必携デリバティブ・ドキュメンテーション 基礎編


販売価格: 3,300円 税込
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「オプション取引やスワップ取引は聞いたことがあるけど、デリバティブ取引ってなんだろう」
「デリバティブ・ドキュメンテーションって?」
デリバティブ取引は、オプション取引やスワップ取引など金融商品から派生した取引のことで、デリバティブ・ドキュメンテーションとは、取引のひな型であり、取引時に記載する書類、契約書です。
本書はデリバティブ取引の総合的・基礎的な解説を行っています。
デリバティブに少しでも関心のある方にとっては入門書となり、すでに携わっている方にとっても新たな発見があります。
これまでの「必携デリバティブ・ドキュメンテーション」シリーズでは、実務についての解説が主でした。本書は、デリバティブ取引全般を分かりやすく解説している入門書です。
主な項目
第1章 デリバティブ取引の概要
1.デリバティブ取引とは
2.経済活動におけるデリバティブ取引の位置づけ
3.デリバティブ取引の歴史
4.デリバティブ取引の各種リスクとその管理
5.日本における法整備と契約書インフラ整備
6.デリバティブ取引の事件史
7.デリバティブ取引の規制強化
8.デリバティブ取引のあるべき姿
第2章 デリバティブ取引の基本契約書としてのISDAマスター契約
1.ISDAとは?
2.ISDAマスター契約の仕組み
3.ISDAマスター契約の構成
4.別冊の定義集の存在
5.本文部分の概要
6.スケジュール部分の概要
7.ISDAマスター契約の使用上の注意点
8.ISDAマスター契約の対象取引
第3章 ISDAマスター契約の本文部分(Section 1~14)の概略
1.Section 1 Interpretation(解釈)
2.Section 2 Obligations(債務)
3.Section 3 Representations(表明)
4.Section 4 Agreements(合意/コベナンツ)
5. Section 5 Events of Default and Termination Events(期限の利益喪失事由と終了事由)
6.Section 6 Early Termination; Close-out Netting(期限前解約;一括清算ネッティング)
7.期限前終了金額の算出方法・支払方法
8.ISDAマスター契約の各様式の期限前終了金額の算出方法・支払方法
9.一括清算ネッティングと相殺は全く異なる概念
10.Section 7 Transfer(無断譲渡の禁止)
11.Section 8 Contractual Currency(契約通貨)
12.Section 9 Miscellaneous(雑則)
13.Section 10 Offices; Multibranch Parties(マルチブランチ契約)
14.Section 11 Expenses(費用)
15.Section 12 Notices(通知)
16.Section 13 Governing Law and Jurisdiction(準拠法と裁判管轄)
17.Section 14 Definitions(定義)
第4章 ISDAマスター契約のSchedule部分(Part 1~Part 6)の記入方法
1.Schedule Part 1の記入方法
2.Schedule Part 2の記入方法
3.Schedule Part 3の記入方法
4.Schedule Part 4の記入方法
5.Schedule Part 5~6の記入方法
第5章 コンファメーションの総論
1.ISDAマスター契約とコンファメーションの関係
2.コンファメーション作成の手順と手段
3.コンファメーションに記載する主な専門用語
第6章 コンファメーションの各論
1.金利系デリバティブ取引のコンファメーション
2.為替系デリバティブ取引のコンファメーション
第7章 新定義集2021 ISDA Interest Rate Derivatives Definitionsの概略
1.2006 ISDA Definitionsからの主な改訂点
2.LIBOR廃止後の主な新金利の仕組みとその定義
3.主要な専門用語の定義における新旧定義集の相違点
第8章 ISDA Credit Support Annexの概要
1.Credit Support Annexとは?
2.CSAの法律構成
3. 2008 JP CSAの概要
4.適格担保物とは?
5.担保オペレーションの概要
6.リーマン・ショックからマージン規制への動き
7.本邦におけるVM/IMの適用範囲と適用開始スケジュール
8.VM CSAの類型
9.IM CSA等の類型
10.IMの分別管理・倒産隔離に使用する契約書の類型
11.2016年9月のVM/IM Phase 1から2022年9月のIM Phase 6までの動き