生きていく上で避けられないものが「相続」です。ひとは、少なくとも１度、もしかしたら２度、人生の中で相続を関わることになります。といっても、２度めの相続は、自分が財産を残す方なので考える必要はありません。その相続のときに、戸惑うことなく相続をすすめるためにどうすればよいかを、相続専門の税理士の視点から説明したのが本書になります。
自分が相続人のひとりになったとき、つまり親や親族などの被相続人が亡くなった瞬間から「相続」ははじまります。まず最初に気をつけなければいけないのは、あまり時間はないということ。相続人を確定し、遺産をどのように分割するのかを決めなければなりません。そして、相続税を支払うというゴールまでに時間内に完了しなければならないのです。対話形式で読みやすく、読み終われば、相続について失敗しないだけの知識をみにつけることができるはずです。

目次
序章　相続山の全体像を理解しよう
第1章　相続山１～４合目　序盤編
第2章　相続山５～６号目　遺産分割・名義変更
第3章　相続山７～８合目　相続税の申告
第4章　相続山9合目　税務調査対策
第６章　相続山裏ルート①　揉めないための生前対策
第７章　相続山裏ルート②　相続税対策
第8章　相続山を登る前に　認知症対策