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続・知的財産法最高裁判例評釈大系(平成17年1月1日~平成30年4月30日)小野昌延先生追悼論文集

続・知的財産法最高裁判例評釈大系(平成17年1月1日~平成30年4月30日)小野昌延先生追悼論文集

販売価格: 9,900円 税込

数量
著者
小野昌延先生追悼論文集刊行事務局・編
発行元
青林書院
発刊日
2019-08-08
ISBN
978-4-417-01768-4
CD-ROM
無し
サイズ
A5判上製 (545ページ)
■解説
●『知的財産法最高裁判例評釈大系Ⅰ~Ⅲ(小野先生喜寿記念)』(2009年)の
 続編。
●平成17年以降の知的財産法関連の最高裁及び知財高裁大合議の「判例評釈」
 全35編を収録。
●小野先生と生前ご親交のあった国内外の方々から寄せられた「追悼の辞」も多数掲載。
目次
第1部 判 例 評 釈
1 専用実施権設定後の特許権にもとづく差止請求権の行使
  ―生体高分子-リガンド分子の安定複合体構造の探索方法事件
 (最高裁〔二小〕平成17年6月17日判決)
2 無効審判請求の除斥期間と無効事由(4条1項15号)の請求
 ―Rudolf Valentino事件 (最高裁〔二小〕平成17年7月11日判決)
3 拒絶審決取消訴訟係属中の出願分割と同時にする補正の効力
  ―eAccess事件 (最高裁〔一小〕平成17年7月14日判決)
4 商標法4条1項8号にいう人の氏名等の「著名な略称」の判断基準
  ―国際自由学園事件 (最高裁〔二小〕平成17年7月22日判決)
5 訂正審決の確定と無効審決の取消し
  ―クリーニングファブリック事件 (最高裁〔三小〕平成17年10月18日判決)
6 宗教法人の名称の使用と不正競争防止法2条1項1号及び2号にいう「営業」
  ―天理教豊文教会事件 (最高裁〔二小〕平成18年1月20日判決)
7 外国における特許を受ける権利の予約承継と特許法35条3項・4項
  ―日立職務発明事件 (最高裁〔三小〕平成18年10月17日判決)
8 特許製品の譲渡後の加工・部材の交換と特許権侵害の有無
  ―インクカートリッジ事件 (最高裁〔一小〕平成19年11月8日判決)
9 映画の著作物の保護期間の延長に関する改正著作権法附則の解釈
  ―映画『シェーン』事件 (最高裁〔三小〕平成19年12月18日判決)
10 特許法104条の3に基づく請求棄却判決と上告審係属中に確定した訂正審決の関係
  ―ナイフの加工装置事件 (最高裁〔一小〕平成20年4月24日判決)
11 特許異議申立事件の係属中に複数の請求項についてなされた訂正請求の効果
  ―発光ダイオードモジュール事件 (最高裁〔一小〕平成20年7月10日判決)
12 結合商標に関する類否判断
  ―つつみのおひなっこや事件 (最高裁〔二小〕平成20年9月8日判決)
13 特許権侵害差止仮処分事件において秘密保持命令の申立てをすることができるか
  (肯定)―液晶テレビ事件 (最高裁〔三小〕平成21年1月27日決定)
14 映画の保護期間と旧著作権法
  ―チャップリン事件 (最高裁〔一小〕平成21年10月8日判決)
15 放送番組の配信サービス行為と白動公衆送信の主体
  ―まねきTV事件 (最高裁〔三小〕平成23年1月18日判決)
16 放送番組等の複製物の取得を可能にするサービスの提供者が複製の主体と解される
  場合
  ―ロクラクⅡ事件 (最高裁〔一小〕平成23年1月20日判決)
17 特許権の存続期間の延長の要件
  ―パシーフカプセル事件 (最高裁〔一小〕平成23年4月28日判決)
18 未承認国の著作物の保護義務と不法行為法による補充的救済の可否
  ―北朝鮮映画事件 (最高裁〔一小〕平成23年12月8日判決)
19 ファイル共有ソフトの公開・提供と著作権侵害
  ―Winny事件 (最高裁〔三小〕平成23年12月19日決定)
20 不使用取消しの要件
  ―ARIKA事件 (最高裁〔三小〕平成23年12月20日判決)
21 ① 旧著作権法下で映画製作会社の名義で公表された映画の著作物に関する存続
    期間の算定,及び②法の規定の誤解から存続期間が満了したと誤信した場合
    の「過失」の有無
    ―暁の脱走事件 (最高裁〔三小〕平成24年1月17日判決)
22 歌手の肖像写真等の無断利用と不法行為/パブリシティ権の侵害
  ―ピンク・レディー事件 (最高裁〔一小〕平成24年2月2日判決)
23 プロダクト・バイ・プロセス・クレームの解釈と明確性
  ―プラバスタチンナトリウム事件(最高裁〔二小〕平成27年6月5日判決)
24 存続期間延長登録の要件
  ―ベバシズマブ事件 (最高裁〔三小〕平成27年11月17日判決)
25 商標無効審判の除斥期間経過後に主張された無効の抗弁と権利濫用
  ―エマックス事件 (最高裁〔三小〕平成29年2月28日判決)
26 均等論の第5要件
  ―マキサカルシトール事件 (最高裁〔二小〕平成29年3月24日判決)
27 侵害訴訟の事実審において訂正の再抗弁を主張しなかった特許権者が,上告
  審において訂正審決の確定を主張することの許否
  ―シートカッター事件 (最高裁〔二小〕平成29年7月10日判決)
28 特許庁職員の過失により質権設定登録が抹消されたことに対する国家賠償と
  民事訴訟法248条の適用
  ―特許原簿質権登録順序過誤事件 (最高裁〔三小〕平成18年1月24日判決)
29 間接侵害成立要件・104条の3第2項の適用の可否
  ―一太郎アイコン特許事件 (知財高裁大合議平成17年9月30日判決)
30 サポート要件の明確化と新たな課題
  ―偏光フィルム製造法事件 (知財高裁大合議平成17年11月11日判決)
31 先願主義と補正・訂正の制限
  ―「新規事項追加の禁止」の根拠と範囲(知財高裁大合議平成20年5月30日判決)
32 特許法102条2項と権利者による特許発明の実施の要否
  ―ごみ貯蔵機器事件 (知財高裁大合議平成25年2月1日判決)
33 FRAND宣言付き標準規格必須特許と権利行使の制限
  (①事件/知財高裁大合議平成26年5月16日判決)
  (②事件/知財高裁大合議平成26年5月16日決定)
34 オキサリプラティヌムの医薬的に安定な製剤
  ―エルプラット事件 (知財高裁大合議平成29年1月20日判決)
35 特許権消滅後の審決取消訴訟の訴えの利益と進歩性判断における引用発明の認定
  ―ピリミジン誘導体事件 (知財高裁大合議平成30年4月13日判決)

