至誠堂書店

スポーツにおけるハラスメントの弁護士実務

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スポーツにおけるハラスメントの弁護士実務

販売価格: 4,070円 税込

数量
著者
佐藤大和/山本健太・編著
発行元
第一法規
発刊日
2021-12-06
ISBN
978-4-474-07564-1
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (341ページ)

スポーツにおけるハラスメントについて、ハラスメントの該当性判断や再発防止に必要な知識を集約した唯一の書!

スポーツにおけるハラスメントの基本的知識に加え、各種手続や裁判例・事例の豊富な分析、代理人としての活動の流れ・注意点、メディア対応からアンガーマネジメントの知識に至るまで、弁護士実務に役立つ知識を丁寧に解説。

目次
第1章 スポーツにおけるハラスメント

第1 一般的なハラスメント
1 はじめに
2 パワーハラスメント
? 法規制
? パワーハラスメントとは
? パワーハラスメント該当性の判断基準
? パワーハラスメント行為の6類型
? 法が定める事業主等(企業)が従うべきルール
? 雇用管理上の措置義務の内容(パワハラ指針)
? 違反の場合のペナルティ
3 セクシュアルハラスメント
? 法規制
? セクシュアルハラスメントとは
? セクシュアルハラスメント該当性の判断基準
? 法が定める事業主等(企業)が従うべきルール
? 雇用管理上の措置義務の内容(セクハラ指針)
? 違反の場合のペナルティ
4 マタニティハラスメント
? 法規制
? マタニティハラスメントとは
? 「制度等の利?への嫌がらせ型」
? 「状態への嫌がらせ型」
? 法が定める事業主等(企業)が従うべきルール
? 雇用管理上の措置義務の内容(マタハラ指針、両立指針)
? 違反の場合のペナルティ
5 SOGI にまつわるハラスメント
? 定義
? SOGI ハラの具体例
? SOGI ハラに関する動き

第2 スポーツにおけるハラスメント(スポーツハラスメント)
1 harassment and abuse
2 スポーツにおけるパワーハラスメント
? 既存の定義
? 第三者委員会等の見解
? 検討
3 スポーツにおけるハラスメントの類型
? 指導者からアスリートへのハラスメント
? アスリート同士のハラスメント
? アスリートから指導者・スタッフへのハラスメント
? アスリートの保護者からアスリートへのハラスメント
4 法的責任とスポーツ界の損失
? 法的責任
? スポーツ界の損失
5  スポーツにおけるハラスメントに関する日本国内及び国際的な動向
? スポーツにおけるハラスメントに関する国内の動向
? スポーツにおけるハラスメントに関する国際的な取組
column ハラスメントではなく競技の魅力で盛り上がるスポーツ界を(両角友佑)

第2 章 スポーツにおけるハラスメントの判断基準と判断のポイント

第1 裁判例
1 はじめに
2 刑事責任
? スポーツにおけるハラスメントの犯罪性
? 刑事責任の裁判例
3 民事責任
? 損害賠償の法律構成如何
? 民事責任のうち主にセクシュアルハラスメントの裁判例
? 民事責任のうち主にパワーハラスメントの裁判例
? 事実認定・違法性判断に関する当事者の主張・立証のポイント
? 裁判例からうかがわれる問題点

第2 スポーツ仲裁機構における事例
1 日本スポーツ仲裁機構においてハラスメントが審理の対象となる事例
2 事例検討
? JSAA-AP-2016-006(柔道)
? JSAA-AP-2020-003(知的障がい者卓球)
? JSAA-AP-2017-001(ハンドボール)

第3 第三者委員会における事例
1 第三者委員会
2 第三者委員会におけるパワーハラスメント判断の枠組み
? 公益財団法人日本レスリング協会の第三者委員会
? 公益財団法人日本体操協会の第三者委員会
? 公益社団法人日本プロサッカーリーグにおける第三者委員会
? 学校法人日本大学における第三者委員会
? 独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)の定義
? 学校法人帝京大学の内部調査委員会
3 報告書の具体的な検討
? レスリング
? 体操
? サッカー
? アメリカンフットボール
? 空手
4 第三者委員会の報告書を踏まえた検討
column 時代に合わせた指導方法の変化と報道の問題(塚原千恵子)

