小売業DX 成功と失敗 (DOBOOKS)

販売価格: 1,980円 税込
- 数量
過度な出店が限界を迎え、
コロナによってECニーズが急激に高まった小売業において、
DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進は急務となった。
DXの定義を明確にせず、
その目的やメリット、裏にあるリスクやデメリットを理解せずにDXに取り組むことは、
大変危険である。
なぜなら、DXはそう簡単にはやり直しがきかず、
失敗した場合の時間と労力、経営への被害は軽微なものではないからだ。
小売業の経営課題と、DXの現場を見る中から得た
リアルなノウハウを紹介。
●目次
1章 なぜ今、日本の小売業にDXが必要なのか
リテール市場で起きている変化とは
2章 DXをはじめる前に必ず確認してほしいこと
1 ×デジタルツール導入が目的 〇ビジネス変革が目的
2 小売企業のDXの全体像を知る
3 コロナ後の小売市場を予測する
4 自社の現状10のチェックリスト
5 自社の展望10のチェックリスト
3章 DXの選択と集中
1 ×DXは網羅しなくてはならない 〇自社の必要項目を選定
2 DXにおいても変わらない、小売業の普遍的ノウハウを捨てない
3 むやみに調査しない、仮説ファーストが大前提
4 小売のDXを支える主要ITプレーヤー
5 目標数値を明確にする
4章 DXのターゲットはお客様と社員の2つ
1 △消費者だけに集中 〇社員も顧客の1人として捉える
2 店舗のDXを最優先に据える
3 バックオフィス部門だけで議論せずユーザーを巻き込むDXを
5章 データは集めることを目的にすると失敗する
1 ×まずはデータを集めよう 〇データをこう活用したい
2 データ収集、統合、分析、活用の全体像 データを社内で散在させない
3 購買前と購買後の行動を必ず取得する
4 KPIはOTVではなくLTVを当たり前にする
5 日本におけるデジタル・プラットフォームの展望
6章 コーポレート機能のオペレーション改革
1 BPRとDXの密接な関連性
2 業績の成否を握る、品揃えと価格の最適化
7章 店舗とECを分断しないDX
1 ×ECは店舗売上を奪取する 〇ECと店舗の相互作用を重視
2 BOPISは日本でも主流となる
3 顧客体験を7つの分類で整理する
8章 プロモーションにおけるデジタル活用
1 ×デジタルのトレンドに飛びつかない 〇デジタルこそ基本ありき
2 ×売り込みすぎる広告、値引き訴求ありき 〇PR×SNSが信頼を作る
9章 小売のDXお手本企業から学ぶ
1 売り込まない店舗、発見する店舗
2 D2Cブランドの出店による業績拡大
3 店舗で新規顧客開拓、ECでリピート率アップ
4 異業種に小売のDXのヒントあり
10章 組織改革なくしてDXの成功なし
1 新事業構築は新組織、既存事業価値向上は経営企画部門の増強
2 DX人材育成
3 全社員デジタル知見必須の教育・評価体系へ
4 経営層の理解と決意