至誠堂書店

非行少年の被害に向き合おう! 被害者としての非行少年

非行少年の被害に向き合おう! 被害者としての非行少年

販売価格: 2,970円 税込

数量
著者
岡田行雄・編著
発行元
現代人文社
発刊日
2023-03-23
ISBN
978-4-87798-838-8
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (276ページ)
非行少年に関わってきた専門家が、非行少年に積み重ねられる被害にスポットライトを当て、救済と支援のための実践および法的必要性を提言する。

〇目 次

はしがき

Part1 非行少年から見えるさまざまな被害と埋め合わせの欠如

○非行少年が遭ってきたさまざまな被害●岡田行雄【熊本大学】
○弁護人・付添人から見える被害①――虐待を受けて育った少年の立ち直りに必要なもの●知名健太郎定信【福岡県弁護士会】
○弁護人・付添人から見える被害②――少年の被害を受け止めないことによる二次被害●安西敦【京都弁護士会】
○少年鑑別所医師から見える被害――女子非行少年の被害と支援について考える●定本ゆきこ【京都少年鑑別所】
○スクールソーシャルワーカーから見える被害――非行少年たちが受けた「被害」●堀井智帆【スクールソーシャルワーカー】
○学校教員から見える被害と救済――学校で受けとめる子どもの声なき声●田中慎一朗【熊本市立帯山中学校】
○児童福祉施設経験者を支援する立場から見える被害――「親を頼れない若者」と非行●山下祈恵【NPO法人トナリビト】
○少年院出院者の語りから捉える見えざる「被害」――犯罪者アイデンティティとの間で●都島梨紗【岡山県立大学】
○法務教官から見える被害――少年院における入院者の被害者性について●長橋孝典【法務教官】
○自立援助ホームから見える被害――再犯者の非行少年時代の被害を振り返る●千葉龍一【株式会社生き直し】

Part2 被害を受けた非行少年の立ち直りに必要なこと

○非行事例から少年の被害感と具体的援助を考える――元家庭裁判所調査官の視点●廣田邦義【臨床心理士】
○少年院における教育と支援●長橋孝典【法務教官】
○就労支援を通した立ち直り●知名健太郎定信【福岡県弁護士会】

Part3 被害の埋め合わせに向けた理論的課題

○非行少年が受けた被害の埋め合わせの実践的必要性●岡田行雄【熊本大学】
○非行少年に積み重ねられた被害の埋め合わせの法的根拠●岡田行雄【熊本大学】
○非行少年の被害の埋め合わせに向けた提言●岡田行雄【熊本大学】

本書用語解説
※本書の本文で必ずしも十分に説明できていない専門用語について、少年事件の手続きの流れに沿って、解説を施した。
ページの先頭に戻るページの
先頭に戻る