実践的刑事事実認定と情況証拠(第4版)


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元裁判官が,事件の真相究明に不可欠な「刑事事実認定」と「情況証拠」について裁判例を踏まえて追究。『刑事事実認定重要判決50選』の総論的役割をも果たすこととなった第4版。
目次
第1章 刑事事実認定概観
第1 は じ め に
第2 刑事事実認定概観
1 事実認定の普遍性(一般性)・日常性
2 刑事事実認定における特殊性
3 普遍性(一般性)・日常性と特殊性の総合が肝要
第3 法曹三者が行う事実認定
1 概 説
2 捜査官における事実認定
3 弁護人における事実認定
4 裁判官・裁判体が行う事実認定
第4 刑事事実認定構造の変容
1 刑事事実認定の主体等
2 判断対象の変容
第2章 刑事裁判における事実認定
第1 事実認定の構造
1 刑訴法317条の「事実の認定は,証拠による。」の事実認定に おける意義
2 事実認定の構造
第2 争点の整理,明確化,刑事における要件事実的 発想等
1 判決の事実認定における理想形の実現方法
2 公判前整理手続を経ない事件
3 公判前整理手続を経た事件
4 具体的な検討
第3 証拠調べの適正化
1 証拠調べの適正化の位置付け
2 公判前整理手続を経た事件における特有の留意点
3 補 足
第4 判決における事実認定は,それまでの審理の総決算
1 判決書の完成度には判決段階以前の訴訟の在り方が重要
2 判決における事実認定の諸過程
第5 心証形成過程
1 概 説
2 分析的心証形成と総合的心証形成
3 判決書の作成
4 事実認定にも幅があること
第6 心証形成の方法
1 縦方向の心証の積上げ方式
2 横方向の心証の積上げ方式
3 個々の証拠の信用性の評価
4 論理則,経験則,洞察力の活用
第7 確 認 過 程
1 確認過程の内容と実施時期
2 立 証 趣 旨
3 点検作業の結果とその後の手続
4 ま と め
第8 判決書作成過程
1 判決書作成過程も事実認定過程に含まれること
2 判決書作成方法
第3章 刑事事実認定における要件事実的思考について
第1 刑事事実認定における要件事実的思考の意義と必要性について
1 刑事事実認定が要件事実的に開かれていることについて
2 事実認定における要件事実的思考の意義と必要性について
第2 要件事実的思考の意義等について
1 要件事実的思考の意義について
2 要件事実的思考の発現形態について
第3 要件事実的思考の実務的なメリット
1 刑事事実認定における分析の視点を提供すること
2 釈明,争点整理の手掛かりとなること
3 証拠調べの効率化と要件事実的思考
4 事実認定過程及び判決における事実認定に関する説明の 各適正化と要件事実的思考
5 量刑理由の説示の適正化と要件事実的思考
第4章 情況証拠と事実認定(総論)
第1 は じ め に
1 情況証拠に関する学説等
2 検討の視点
第2 情況証拠の意義等
1 情況証拠の意義
2 情況証拠の存在形態
3 情況証拠の分類
第3 情況証拠と証拠能力
1 間接証拠,間接事実の場合
2 補助証拠,補助事実の場合
第4 情況証拠による事実認定
1 情況証拠による事実認定の分類
2 直接証拠がある上記①②の場合と情況証拠
第5 直接証拠型や本来情況証拠型が混在し得る 上記③の場合
1 直接証拠型による事実認定
2 本来情況証拠型による事実認定
3 推 定
4 同種前科・類似事実による立証
5 経 験 則
6 総 合 認 定
7 不特定的認定(概論)
第5章 情況証拠と事実認定(各論)
第1 個別の事項に関する事実認定と情況証拠(概説)
第2 殺人,傷害・暴行の故意
1 殺意,傷害・暴行の故意の認定(概説)
2 創傷に関する情況証拠
3 凶器に関する情況証拠
4 犯行の態様
5 動 機
6 救命措置の有無と殺意
第3 目的,常習性等
1 概 説
2 薬物事犯における営利の目的等
3 贓物犯(盗品譲受け等犯)における知情
4 賄 賂 性 等
5 反抗を抑圧されたこと等