第3 章 スポーツ現場でのハラスメント発生

第1 発覚

第2 競技団体における暴力・ハラスメント等相談窓口の利用
1 相談窓口設置の経緯
2 相談窓口利用に関する検討事項
? 相談窓口の利用者が限定されているか
? 匿名相談が可能かどうか
? 相談窓口はどのように運営されているか
? 相談窓口で対応可能な行為であるか
? ハラスメント行為者に対してどのような対応が可能か
? 相談から対応までの手順がどのようになされるか
3 各種相談窓口の問題点

第3 被害申告者側の対応
1 相談対応
? 相談時の対応における留意点
? 事実聴取の際の留意点
? 証拠収集の際の留意点
2 代理人としての活動
? 任意交渉における対応
? 協会やチーム等に対する申立て
? スポーツ仲裁機構に対する対応
? 第三者委員会への対応
? 法的措置
3 メディア対応の際の留意点
? メディアを通じての告発
? SNS を通じての告発
? 記者会見
? テレビ出演
? その他のメディア対応

第4 被害被申告者側の対応
1 相談対応
2 代理人としての活動
? 任意交渉における対応
? 協会やチーム等に対する対応
? スポーツ仲裁機構に対する対応
? 第三者委員会への対応
?裁判での対応
3 メディア対応の際の留意点
? 謝罪・事実説明対応
? メディアからの問合わせ対応
? 名誉毀損やプライバシー侵害報道に対する対応
4 研修の活用

第5 協会側の対応
1 相談対応
? 協会の種類
? 協会の特性
? 相談初期対応の注意点
? 協会が当事者となる場合
? 相談機関としての協会の対応
? 処分機関としての協会の対応
2 顧問弁護士等としての活動
? 通報窓口としての関与
? 助言者としての関与
? 調査者としての関与
3 メディア対応
? メディア対応の必要性の検討
? 調査開始前のメディア対応
? 処分時のメディア対応

第6 スポーツにおけるハラスメントの刑事事件対応
1 はじめに
2 被害申告者の対応
3 被害被申告者の対応
? 被害被申告者の心構え
? 刑事弁護人としての活動
? 所属先への対応
? メディア対応
column  スポーツにおいて真に大切なこと(野村忠宏)

第4 章 第三者委員会・仲裁機構・協会等における手続

第1 第三者委員会
1 第三者委員会の流れ
2 第三者委員会の問題点
? スポーツの専門家の不在
? 調査手続の相当性について
? 事後的な検証の困難さ
? 事実認定の合理性の担保
? 立証の問題
? パワーハラスメントに当たるとの評価

第2 仲裁機構
1 スポーツ仲裁機構の手続の流れ
? 調停
? 仲裁
2 仲裁機構の課題
? スポーツ調停について
? スポーツ仲裁について

第3 協会やチーム等
1 協会やチームにおける取組
2 協会等による懲戒処分に至る流れ
3 協会やチーム等における事実調査機関
4  協会等に属する者のみによる調査と内部調査委員会による調査
5 協会やチーム等における事実調査の方法
6 事実認定・評価方法
7 協会やチーム等における懲戒処分
8 協会やチーム等の処分の問題点
column 指導における暴力等の根絶を目指して(公益財団法人日本サッカー協会)

第5 章 スポーツにおけるハラスメントの原因と予防

第1 スポーツの本質的価値とスポーツにおけるハラスメントの原因
1 はじめに
2 スポーツの歴史、語源
? スポーツの歴史
? スポーツの語源
? まとめ
3 日本のスポーツを紐解く
? 近代スポーツ移入の背景
? 教育との密接性から生じる弊害
4 勝利至上主義
? 勝利至上主義について
? 勝利至上主義の原因
? 注意点
? 一流選手も危惧する勝利至上主義
? 生涯スポーツ
5 スポーツ界の閉鎖性
6 スポーツと暴力
7 日本の部
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