第2部 追悼の辞
小野昌延先生を偲んで/アジアの人々との懸け橋/知的財産権関係の第一人者/
小野昌延先生を偲んで/その後いかがお過ごしでしょうか―小野昌延先生を偲ぶ/
小野昌延先生との思い出/小野昌延先生のご逝去を悼む/故小野昌延先生を偲ぶ/
小野昌延先生を偲ぶ/Dr. Ono Remembrance[HALEY, John O.]/ 小野先生への
追悼文[賀 湘沙(He, Xiang Sha)]/Memories of Dr. Ono[HEATH, Christopher]
/In Memory of Dr. Ono[KOPPENSTEINER,Hans-Georg]/Dr. Shoen ONO
- ein unverge?liches Vorbild[LENZ, Ingeborg]/(忘れられない模範である小野
先生[インゲボルクレンツ/(訳)Elisabeth Raidl-Marcure]/ )Remembering
Dr. Shoen Ono[MAULANA, Insan Budi]/Dr. Ono and His Vast Lega
cy as a Lawyer,Academic, and Benefactor [RAIDL-MARCURE, Elisabeth]/
DR SHOEN ONO - OBITUARY ESSAY[STEWART, C. W. Robin]/
Dr. ONO - A Magnanimous Mentor[WEDLICH, Rainer]/
小野昌延先生の思い出[尹 宣熙(YUN, Sunhee)]/あとがき
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