至誠堂書店

イノベーションの歴史 日本の革新的企業家群像

イノベーションの歴史 日本の革新的企業家群像

販売価格: 2,750円 税込

数量
著者
橘川武郎・著
発行元
有斐閣
発刊日
2019-11-26
ISBN
978-4-641-16552-6
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (268ページ)
日本の歴史は、イノベーションの歴史である

世界でたたかう日本をつくりあげた
ビジネス界の巨人たち
その歴史をひもとく一冊

江戸から現代までに繰り広げられた企業家による、
革新的な経営行動をとらえ、
日本経済の礎を築いたイノベーターたちの生きざまを描き出す。

本文・はじめに「本書の狙い」より抜粋・要約
日本の経営史を振り返るとき、解くべき問いが3つある。
1つ目は、本経済はなぜ早期に離陸し成長軌道に乗ったのか?
2つ目は、長軌道に乗った日本経済は、どうして長期にわたり世界史上でもまれな高成長をとげることができたのか?
3つ目は、その長期的にわたる相対的高成長が、1990年代初頭のバブル景気の崩壊によって一挙に終息し、その後の日本経済の失速状態が今日まで続いているのはなぜか?
本書では、これらの問いに対する答えを得るために、イノベーションのあり方の変化という視角を導入する。
◎主な目次
はじめに:イノベーションとは何か/シュンペーターとカーズナーとクリステンセン
第1部ブレークスルー・イノベーションの時代
?概観1:江戸時代
?ケース1:鴻池善右衛門/全国市場を舞台にした革新の連鎖
?ケース2:三井高利/新たなビジネス・チャンスと小売革新
?ケース3:中井源左衛門/地方商人の全国市場での活躍
?論点1:アーリーモダンかプリモダンか
?概観2:幕末開港から日露戦後まで
?ケース4:中上川彦次郎/専門経営者による財閥の改革
?ケース5:岩崎弥太郎・岩崎弥之助/資本家経営者による財閥の形成
?ケース6:安田善次郎・浅野総一郎/二人の資本家経営者の連携による財閥の形成
?ケース7:渋沢栄一/出資者経営者による経営資源の動員
?論点2:なぜ早期に離陸できたか「/最初の後発国工業化」の要件
第2部インクリメンタル・イノベーションの時代
?概観3:第一次世界大戦から1980年代まで
?ケース8:小林一三/都市化の旗手による新産業創出
?ケース9:松永安左エ門/電化の旗手による「民営公益事業」方式の定着
?ケース10:二代鈴木三郎助/例外的なブレークスルー・イノベーションの事業化
?ケース11:豊田喜一郎/ブレークスルーからインクリメンタルへ
?概観2:幕末開港から日露戦後まで
?ケース12:野口遵・鮎川義介/新興コンツェルンの形成と大陸進出
?ケース13:出光佐三「/大陸の石油商」から「民族系石油会社の雄」へ
?ケース14:西山弥太郎/設備投資の先導役による高度成長の牽引
?ケース15:松下幸之助「/消費革命」の仕掛け人による高度成長の牽引
?ケース16:井深大・盛田昭夫・本田宗一郎・藤沢武夫「/世界のソニー」「世界のホンダ」の革新性
?ケース17:土光敏夫「/財界名医」「ミスター行革」が抱いた危機感
?論点3:なぜ長期にわたり成長できたか/キャッチアップと内需主導
第3部二つのイノベーションに挟撃された時代
?概観4: 1990年代以降
?ケース18:稲盛和夫/ベンチャー経営者によるマネジメント革新
?ケース19:鈴木敏文/日本発世界へのコンビニエンス・ストア革新
?ケース20:柳井正・孫正義/二人のリスク・テーカーの例外的な挑戦
?論点4:なぜ失速したか/ICT革命と「破壊的イノベーション」
おわりに:イノベーションの再生「/2正面作戦」のための条件
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