権制度導入が子に対する医療の同意に与える影響〔永水裕子〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 離婚後の共同親権に関する改正民法の概要
Ⅲ 今後の課題―ガイドライン作成に向けて
医事法ポイント判例研究
〈1〉小児歯科医院の院長が歯科医師に歯科用局所麻酔剤を使用して患児(当時2歳)の歯科医療をさせたところ,患児に異変が生じて2日後に搬送先の病院で死亡したことにつき,業務上過失致死罪に問われた事案(福岡高判令和6年2月9日判時2600号88頁)〔辻本淳史〕
〈2〉腹臥位での頸椎椎弓形成術後に患者の視力及び視野機能が低下したことについて,担当医師に視神経等への血流低下予防措置を講じなかった過失が認められた事例(東京地判令和5・3・23判時2604号40頁)〔廣瀬清英〕
〈3〉医療機関内での転倒・転落予防に関する過失についての分析〔山崎祥光〕
〈4〉独立行政法人が設置運営する船員養成学校の航海実習中に,生徒が船上で体調不良を訴えた後に死亡したことについて,船上で治療に当たった看護長ら及び当該独立行政法人の過失が否定され,国家賠償責任はないとされた事例(横浜地判令和6・2・14判時2617号30頁)〔柳井圭子〕
〈5〉性別変更に「生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること」を求める性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律3条1項4号の規定が憲法13条に反し違憲無効とされ,性別の取扱いの変更申立てが認容された事例(岡山家津山支審令和6年2月7日判時2617号59頁)〔辛嶋了憲〕
書 評
1 『医事法学の新たな挑戦―甲斐克則先生古稀祝賀論集 下巻』(只木誠=佐伯仁志=北川佳世子編,成文堂,2024年)〔神野礼斉=澁谷洋平=新谷一朗〕
2 林弘正『産科婦人科医療の司法判断』(成文堂,2024年)〔三重野雄太郎〕