財政課も思わず納得!公務員の予算要求術

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予算査定する側・される側、双方を知り尽くした著者が教える、“予算要求のコツ"!
豊富な査定経験を持つ著者だからこそ言える、“予算要求のコツ"を伝授!
予算査定担当者が何を考え、どこに目をつけて審査しているのかがわかる!
実は、予算査定では必ずチェックされる「10の査定基準」があります。
これらの基準を満たしているかどうか、どんな査定担当者でも指摘をしたくなるものです。
つまり、このポイントをクリアしさえすれば、誰でも、どんな事業でも、予算獲得の可能性を一気に高めることができます。
【必ずチェックされる査定基準ベスト10】
1.積算は正確か
2.国の動きと連動しているか
3.法的な裏付けはあるか
4.事業効果は示されているか、効果に対するコストは妥当か
5.他の事業で代わりは効かないか
6.ミッションは明確か
7.方針決定されているか
8.将来コストは明確か
9.部署全体で最適な予算が組まれているか
10.以前課題として指摘されたことが解決できているか
本書では、これらのポイントをクリアするために、どのような準備をしておけばよいか、実現可能な具体策を紹介します。
さらに、ヒアリングのコツや、厳しい財政状況の中で財源を確保した、実際の自治体の実例も解説。
初めて予算要求を担当する人はもちろん、事業に予算がなかなかつかず悩んでいる人や、予算要求の準備をもっと効率的に進めたい人にもおすすめの、現場で役立つ一冊です!
【目次】
第1章 財政課の本音はこうだ! 査定する側が一番気にしていること
1 財政課が厳しく査定するのはなぜ?
2 予算が組めているのに「財政が厳しい」って本当?
3 「根拠は?」「効果は?」と財政課が追及するのはなぜ?
4 既存事業が見直し対象になるかどうかの基準は?
5 事業の必要性が財政課に伝わらないのはなぜ?
6 首長のOKがあれば、予算は付くもの?
7 マイナス査定を前提に要求額は上乗せしてもいい?
第2章 流れをおさえる! 予算要求の基礎知識
1 予算が決まるまでの流れをおさえる
2 予算に関わる業務の全体像を知ろう
3 予算編成のスケジュール
4 まずは予算編成方針をチェックする
5 予算編成手法を把握する
6 要求書を作成する
7 財政担当による予算査定
8 予算案決定から成立まで
9 知っておくと役に立つ財源構造のポイント
第3章 財政課はここを見る! 査定基準ベスト10
1 積算は正確か
2 国の動きと連動しているか
3 法的な裏付けはあるか
4 事業効果が示されているか、効果に対するコストは妥当か
5 他の事業で代わりがきかないか
6 ミッションは明確か
7 方針決定されているか
8 将来コストは明確か
9 部署全体で最適な予算が組まれているか
10 課題として指摘されたことが解決できているか
第4章 財政課の納得を引き出す! ヒアリングでの振る舞い方
1 想定問答や関連データは事前に準備
2 対峙ではなく、対話の場
3 口頭での説明は要点を絞る
4 想定外の質問は無理に対応せず、一旦持ち帰る
5 資料が用意できない場合は正直に事情を話す
6 関係団体からの要望も「市民に必要」とのスタンスで説明
7 幹部肝いりの事業でも理屈は必要
8 ヒアリングまでの仕込みが肝心
9 前年度コピペには代償あり
10 事業見直しを求められたら?
11 地方交付税措置の構造を理解する
第5章 根拠が示せる! 予算獲得を実現する手段
1 他自治体の成功事例に自分の自治体の事情を加味する
2 一般財源を新たに使うなら調整が必要
3 国の懐事情も察する
4 財源を見つけ出す
5 ロジックモデルで事業効果を示す
6 専門家がいなくてもできる事業効果の見込み方
7 公民連携は強い味方
8 因数分解して公民連携の可能性を広げる
9 市民とともに資産を守る、価値を高める
10 予算要求書は年間の事業計画書
11 使い切り予算からの脱却
12 さようなら、縦割り予算
13 他の自治体とタッグを組む
14 事業の「賞味期限」の見つけ方
15 アフターコロナでの事業の組み立て