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刑事事実認定重要判決50選〔第3版〕(上)

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刑事事実認定重要判決50選〔第3版〕(上)

販売価格: 6,490円 税込

数量
著者
植村立郎・編
発行元
立花書房
発刊日
2020-02-27
ISBN
978-4-8037-4346-3
CD-ROM
無し
サイズ
A5判上製 (733ページ)
【本書の内容】

 現役裁判官を中心とした執筆陣が、刑事事実認定の法則を最高裁及び下級審の判例に探る論考84本を収録。
新規項目の追加、対象判例の変更、執筆者の更新等の見直しを加えた第3版。

【本書のポイント】

●待望の第3版は判例数大幅増! 全84判例を収録!

 40人以上の新規筆者を迎え、内容・判例等も見直してアップ・ツー・デート! 防犯カメラや危険運転関係等、最新のトピックにも言及。

●刑事事実認定に関する裁判法則が分かる!

 72名の裁判官が、理論だけでなく実務的な視点から判例を検討し、事実認定上の重要な問題とともに、犯罪全体を通ずる総合的な事実認定法則をできるだけ分かりやすく解説。

●警察幹部、法曹関係者、法科大学院生など、法律に携わる人に必要かつ有益な一冊!


目次
第1編 刑法総論関係

1 不真正不作為犯
 横浜地方裁判所川崎支部判事 江見 健一 ○最決平17・7・4 刑集59・6・403

2 行為の危険性の現実化-因果関係
 公証人・元東京高等裁判所部総括判事 小坂 敏幸 ○最決平18・3・27刑集60・3・382

3 相当因果関係-いわゆる「米兵ひき逃げ事件」
 東京地方裁判所部総括判事 小森田 恵樹 ○最決昭42・10・24刑集21・8・1116

4 正当防衛における「急迫性」
 東京高等裁判所部総括判事 栃木 力 ○最判昭59・1・30刑集38・1・185

5 正当防衛における「防衛の意思」
 仙台高等裁判所部総括判事 秋山 敬 ○最判昭60・9・12刑集39・6・275

6 正当防衛における「防衛行為の相当性」
 東京地方裁判所立川支部判事 松井 芳明 ○最判平元・11・13刑集43・10・823

7 統合失調症の場合の責任能力
 熊本地方裁判所部総括判事 松藤 和博 ○最決平21・12・8刑集63・11・2829

8 病的酩酊者の責任能力
 前橋地方裁判所部総括判事 國井 恒志 ○東京高判平25・3・28東高刑時報64・1=12・90

9 薬物中毒者の責任能力
 長崎地方裁判所長・判事 田口 直樹 ○東京高判昭59・11・27判時1158・249

10 精神遅滞(知的障害)者の責任能力
 横浜地方裁判所部総括判事 青沼 潔 ○大阪地判平20・12・10裁判所ウェブサイト

11 行政犯の故意
 弁護士・前学習院大学法科大学院教授・元東京高等裁判所部総括判事 植村 立郎 ○最判平元・7・18刑集43・7・752

12 租税ほ脱犯の故意
 東京高等裁判所判事 中島 経太 ○東京高判平26・1・31判タ1407・242

13 医療観察法上の故意
 大阪地方裁判所部総括判事 増田 啓祐 ○最決平20・6・18刑集62・6・1812

14 危険運転致死傷罪のアルコール摂取類型に関する主観的事情
 札幌地方裁判所部総括判事 島戸 純 ○大阪高判平25・4・17判例秘書

15 危険運転致死傷罪の妨害態様類型における「人又は車の通行を妨害する目的」
 札幌地方裁判所部総括判事 島戸 純 ①東京高判平16・4・13判時1890・156 ②東京高判平16・4・15判時1890・158