6 常 習 性
第4 共 謀
1 共謀の認定において,主に問題とされる事項
2 共謀の認定・小論
第5 薬物事犯における法定の除外事由の不存在
判例索引
第1章 刑事事実認定概観
第1 は じ め に
第2 刑事事実認定概観
1 事実認定の普遍性(一般性)・日常性
2 刑事事実認定における特殊性
3 普遍性(一般性)・日常性と特殊性の総合が肝要
第3 法曹三者が行う事実認定
1 概 説
2 捜査官における事実認定
3 弁護人における事実認定
4 裁判官・裁判体が行う事実認定
第4 刑事事実認定構造の変容
1 刑事事実認定の主体等
2 判断対象の変容
第2章 刑事裁判における事実認定
第1 事実認定の構造
1 刑訴法317条の「事実の認定は,証拠による。」の事実認定に おける意義
2 事実認定の構造
第2 争点の整理,明確化,刑事における要件事実的 発想等
1 判決の事実認定における理想形の実現方法
2 公判前整理手続を経ない事件
3 公判前整理手続を経た事件
4 具体的な検討
第3 証拠調べの適正化
1 証拠調べの適正化の位置付け
2 公判前整理手続を経た事件における特有の留意点
3 補 足
第4 判決における事実認定は,それまでの審理の総決算
1 判決書の完成度には判決段階以前の訴訟の在り方が重要
2 判決における事実認定の諸過程
第5 心証形成過程
1 概 説
2 分析的心証形成と総合的心証形成
3 判決書の作成
4 事実認定にも幅があること
第6 心証形成の方法
1 縦方向の心証の積上げ方式
2 横方向の心証の積上げ方式
3 個々の証拠の信用性の評価
4 論理則,経験則,洞察力の活用
第7 確 認 過 程
1 確認過程の内容と実施時期
2 立 証 趣 旨
3 点検作業の結果とその後の手続
4 ま と め
第8 判決書作成過程
1 判決書作成過程も事実認定過程に含まれること
2 判決書作成方法
第3章 刑事事実認定における要件事実的思考について
第1 刑事事実認定における要件事実的思考の意義と必要性について
1 刑事事実認定が要件事実的に開かれていることについて
2 事実認定における要件事実的思考の意義と必要性について
第2 要件事実的思考の意義等について
1 要件事実的思考の意義について
2 要件事実的思考の発現形態について
第3 要件事実的思考の実務的なメリット
1 刑事事実認定における分析の視点を提供すること
2 釈明,争点整理の手掛かりとなること
3 証拠調べの効率化と要件事実的思考
4 事実認定過程及び判決における事実認定に関する説明の 各適正化と要件事実的思考
5 量刑理由の説示の適正化と要件事実的思考
第4章 情況証拠と事実認定(総論)
第1 は じ め に
1 情況証拠に関する学説等
2 検討の視点
第2 情況証拠の意義等
1 情況証拠の意義
2 情況証拠の存在形態
3 情況証拠の分類
第3 情況証拠と証拠能力
1 間接証拠,間接事実の場合
2 補助証拠,補助事実の場合
第4 情況証拠による事実認定
1 情況証拠による事実認定の分類
2 直接証拠がある上記①②の場合と情況証拠
第5 直接証拠型や本来情況証拠型が混在し得る 上記③の場合
1 直接証拠型による事実認定
2 本来情況証拠型による事実認定
3 推 定
4 同種前科・類似事実による立証
5 経 験 則
6 総 合 認 定
7 不特定的認定(概論)
第5章 情況証拠と事実認定(各論)
第1 個別の事項に関する事実認定と情況証拠(概説)
第2 殺人,傷害・暴行の故意
1 殺意,傷害・暴行の故意の認定(概説)
2 創傷に関する情況証拠
3 凶器に関する情況証拠
4 犯行の態様
5 動 機
6 救命措置の有無と殺意
第3 目的,常習性等
1 概 説
2 薬物事犯における営利の目的等
3 贓物犯(盗品譲受け等犯)における知情
4 賄 賂 性 等
5 反抗を抑圧されたこと等
6 常 習 性
第4 共 謀
1 共謀の認定において,主に問題とされる事項
2 共謀の認定・小論
第5 薬物事犯における法定の除外事由の不存在
判例索引