移民がやってきた: アジアの少数民族、日本での物語

販売価格: 1,980円 税込
- 数量
- 著者
- 山村淳平/陳 天璽/無国籍ネットワーク・他著
- 発行元
- 現代人文社
- 発刊日
- 2019-08-20
- ISBN
- 978-4-87798-732-9
- CD-ROM
- 無し
- サイズ
- A5判 (174ページ)
アジアから来た人々がコンビニや外食店で働いている――こうした光景は今や日常となっている。その中には、非正規移民、難民、無国籍者もいる。彼ら/彼女らは日本社会で、さまざまな困難にもめげず、たくましく生きている。彼ら/彼女らの生活をみる声をきく。着実に移民社会に移行しつつある日本社会で、私たちが彼/彼女らとどのように共生して行くのかその足がかりをあたえてくれる。
目次
はじめに
目にうつらない人をみる、とどかぬ声をきく………山村淳平
第1章 社会をきりひらく一世
1 ロヒンギャのゆくえ
人間にとってたいせつなことをおこなう。それが、モスクでおこなっていることです。
………アウン・ティン(ロヒンギャ系/日本人貿易会社経営/49歳/在日26年)
2 タミルの悲劇、いまだ終わらず
日本は平和で安全。ここ日本で平和にくらしたい。
………ラビ(仮名)(無国籍/スリランカ・タミル/民族塗装業/49歳/在日28年)
3 地域にくらすクルド人
トルコでクルド人は社会的地位につけない。日本にきてはじめて、それを手にいれられる。
………クリンチ・エルマス(トルコクルド民族/主婦/49歳/在日17年)
4 ベトナム出身のシスターの足跡
無国籍という国籍で、世界中あちこち自由にいけたら、それがいちばんいいです。
………マリア・レ・ティ・ラン(無国籍/カトリック修道女/54歳/在日27年
5 山の民からの声
アジア開発銀行のODA援助によって、わたしたちのコミュニティがこわされています。
………ディプティ・シャンカー・チャクマ(無国籍/バングラデシュ・ジュマ民族/会社員/46歳/在日15年)
第2章 開拓精神をひきつぐ次世代
1 小さなことからはじめる
もう一歩ふみだせば、その子の給食もハラールでつくれるようになります。
………長谷川留理華(ロヒンギャ系日本人/主婦/29歳/在日17年)
2 親の文化をつたえたい
いかなるうつくしいものでも、形あるものは、すべてほろびる。
………塩田ドルジ(渡留侍)(チベット・ネパール系日本人/作業療法士/39歳/在日16年)
3 一世とニ世のあいだ
なに国人としてカテゴリーにいれられ、枠にはめこまれます。でも、そこからはずれた人は、かならずでてきます。
………ミヤ(仮名)(ビルマカチン民族/大学2年生/19歳/日本うまれ)
第3章 インタビュー/陳天璽(早稲田大学教授、無国籍ネットワーク代表)さんに聞く わたしは、わたし国籍からの解放~無国籍の思想
第4章 社会と歴史をうつしだす少数民族と移民………山村淳平
1 少数民族からみた国民国家
2 移民とはなにか
おわりに
無国籍、移民、難民、そして、われわれ一人ひとりが社会の主役………陳 天璽
資料/日本および世界における移民・難民にかんする統計………山村淳平
本書をよりよく理解するための用語解説………山村淳平
コラム/身分証明書あれこれ………山村淳平
①‘あの世ゆき’のパスポート
②母子健康手帳、その出生の秘密
③不便きわまりない再入国許可書
④紙切れの難民認定証明書、役たたずの難民旅行証明書
⑤独占の医療産業
⑥在留カードにおける国籍欄のインチキ性
⑦「番号なんかでよぶな!」
目次
はじめに
目にうつらない人をみる、とどかぬ声をきく………山村淳平
第1章 社会をきりひらく一世
1 ロヒンギャのゆくえ
人間にとってたいせつなことをおこなう。それが、モスクでおこなっていることです。
………アウン・ティン(ロヒンギャ系/日本人貿易会社経営/49歳/在日26年)
2 タミルの悲劇、いまだ終わらず
日本は平和で安全。ここ日本で平和にくらしたい。
………ラビ(仮名)(無国籍/スリランカ・タミル/民族塗装業/49歳/在日28年)
3 地域にくらすクルド人
トルコでクルド人は社会的地位につけない。日本にきてはじめて、それを手にいれられる。
………クリンチ・エルマス(トルコクルド民族/主婦/49歳/在日17年)
4 ベトナム出身のシスターの足跡
無国籍という国籍で、世界中あちこち自由にいけたら、それがいちばんいいです。
………マリア・レ・ティ・ラン(無国籍/カトリック修道女/54歳/在日27年
5 山の民からの声
アジア開発銀行のODA援助によって、わたしたちのコミュニティがこわされています。
………ディプティ・シャンカー・チャクマ(無国籍/バングラデシュ・ジュマ民族/会社員/46歳/在日15年)
第2章 開拓精神をひきつぐ次世代
1 小さなことからはじめる
もう一歩ふみだせば、その子の給食もハラールでつくれるようになります。
………長谷川留理華(ロヒンギャ系日本人/主婦/29歳/在日17年)
2 親の文化をつたえたい
いかなるうつくしいものでも、形あるものは、すべてほろびる。
………塩田ドルジ(渡留侍)(チベット・ネパール系日本人/作業療法士/39歳/在日16年)
3 一世とニ世のあいだ
なに国人としてカテゴリーにいれられ、枠にはめこまれます。でも、そこからはずれた人は、かならずでてきます。
………ミヤ(仮名)(ビルマカチン民族/大学2年生/19歳/日本うまれ)
第3章 インタビュー/陳天璽(早稲田大学教授、無国籍ネットワーク代表)さんに聞く わたしは、わたし国籍からの解放~無国籍の思想
第4章 社会と歴史をうつしだす少数民族と移民………山村淳平
1 少数民族からみた国民国家
2 移民とはなにか
おわりに
無国籍、移民、難民、そして、われわれ一人ひとりが社会の主役………陳 天璽
資料/日本および世界における移民・難民にかんする統計………山村淳平
本書をよりよく理解するための用語解説………山村淳平
コラム/身分証明書あれこれ………山村淳平
①‘あの世ゆき’のパスポート
②母子健康手帳、その出生の秘密
③不便きわまりない再入国許可書
④紙切れの難民認定証明書、役たたずの難民旅行証明書
⑤独占の医療産業
⑥在留カードにおける国籍欄のインチキ性
⑦「番号なんかでよぶな!」