改訂コーポレートガバナンス・コードでも強調される事業ポートフォリオマネジメント。事業部門別財務諸表の作成から資本コストや事業価値の算出までその実践法を徹底ガイド。
【本書の構成】
第1章 なぜ今、事業ポートフォリオマネジメントなのか
I 今、何が起こっているのか
II 「経営」に直面しなくても済んでいた時代
III 株主ガバナンスの台頭と資本効率性の重視
IV コーポレートガバナンス・コード改訂の衝撃
V 追いつかない社内体制の整備と意識改革

第2章 経営に必要なファイナンスの要諦
I 企業価値向上とは何なのか
II 資本コストをどう算出するのか
III 企業価値を算出する
IV ディスカウンテッド・キャッシュフロー法とは何か

第3章 経営管理の高度化が求められている
I 本社の機能とは何か
II 事業ポートフォリオマネジメントの実際
III 事業ポートフォリオマネジメントにおける問題
IV 問題はバランスシートである
V β値の推定
VI 社内への浸透

第4章 事業の将来をきちんと語るために
I 過去の実績は得意だが将来予測が苦手
II 将来予測を定量化する
III プロジェクションを使って何をするか

第5章 事業ポートフォリオマネジメントを進めるために
I 全社戦略と本社の役割
II マネジメントサイクルを回す

第6章 事業ポートフォリオマネジメントの実践
I 事業ポートフォリオマネジメント手法
II 部門別財務諸表の作成例
III 収益性・資本収益性の比較
IV 企業価値の算出―事業の将来予測を可能にする