家族法(第2版)

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家族法の歴史的沿革や制度趣旨をふまえて、同性婚や子の虐待、高齢化、面会交流、家事紛争手続の動向を本格的に解説する入門書の改訂版。近年の判例・法改正に対応したほか、本文、図表、事例、設題等の内容も刷新。
第2版はしがき
第 1 章 家族法の基礎知識 家制度から家庭へ 1
1 家族法の意義 (1)
2 家族法の基本原則の変遷 (3)
3 家族関係と親族関係 (7)
4 家族関係の公示と戸籍 (13)
第 2 章 婚姻の成立 法律上の夫婦となるには 15
1 婚姻制度の理念 (15)
2 婚姻の成立要件 法律上,有効となる婚姻とは? (16)
3 婚姻の無効および取消し (23)
4 婚 約 婚約の法的な意味とは? (27)
第 3 章 内縁関係 31
婚姻届を提出できない関係・提出しない関係
1 内縁保護の歴史 (31)
なぜ,内縁を保護する必要があるのか?
2 内縁の成立 内縁と認められるためには? (35)
3 内縁の効果 (39)
4 内縁の解消 内縁を解消するには? (40)
5 婚姻外関係に対する法的保護のあり方 (44)
保護されるのは内縁のみなのか?
第 4 章 夫婦の法律関係 婚姻によって生じる権利義務とは 47
1 婚姻の一般的効果 婚姻届を出すことで何が変わるの? (47)
2 貞操義務 不倫をした場合の法的責任は? (51)
3 夫婦の財産関係 結婚したら私のものは二人のもの? (54)
4 婚姻費用の分担 家庭の費用はどう分担する? (58)
iii
5 日常家事債務についての連帯責任 (60)
夫婦ならお互いの借金も返済すべき?
第 5 章 婚姻の解消 離婚65
1 別れのとき (65)
2 離婚の方法 種々の離婚手続 (67)
3 裁判離婚 (69)
4 離婚の効果 これからの生活は? 子どもは? (74)
第 6 章 実 子(嫡出子・非嫡出子) 83
1 実親子関係の成立 親子であるには? (84)
2 嫡出親子関係の成立 婚姻夫婦に子が生まれたら? (84)
3 非嫡出親子関係の成立 (89)
婚姻していない男女に子が生まれたら?
4 生殖補助医療と法的親子関係 (92)
人工生殖によって子が生まれたら?
第 7 章 養 子 親子をつくる 98
1 養子縁組制度の歴史 養子縁組は誰のためのものか? (98)
2 普通養子縁組の成立要件 養親・養子になるためには? (100)
3 普通養子縁組の効果 養親・養子になると変わること (104)
4 普通養子縁組の無効・取消し・離縁 (106)
養親子関係がなくなるとき
5 特別養子縁組 子のための養子縁組 (110)
第 8 章 親権と子どもの保護 116
1 親権の意義 親権は「誰」のためのものか? (116)
2 親権者と子 誰が親権を行うのか? (119)
3 親権の内容 (123)
4 親権濫用への法的対応 親権の制限 (131)
5 未成年後見 親権を行う者がいないときは? (138)
第 9 章 高齢者の生活保障と法 144
老後の生活を誰が助けてくれるのか
iv
1 高齢社会と社会保障制度 (145)
老後を支えている社会保障制度とは?
2 意思無能力 認知症になって取引をすると…… (147)
3 成年後見制度 (148)
認知症になった人の取引を支援する制度とは?
4 扶 養 老後の蓄え・収入がないと…… (154)
第10章 死亡と相続 159
1 相続制度の歴史 (159)
2 相続制度の意義 なぜ相続制度が必要なのか? (162)
3 相続の開始 相続は何時どこで開始するのか? (167)
4 相続回復請求権 (171)
相続するはずだった権利を取り戻すには?
5 相続財産に関する費用 (173)
第11章 相続人と相続分 誰がどれだけ相続するのか 175
1 相続人 誰が相続するのか? (175)
2 相続欠格と推定相続人の廃除 相続資格のはく奪 (180)
3 相続の承認と放棄 相続人の選択 (183)
4 相続分 どれだけ相続するのか? (187)
第12章 相続財産・遺産分割 194
残された財産は何をどのように相続すればよいか
1 相続財産の範囲 どのような財産が相続されるか? (194)
2 相続と登記 (204)
相続不動産の権利の移転と登記との関係はどうなるのか?
3 遺産共有 (207)
遺産分割前の相続財産はいかなる状態にあるか?
4 遺産分割 遺産はどのようにして分けられるか? (209)
第13章 遺言と相続216
遺言をのこすことで死後も自分の財産を自由に処分できる
1 遺言制度 遺言とはどのようなものか? (216)
2 遺言の方式 遺言にはどのようなものがあるか? (218)
v
3 遺言の取消し・無効・撤回 (225)
遺言の効力は必ず生じるか?
4 遺 贈 遺言で他人に財産を与えられるか? (226)
5 遺言の執行 遺言はどのように実現されるのか? (228)
6 遺留分 (231)
相続人から相続財産を完全に奪うことはできるか?