16 危険運転致死傷罪の赤色信号殊更無視類型における主観的事情
 札幌地方裁判所部総括判事 島戸 純 ○最決平20・10・16刑集62・9・2797

17 違法性の意識の可能性
 福岡高等裁判所部総括判事 半田 靖史 311 ○最決昭62・7・16刑集41・5・237

18 自 首
 東京地方裁判所部総括判事 下津 健司 ○最決平13・2・9刑集55・1・76

19 不 能 犯
 千葉地方裁判所部総括判事 川田 宏一 ○最判昭51・3・16刑集30・2・146

20 中 止 未 遂
 さいたま地方裁判所部総括判事 中桐 圭一 ○札幌高判平13・5・10判タ1089・298

21 支配型共謀の共同正犯
 中央大学法科大学院教授・元東京高等裁判所部総括判事 村瀬 均 ○最決平15・5・1刑集57・5・507

22 対等型共謀の共同正犯
 千葉家庭裁判所部総括判事 菊池 則明 ○最決昭57・7・16刑集36・6・695

23 共謀関係の解消
 東京地方裁判所部総括判事 佐々木 一夫 ○最決平21・6・30刑集63・5・475

24 募金詐欺の包括一罪性
 仙台高等裁判所秋田支部判事 馬場 嘉郎 ○最決平22・3・17刑集64・2・111

25 罪数の評価
 横浜地方裁判所川崎支部判事 江見 健一 ①最決平21・7・7刑集63・6・507 ②最決平21・10・21刑集63・8・1070


第2編 刑法各論関係(上)


26 強制性交等罪における「被害者供述の信用性」
 司法研修所上席教官・判事 遠藤 邦彦 ○最判平23・7・25裁判集304・139,判タ1358・79,判時2132・134

27 強制性交等罪における「反抗抑圧の有無」
 広島地方裁判所判事 杉本 正則 ○広島高判昭53・11・20判時922・111

28 強制性交等罪における「被害者の同意」
 司法研修所教官・判事 中村 光一 ○東京高判平27・3・6判例秘書 L7020076

29 強制わいせつ罪における「性的意図」
 司法研修所教官・判事 薄井 真由子 ○最大判平29・11・29刑集71・9・467

30 贈収賄罪における「金品の授受」の有無
 東京地方裁判所判事 熊代 雅音 ○名古屋高判平28・11・28判時2366・55

31 贈収賄罪における「賄賂性」
 札幌地方裁判所部総括判事 駒田 秀和 ○最決平24・10・15刑集66・10・990

32 殺意の認定
 東京地方裁判所部総括判事 河本 雅也 ○東京地判平22・7・15判例秘書

33 暴行・傷害罪における「有形力(物理力)」の有無・ 内容
 東京高等裁判所判事 河原 俊也 ○大阪高判平24・3・13判タ1387・376

34 暴行・傷害罪における「故意」の有無・内容
 千葉地方裁判所木更津支部総括判事 行方 美和 ○大阪地判平24・3・16判タ1404・352

35 保護責任者遺棄致死罪 ―「控訴審による事実誤認の審査も視野に入れて」
 東京地方裁判所部総括判事 楡井 英夫 ○最判平26・3・20刑集68・3・499

36 業務上過失致死傷事犯における注意義務の前提となる事実-予見可能性
 公証人・元山形地方裁判所長 林 正彦 ○最決平16・7・13刑集58・5・360,判時1877・152,判タ1167・146

37 過失運転致死傷事犯における注意義務の前提となる事実-回避可能性
 仙台地方裁判所部総括判事 江口 和伸 ○最判平15・1・24裁判集283・241

38 山岳ツアー引率者の過失
 東京地方裁判所部総括判事 家令 和典 ○東京高判平27・10・30判時2328・138,判タ1421・146

39 間接所持としての盗品の近接所持
 東京地方裁判所部総括判事 河本 雅也 ○東京高判平4・12・7判タ822・276

40 窃盗罪における「占有」の有無
 名古屋地方裁判所部総括判事 吉井 隆平 ○最決平16・8・25刑集58・6・515

41 恐喝罪と強盗罪との区別
 大阪高等裁判所部総括判事 西田 眞基 ○最判昭23・11・18刑集2・12・1614

42 詐欺罪における「欺罔行為」と「商取引」
 大阪高等裁判所部総括判事 三浦 透 ○最決昭43・6・6刑集22・6・434
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