至誠堂書店

日本の金融システム ポスト世界金融危機の新しい挑戦とリスク

日本の金融システム ポスト世界金融危機の新しい挑戦とリスク

販売価格: 8,690円 税込

数量
著者
祝迫得夫・編
発行元
東京大学出版会
発刊日
2023-10-02
ISBN
978-4-13-046139-9
CD-ROM
無し
サイズ
A5判上製 (456ページ)
グローバル経済の進展とテクノロジーの進化は、SDGsの概念やフィンテックを生み出し、世界経済は大きく変貌した。これからの日本の金融システムの可能性とリスクについて、東京経済研究センター(TCER)において第一線の研究者たちが新しい問題意識で取り組んだ研究成果として披露する。

【主要目次】
はしがき

序章 本書の課題と概要(祝迫得夫、植杉威一郎、小野有人、安田行宏)

第I部 決済手段と決済システム

第1章 日本の家計による支払手段選択――キャッシュレス決済推進の政策的論点(藤木 裕)
コメント キャッシュレス決済の現状と展望(中田真佐男)
第2章 信用経済と決済システム――新しい電子通貨は銀行預金に代わる決済手段になりうるか(戸村 肇)
コメント 信用経済と決済システムに関する将来ビジョン(前多康男)

第II部 銀行業の変貌と課題

第3章 日本の銀行業の変貌――所得データに基づく分析(小野有人)
コメント 連結財務諸表から見みる銀行ビジネスモデルの動向(澤田 充)
第4章 ポストコロナ時代の地域金融機関の役割――金融を超えた企業支援のための課題(家森信善、浅井義裕、相澤朋子、尾島雅夫、海野晋悟、橋本理博)
コメント 地域金融機関における課題解決型金融への移行(小倉義明)

第III部 ハイテク化する資産市場

第5章 21世紀の日本の株式市場――電子化・高速化による変遷と将来(祝迫得夫、山田昌弘)
コメント 「日本の株式市場における流動性の変遷(太田 亘)
第6章 株式投資における曖昧さ回避行動――米国と日本の株式市場データを用いた分析(本多俊毅)
コメント 曖昧さ回避係数の推計に関する課題と解決方法(高見澤秀幸)

第IV部 企業金融とコーポレート・ガバナンスの挑戦

第7章 機関投資家の非同質的特性とESG――日本企業の長期投資とCO2排出量から(白須洋子、ヨウ・ホウショウ)
コメント ESGを巡る投資家と企業の行動の関係について(大橋和彦)
第8章 日本型コーポレート・ガバナンス――金融・内部ガバナンスの制度的補完性と進化(内田交謹)
コメント 日本型ガバナンスモデルの現在(宮島英昭)
第9章 全社的意思決定としての企業保険の意義――理論と現状分析を踏まえた課題と将来展望(柳瀬典由)
コメント 企業保険需要に関する実態と研究課題(山﨑尚志)

第V部 資本のミスアロケーションとマクロ経済への影響

第10章 日本企業の資金調達――ゾンビ企業・無借金企業の存在(今仁裕輔、植杉威一郎、安田行宏)
コメント ゾンビ企業・無借金企業の研究の方向性(鶴田大輔)
第11章 金融制度と危機対応――企業救済における理論と政策の課題(植田健一)
コメント 危機対応としての企業救済の是非(内田浩史)

終章 関連する研究テーマと今後の研究課題(祝迫得夫)
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