至誠堂書店

これからの民法・消費者法(2)―河上正二先生古稀記念

これからの民法・消費者法(2)―河上正二先生古稀記念

販売価格: 26,400円 税込

数量
著者
沖野眞已/丸山絵美子/水野紀子/森田宏樹/森永淑子・編
発行元
信山社
発刊日
2023-03-15
ISBN
978-4-7972-1994-4
CD-ROM
無し
サイズ
A5判上製ケース入 (1178ページ)
◆人と「ひと」の学問の多様性を求めてー第一線の執筆陣が全2巻、計80論稿を寄稿◆
【目 次】

◇1 総  論◇

◆1 消費者契約法の育成―3度の実体法部分の改正を受けて〔沖野眞已〕
◆2 消費者契約法における努力義務規定の意義と課題〔山本敬三〕
◆3 契約法における個人と消費者像〔谷本圭子〕
◆4 「指標」としての消費者―日本の消費者保護の方向性を考察する視座〔岩本 諭〕
◆5 網羅的・包括的な消費者法制の整備―海外の消費者法制の概観と日本版「消費法典」の可能性〔薬袋真司〕
◆6 これからの消費者教育―法教育的視点から「生きる力」を育む〔神坪浩喜〕
◆7 迷走する消費者契約法の行方―2022年改正の評価と展望〔宮下修一〕

◇2 広告・表示/勧誘・契約締結過程◇

◆8 EUにおけるステルス・マーケティングの規制〔カライスコス アントニオス〕
◆9 ターゲティング広告の不意打ち性と規制導入の課題〔上杉めぐみ〕
◆10 消費者契約法における不退去・退去妨害の要件の再評価〔中里 真〕
◆11 特定商取引法の今後の課題〔池本誠司〕
◆12 スマートフォン等の普及に伴い生じた消費者被害についての一考察―3件の地裁判決における,いわゆる「悪質占いサイト」の違法性判断を題材にして〔大浜寿美〕

◇3 約款・不当条項◇

◆13 消費者契約条項の透明性と不当条項審査―消費者契約条項の限定解釈とその限界〔鹿野菜穂子〕
◆14 約款取引・消費者契約における意思決定の空洞化と法規範の役割―契約条項の開示と内容規制〔丸山絵美子〕
◆15 契約の中心条項規制と条項の「明瞭性」に関する一考察―スイスフラン建て住宅ローントラブルを一例として〔大澤 彩〕
◆16 消費者契約における約款の事前開示について〔福島成洋〕
◆17 消費者契約における一方当事者に不利な契約の解釈準則の位置づけに関する一考察―フランス消費法典における消費者等に有利な契約の解釈規定と破毀院のコントロール〔酒巻修也〕
◆18 中途解約金条項の対市場効果と違法性―「市場法としての消費者法」研究序説〔山本顯治〕
◆19 約款における契約説の意義に関する一考察―スポーツ仲裁自動応諾条項に関する仲裁判断を契機に〔石上敬子〕
◆20 中国法における約款の規制―『民法典』の規律を中心に〔高  翔〕
◆21 No Oral Modification条項の拘束力と変更合意の効力〔石川博康〕

◇4 消費者行政・消費者救済◇

◆22 医薬品の欠陥判断と過失判断―医薬品副作用被害に関する責任厳格化論の意義と射程〔米村滋人〕
◆23 消費者法における行政の役割〔飯島淳子〕
◆24 悪徳業者に対する行政による解散命令制度〔石戸谷豊〕
◆25 消費者問題と消費生活相談―消費者被害救済のために〔増田悦子〕
◆26 カネミ油症事件とわたし―2年間の軌跡〔土庫澄子〕
◆27 2019年ハーグ判決条約の日本法における意義―消費者契約に関する訴訟に係る判決の承認・執行を中心に〔菱田雄郷〕
◆28 共通義務確認訴訟における支配性の要件〔山本和彦〕

◇5 消費者と市場・社会・環境◇

◆29 消費者に対する優越的地位濫用〔白石忠志〕
◆30 消費市場の規範形成:海外の事例紹介〔谷みどり〕
◆31 人身傷害保険における死亡保険金請求権の帰属〔深澤泰弘〕
◆32 台湾における金融消費者保護法の現状と課題〔蔡 英欣〕
◆33 DAOにおける契約法と組織法の交錯―スマートコントラクトの法的位置づけとDAOのガバナンス〔柳 明昌〕
◆34 株主の「権利のための闘争」とその敵―ドイツ法における株主代表訴訟制度の形成と課題〔高橋英治〕
◆35 消費者法としての動物法〔細川幸一〕

◇6 デジタル化・情報と消費者◇

◆36 メディア法の観点によるデジタルプラットフォームの規律―ドイツ法・ヨーロッパ法の整理〔山本隆司〕
◆37 電気通信サービス提供契約の解消制度―電気通信事業法の改正経緯と規律構造から見た課題〔齋藤雅弘〕
◆38 情報漏えいに対する損害賠償の認容について〔櫻井博子〕
◆39 電子書証と紙のない有価証券概念と民法―DXと各種法的環境の変化と今後の企業法務の視点〔田中幸弘〕
◆40 越境取引と個人情報保護〔奥原早苗〕
◆41 SNS事業者によるコンテンツモデレーションと表現の自由の私人間適用〔五十嵐宙〕
◆42 デジタル関連の消費者取引の現状と課題―情報商材等事案を基にして〔山田茂樹〕
◆43 デジタル時代におけるドイツ不正競争防止法の現代化―2021年UWG改正の概要〔中田邦博〕

   ー  ー  ー

◆特別寄稿◆
 「子」とは―「子」に託す未来〔河上正二〕

◇河上正二先生 略歴
◇河上正二先生 業績一覧
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