処罰と近代社会 社会理論の研究

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- 数量
- 著者
- デービッド・ガーランド・著 向井智哉・訳 藤野京子・監訳
- 発行元
- 現代人文社
- 発刊日
- 2016-11-07
- ISBN
- 978-4-87798-652-0
- CD-ROM
- 無し
- サイズ
- A5判 (379ページ)
原書『Punishment and Modern Society』(1990)
刑罰プロセスが社会・歴史的な文脈によってどのようにして現在の形をとるようになったのか、処罰が持つ社会的意味は何か。デュルケム、ルッシェとキルヒハイマー、パシュカーニスなど、処罰の歴史的基礎、社会で果たす役割、文化的意義を説明しようと試みてきた社会理論家や歴史家の研究を順に検討。著者は、刑罰が、犯罪統制の技術であるにとどまらず、権力、社会―経済構造、文化の感受性と相互作用し、その結果、複雑な社会制度になっているとの持論を展開。社会と歴史の理論への洞察が、現代社会の処罰、さらにはもっと広く一般の現代社会の特徴に影響を及ぼすこと、そして、それを統合することが、この複雑な社会制度を理解することにつながり、刑罰政策分野でもより現実的で適切なものへと発展し、政策決定者に寄与すると力説する。
刑罰プロセスが社会・歴史的な文脈によってどのようにして現在の形をとるようになったのか、処罰が持つ社会的意味は何か。デュルケム、ルッシェとキルヒハイマー、パシュカーニスなど、処罰の歴史的基礎、社会で果たす役割、文化的意義を説明しようと試みてきた社会理論家や歴史家の研究を順に検討。著者は、刑罰が、犯罪統制の技術であるにとどまらず、権力、社会―経済構造、文化の感受性と相互作用し、その結果、複雑な社会制度になっているとの持論を展開。社会と歴史の理論への洞察が、現代社会の処罰、さらにはもっと広く一般の現代社会の特徴に影響を及ぼすこと、そして、それを統合することが、この複雑な社会制度を理解することにつながり、刑罰政策分野でもより現実的で適切なものへと発展し、政策決定者に寄与すると力説する。