行政法理論の基層と先端―稲葉馨先生・亘理格先生古稀記念

行政法理論の基層と先端―稲葉馨先生・亘理格先生古稀記念

販売価格: 19,800円 税込

著者
大貫裕之/神橋一彦/松戸 浩/米田雅宏・編
発行元
信山社
発刊日
2022-05-23
ISBN
978-4-7972-6170-7
CD-ROM
無し
サイズ
A5判上製ケース入 (756ページ)
◆学問への真摯な対話と学風の体現 ― 第一線で活躍する執筆陣が集った、行政法研究に幅広く有用の書◆
【目次】

◆I 行政法総論・基礎理論◆

◆1 「公衆」と法――公衆衛生行政を素材に〔飯島淳子〕
◆2 オーストラリアの司法審査制度と行政上の主体の多様化〔北島周作〕
◆3 国及び公共団体の概念〔仲野武志〕
◆4 京都学派の行政裁量論――織田萬・佐々木惣一・渡辺宗太郎の議論を中心に〔山下竜一〕
◆5 当事者自治による都市狭域空間制御――擬似公共性による強制から参加・熟議を通じた共生へ〔岸本太樹〕
◆6 行政処分の「違法性の承継」論の再検討――序論的考察〔人見 剛〕
◆7 行政の実効性確保法制における「公表・その他手法」について〔野口貴公美〕
◆8 都市計画の特質と裁量統制〔西田幸介〕
◆9 規制権限不行使事例における裁量審査の構造〔高橋正人〕
◆10 地方自治体における申請手続をめぐる行政実務の課題――再生可能エネルギー発電設備の設置を中心として〔内藤 悟〕
◆11 憲法判例における比較衡量論――その歴史と現在〔渡辺康行〕

◆II 行政救済法◆

◆12 情報公開訴訟における立証責任〔村上裕章〕
◆13 地方公共団体の出訴資格〔松戸 浩〕
◆14 処分性判定における「処分によって奪われる法的地位」についての一考察――新渡戸記念館廃止条例事件を題材として〔和泉田保一〕
◆15 地方議会議員に対する懲罰と司法審査――岩沼市議会事件大法廷判決と今後の展望〔神橋一彦〕
◆16 行政不服審査手続過程に関する一考察〔中原茂樹〕
◆17 国家賠償法における違法性に関する覚書〔大貫裕之〕
◆18 建築確認処分と「国家賠償法の解釈の構造」――最三小判平成25年3月26日集民243号101頁を素材として〔米田雅宏〕
◆19 国家補償法における無過失責任規範に関する序論的考察〔津田智成〕
◆20 教育活動と国家賠償訴訟〔朝田とも子〕

◆III 行政組織法◆

◆21 アメリカの行政組織と法〔正木宏長〕
◆22 教育委員会における意思決定の法構造と運用――政令市・中核市・県庁所在市の事務委任・専決規則と会議録の比較を通じて〔大畠菜穂子〕
◆23 独立規制機関の組織法的統制――ドイツ電気通信法制の一断面〔福島卓哉〕
◆24 「重要な公の施設」に関する若干の考察〔斉藤徹史〕

◆IV 行政法各論◆

◆25 ドイツの学術審議会〔德本広孝〕
◆26 経路依存性と法に関する覚書――アメリカ環境保護庁はいかにして生まれたのか〔及川敬貴〕
◆28 合衆国大統領と法律家〔北見宏介〕
◆29 災害対策の核心〔千葉 実〕
◆30 フランスにおける文化遺産の美と都市計画法制〔久末弥生〕


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