第14章 国際的な家族関係 236
1 国籍と国際的な家族関係 (236)
2 婚姻関係の国際化 (241)
3 離婚関係の国際化 (245)
4 親子関係の国際化 (251)
5 親族関係の国際化 (258)
6 相続関係の国際化 (261)
第15章 家族関係の紛争処理 266
夫婦・親子・親族間のもつれた糸を解きほぐす紛争処理システム
1 家族関係をめぐる紛争処理制度 最新の動向 (266)
2 家事審判による事件類型別解決 (271)
裁判所による一刀両断的な解決
3 家事調停による事件類型別解決 (276)
両当事者の希望の実現を目指す解決
4 紛争処理制度の在り方 信頼される紛争解決 (278)
5 今後の紛争処理制度の在り方 優れた技法の伝承 (280)
判例索引
事項索引
第 1 章 家族法の基礎知識 家制度から家庭へ 1
1 家族法の意義 (1)
2 家族法の基本原則の変遷 (3)
3 家族関係と親族関係 (7)
4 家族関係の公示と戸籍 (13)
第 2 章 婚姻の成立 法律上の夫婦となるには 15
1 婚姻制度の理念 (15)
2 婚姻の成立要件 法律上,有効となる婚姻とは? (16)
3 婚姻の無効および取消し (23)
4 婚 約 婚約の法的な意味とは? (27)
第 3 章 内縁関係 31
婚姻届を提出できない関係・提出しない関係
1 内縁保護の歴史 (31)
なぜ,内縁を保護する必要があるのか?
2 内縁の成立 内縁と認められるためには? (35)
3 内縁の効果 (39)
4 内縁の解消 内縁を解消するには? (40)
5 婚姻外関係に対する法的保護のあり方 (44)
保護されるのは内縁のみなのか?
第 4 章 夫婦の法律関係 婚姻によって生じる権利義務とは 47
1 婚姻の一般的効果 婚姻届を出すことで何が変わるの? (47)
2 貞操義務 不倫をした場合の法的責任は? (51)
3 夫婦の財産関係 結婚したら私のものは二人のもの? (54)
4 婚姻費用の分担 家庭の費用はどう分担する? (58)
iii
5 日常家事債務についての連帯責任 (60)
夫婦ならお互いの借金も返済すべき?
第 5 章 婚姻の解消 離婚65
1 別れのとき (65)
2 離婚の方法 種々の離婚手続 (67)
3 裁判離婚 (69)
4 離婚の効果 これからの生活は? 子どもは? (74)
第 6 章 実 子(嫡出子・非嫡出子) 83
1 実親子関係の成立 親子であるには? (84)
2 嫡出親子関係の成立 婚姻夫婦に子が生まれたら? (84)
3 非嫡出親子関係の成立 (89)
婚姻していない男女に子が生まれたら?
4 生殖補助医療と法的親子関係 (92)
人工生殖によって子が生まれたら?
第 7 章 養 子 親子をつくる 98
1 養子縁組制度の歴史 養子縁組は誰のためのものか? (98)
2 普通養子縁組の成立要件 養親・養子になるためには? (100)
3 普通養子縁組の効果 養親・養子になると変わること (104)
4 普通養子縁組の無効・取消し・離縁 (106)
養親子関係がなくなるとき
5 特別養子縁組 子のための養子縁組 (110)
第 8 章 親権と子どもの保護 116
1 親権の意義 親権は「誰」のためのものか? (116)
2 親権者と子 誰が親権を行うのか? (119)
3 親権の内容 (123)
4 親権濫用への法的対応 親権の制限 (131)
5 未成年後見 親権を行う者がいないときは? (138)
第 9 章 高齢者の生活保障と法 144
老後の生活を誰が助けてくれるのか
iv
1 高齢社会と社会保障制度 (145)
老後を支えている社会保障制度とは?
2 意思無能力 認知症になって取引をすると…… (147)
3 成年後見制度 (148)
認知症になった人の取引を支援する制度とは?
4 扶 養 老後の蓄え・収入がないと…… (154)
第10章 死亡と相続 159
1 相続制度の歴史 (159)
2 相続制度の意義 なぜ相続制度が必要なのか? (162)
3 相続の開始 相続は何時どこで開始するのか? (167)
4 相続回復請求権 (171)
相続するはずだった権利を取り戻すには?
5 相続財産に関する費用 (173)
第11章 相続人と相続分 誰がどれだけ相続するのか 175
1 相続人 誰が相続するのか? (175)
2 相続欠格と推定相続人の廃除 相続資格のはく奪 (180)
3 相続の承認と放棄 相続人の選択 (183)
4 相続分 どれだけ相続するのか? (187)
第12章 相続財産・遺産分割 194
残された財産は何をどのように相続すればよいか
1 相続財産の範囲 どのような財産が相続されるか? (194)
2 相続と登記 (204)
相続不動産の権利の移転と登記との関係はどうなるのか?
3 遺産共有 (207)
遺産分割前の相続財産はいかなる状態にあるか?
4 遺産分割 遺産はどのようにして分けられるか? (209)
第13章 遺言と相続216
遺言をのこすことで死後も自分の財産を自由に処分できる
1 遺言制度 遺言とはどのようなものか? (216)
2 遺言の方式 遺言にはどのようなものがあるか? (218)
v
3 遺言の取消し・無効・撤回 (225)
遺言の効力は必ず生じるか?
4 遺 贈 遺言で他人に財産を与えられるか? (226)
5 遺言の執行 遺言はどのように実現されるのか? (228)
6 遺留分 (231)
相続人から相続財産を完全に奪うことはできるか?
第14章 国際的な家族関係 236
1 国籍と国際的な家族関係 (236)
2 婚姻関係の国際化 (241)
3 離婚関係の国際化 (245)
4 親子関係の国際化 (251)
5 親族関係の国際化 (258)
6 相続関係の国際化 (261)
第15章 家族関係の紛争処理 266
夫婦・親子・親族間のもつれた糸を解きほぐす紛争処理システム
1 家族関係をめぐる紛争処理制度 最新の動向 (266)
2 家事審判による事件類型別解決 (271)
裁判所による一刀両断的な解決
3 家事調停による事件類型別解決 (276)
両当事者の希望の実現を目指す解決
4 紛争処理制度の在り方 信頼される紛争解決 (278)
5 今後の紛争処理制度の在り方 優れた技法の伝承 (280)
判例索引
事項索引