ここからはじめる! 相談者といっしょにページをめくる 民事信託の実務ガイド
販売価格: 1,210円 税込
信託の相談を受けたら、最初の一冊に!
●信託の基本から運用までをこの一冊でマスター ! 図表とチェックポイントを多数収録。
●相続などの相談にきた人とページをめくりながら、信託について説明できる書籍。
●信託の実行前・実行時・実行後に、検討・確認すべき事項が一覧でわかる。
●遺言や任意後見など、他の制度との比較や併用についても解説。
図表とチェックポイントを多数収録
民事信託実行までの流れがフローチャートでわかる
目次
第1 章 はじめに
1 信託とは
2 信託の主な特徴
第2 章 田中家のものがたり――認知症対策で信託をはじめる
1 家庭内での会話
2 専門家へ相談
認知症と法律行為/成年後見制度(後見)
3 専門家からの提案
信託の概要/成年後見制度(後見)との違い/自益信託と他益信託/受益権・受益債権・受益証券/信託財産・分別管理義務/受益者連続型信託 ~夫婦2人分の遺言として活用~/遺言との違い ~より確実な財産承継~/財産そのものを相続させる場合との違い/不動産の共有相続におけるトラブル防止
4 スキームの確定
スキームの確定/遺言の検討/任意後見の検討
5 信託の開始・受託者の最初の任務
6 受託者の主な任務
7 受益者の確定申告
第3 章 信託とは ――解説とチェックリスト
1 信託の基礎知識
委託者・受託者・受益者/自益信託と他益信託/信託行為・信託の方法・効力発生時期/信託の変更/信託の終了/残余財産の帰属者/受託者の義務・責任・信託財産責任負担債務/分別管理義務/帳簿等の作成等、報告及び保存の義務/受益者連続型信託/その他の登場人物/商事信託の検討
2 税務上の取扱い
効力発生時/信託期間中/終了時/受益権の評価/税務署への提出書類
第4 章 専門家や当事者が押さえておくポイント
1 実行前
本当に信託の活用が最適なのか/受託者の適性を見極める/信託の実行前にしておくべき対策がないか/受益者のための信託となっているか/固定資産税評価額が高い不動産を信託する場合/賃貸不動産を信託する場合/「受益者が存しない信託」とならないか/金融機関への事前説明
2 実行時
信託行為は公正証書で作成する/関係者へしっかり説明する
3 実行後
受託者がちゃんと義務を果たしているか/2~3年ごとの見直し
巻末資料 我が家の信託