至誠堂書店

第2版 学校内弁護士―学校現場のための教育紛争対策ガイドブック

第2版 学校内弁護士―学校現場のための教育紛争対策ガイドブック

販売価格: 2,640円 税込

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著者
神内 聡・著
発行元
日本加除出版
発刊日
2019-09-03
ISBN
978-4-8178-4581-8
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (223ページ)
日本で最初の教師兼弁護士が執筆!
「現役教師が書いた法律実務」「弁護士が書いた教育実践」

● いじめ、学校事故、保護者対応などの典型的な教育紛争の事例について、教師兼弁護士の視点からQ&A形式で紛争の予防策と解決策を解説。
● 実際に学級担任を務める著者だからこそ感じる「スクールロイヤー」の存在意義と今後の役割について考察。

64問のQ&Aで著者が実際に用いている法的解決手段を提示する
活きた教育紛争対策サポートガイドブック!

Q:中学校のサッカー部の朝練中に、生徒の蹴ったボールが他の生徒の目に当たって怪我をしました。顧問である教諭は朝練に立ち会っておらず、サッカーの経験はありませんでした。この中学校では朝練には顧問が立ち会うように校長が指導していましたが、朝練の立会いに手当などは支給されていません。顧問は法的責任を負うでしょうか。

Q:初期対応の際に、被害者が加害者と直接交渉したいと希望している場合は、それを認めてもよいでしょうか。また、加害者の住所などの個人情報の提供を求められた場合、これに応じてもよいでしょうか。

Q:「柔道」や「組立て体操」など、危険性が高い教育活動を行う場合に、教員の法的責任が認められる可能性は高まりますか。 高まると考えた場合、そのような教育活動を学校で実施する必要性はあるでしょうか。

Q:被害者の保護者から「うちの子がいじめられたので、加害者の連絡先を教えてほしい」と言われました。学校は加害者の連絡先を教えてよいでしょうか。また、いじめの調査を行った場合、加害者の氏名等を被害者に教えるべきでしょうか。

Q:二学期より不登校状態になり、2か月近く小学校に登校していない生徒の保護者から「不登校中の給食費を返還してほしい」 という要求があったのですが、学校はどのように対応すればよいでしょうか。

Q:別居中の保護者に対しては、同居親と別居親の両者に連絡すべきでしょうか。同居親から、「別居親には子どもの成績や学校行事などの情報を絶対に知らせないでほしい」と要求されている状況で、別居親から「子どもの情報を教えてほしい」と要求された場合、どのように対応すべきでしょうか。

Q:私の中学校では校則で「中学生らしい頭髪をすること」と規定されており、茶髪で登校した中学生に対して、黒に染めて登校するように指導し、そのまま帰宅させたところ、保護者から「茶髪は法律で禁止されていない。不合理な校則により子どもの学習権が侵害された」と苦情がありました。学校はどのように対応すればよいでしょうか。また、この生徒の地毛が茶色である場合、地毛であることの証明書(地毛証明書)を提出させてもよいでしょうか。

Q:修学旅行中に生徒が消灯した後、教員たちが部屋で飲酒をしていたことが保護者からの苦情で発覚しました。教育委員会は信用失墜行為に該当するとして、当該教員らを懲戒処分することにしましたが、妥当でしょうか。

Q:医師の診断書に「『いじめ』が原因で不登校になっている」などといった因果関係や事実関係を示す記載がある場合、学校はどのように取り扱うべきでしょうか。

Q:小学校の普通学級に通学する重度の心臓疾患を抱えた児童に対し、特別支援学級への転籍を促したところ、保護者がこれを拒否しました。学校としてはどのように対応すべきでしょうか。
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