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当番弁護士は刑事手続を変えた: 弁護士たちの挑戦

当番弁護士は刑事手続を変えた: 弁護士たちの挑戦

販売価格: 2,750円 税込

数量
著者
福岡県弁護士会・編
発行元
現代人文社
発刊日
2019-10-24
ISBN
978-4-87798-739-8
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (197ページ)
1990年、福岡県弁護士会は、刑事弁護の充実・強化のために当番弁護士制度を、日本ではじめて始めた。それは、日本の刑事手続を根本的に変えた。その発足にいたる経過をたどり、当番弁護士制度の成果と今後の課題を検討する。
目次
発刊にあたって………上田英友
プロローグ――弁護士(弁護人)って何? 当番弁護士制度って何?………西野裕貴

第1部 当番弁護士制度の誕生とその成果
 当番弁護士制度発足25周年記念シンポジウム
 1 【基調報告】 当番弁護士が変えた刑事司法………村岡啓一
 2 当番弁護士制度発足に向けた福岡県弁護士会の活動………美奈川成章
 3 一般会員を巻き込んだ当番弁護………萬年浩雄
 4 裁判所から見た当番弁護………中山隆夫…
 5 報道機関・一般市民から見た当番弁護………傍示文昭
 6 当番弁護士制度発足の裏側――人的・物的・制度的側面から………安武雄一郎
 7 【パネルディスカッション】 当番弁護士制度の意義と刑事司法にあたえた影響………中山隆夫・村岡啓一・傍示文昭・美奈川成章・安武雄一郎・高平奇恵…
 8 当番弁護士制度と市民の会に関する一考察………久保親志

第2部 被疑者弁護の現状と課題
 1 被疑者弁護の充実化とその課題――2016年刑事訴訟法改正を契機として………岡田悦典…
 2 データから見た当番弁護士制度の意義及び影響等………本書編集委員会

第3部 当番弁護士・被疑者国選弁護制度による刑事手続の変化
 1 【若手座談会】若手弁護士,当番弁護を語る――弁護士・弁護士会のこれまでとこれから ………謙一・安孫子健輔・緒方枝里・服部貴明・髙松賢介・平田えり・松﨑広太郎・甲木真哉
 2 事例報告
 ①窃盗罪で現行犯逮捕された少年の勾留請求が却下された事例………一坊寺麻希
 ②精神疾患の疑いがあるとして早期の釈放を獲得した事例………高柴将太
 ③強姦致傷等で逮捕された男性が,早期の示談交渉で不起訴処分となった事例………藤村元気
 ④通貨偽造が疑われた少年への連日接見と黙秘方針で同罪での家裁送致を回避した事例………木薮智幸
 ⑤公務執行妨害で逮捕されたが,勾留準抗告が認められ,略式処分になった事例………大野智恵美

年表・当番弁護士制度のあゆみ
おわりに………德永響
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