至誠堂書店

知財のフロンティア 第1巻 学際的研究の現在と未来

知財のフロンティア 第1巻 学際的研究の現在と未来

販売価格: 6,050円 税込

数量
著者
田村善之/山根崇邦・編著
発行元
勁草書房
発刊日
2021-10-26
ISBN
978-4-326-40397-4
CD-ROM
無し
サイズ
A5判上製 (363ページ)

望ましい知財制度とはどういうものか? 本来あるべき制度の構築を目指し、専門分野の垣根を越えて大局的多角的に根本から問い直す!
デジタル経済の急速な進化に伴い、知財の保護と利用の自由のバランスを根本的に見直す必要性が叫ばれるなか、学際的研究のニーズが高まっている。知財法学者はもとより、法哲学者、憲法学者、情報法学者、民法学者、政治学者、文化人類学者、経済学者、実務家らが一堂に集い、知財制度の根幹に迫る。

【おもな目次】
はしがき[田村善之]
第1編 知的財産と法哲学
第1章 蜘蛛の糸──『知財の哲学』『知財の理論』からみた『知財の正義』[田村善之]
第2章 知的財産法制の再考──職業的知的創作の自由の観点から[浅野有紀]
第3章 知的財産制度の正当化根拠をめぐる権利論と功利主義の相克──知的財産と法哲学の交錯の一断面[山根崇邦]
第4章 所有権の神話──知的財産権の過去と未来?[大屋雄裕]
第2編 知的財産と憲法
第5章 知的財産権の憲法化の背景と意義[比良友佳理]
第6章 拡大する商標保護と表現の自由の保障──米国における商標法と修正1条の議論からの示唆[平澤卓人]
第7章 著作者の権利に基づく差止めと表現の自由[大日方信春]
第3編 知的財産とアーキテクチャ
第8章 アーキテクチャによる法の私物化と著作権制度──ドイツ法との比較法による検討[栗田昌裕]
第9章 著作権とアーキテクチャ──情報法の視点から[成原 慧]
第4編 知的財産と人々の意識
第10章 知的財産をめぐる人々の意識の醸成──現代人類学の視点から[中空 萌]
第11章 写真の技術的特性に対する意識──被写体の決定と創作性判断をめぐる議論[酒井麻千子]
第12章 著作権法上の非変容的利用をめぐる人々の意識──日米独仏の文化比較による実証研究[ブラニスラヴ・ハズハ=清水紀子]
第13章 海賊版対策異論──海賊版への前向きの対処方法[田中辰雄]
索引
執筆者紹介
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