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国際人権法学会創立30周年記念 新国際人権法講座 第3巻 国際人権法の規範と主体

国際人権法学会創立30周年記念 新国際人権法講座 第3巻 国際人権法の規範と主体

販売価格: 5,940円 税込

数量
著者
近藤 敦・編
発行元
信山社
発刊日
2024-02-01
ISBN
978-4-7972-2863-2
CD-ROM
無し
サイズ
A5判上製 (288ページ)
◆【新国際人権法講座シリーズ】本第3巻は「規範と主体」をテーマに、第I部「国際人権規範の新地平」、第II部「主体別人権論」にそれぞれ6編の論稿を収録。人権規範の新たな地平を開拓し、主体別人権論の発展を目指す◆

【目 次】

・第3巻はしがき(近藤敦)

◇Ⅰ 国際人権規範の新地平◇

◆1 平等と無差別―憲法の人権条約適合的解釈に向けて〔近藤 敦〕

 Ⅰ 平等と無差別の判断基準
 Ⅱ 積極的差別是正措置・合理的配慮・間接差別
 Ⅲ 差 別 事 由
 Ⅳ 弱い立場の人々の人権保障
 Ⅴ 私人間適用

◆2 恣意的な拘禁の禁止と人身の自由〔児玉晃一〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 法源及び解釈の指針
 Ⅲ 刑 事 拘 禁
 Ⅳ 精神科病院における入院
 Ⅴ 入 管 収 容
 Ⅵ 結  び

◆3 人身取引対策の課題〔吉田容子〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 人身取引防止議定書
 Ⅲ 人身取引に対する日本国内の体制と法規範
 Ⅳ 日本では今どんな事件が起きているのか
 Ⅴ 被害者の権利保護をめぐる日本の課題とそれへの対応
 Ⅵ お わ り に

◆4 強制失踪事件における調査・訴追義務の意義―強行法規性をめぐる議論を中心に〔北村泰三〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 強制失踪の禁止と調査義務
 Ⅲ 米州人権裁判所の判例の動き
 Ⅳ 自由権規約委員会の個人通報例
 Ⅴ 強制失踪の禁止,調査,処罰義務の強行法規性
 Ⅵ お わ り に

◆5 人種差別の禁止〔村上正直〕

 Ⅰ 外国人への条約の適用と先住民族の権利
 Ⅱ 条約第4条(a)と表現の自由
 Ⅲ 事案の捜査・調査と犠牲者の救済

◆6 性的マイノリティ/LGBTQと国際人権法〔谷口洋幸〕


 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 国際人権法の現在地
 Ⅲ 性自認の法的承認
 Ⅳ SOGI差別の禁止
 Ⅴ 性別による婚姻の制限
 Ⅵ お わ り に

◇Ⅱ 主体別人権論◇

◆7 先住民族の権利―その概念,表現,展開に関する史的経緯〔上村英明〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 「民族」と「人民」の権利:「民俗」と「種族」という表記
 Ⅲ 日本における裁判事例と「先住民族」の権利
 Ⅳ 脱植民地問題としての先住民族の権利
 Ⅴ お わ り に

◆8 難民の権利〔鈴木雅子〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 難民であるという事実の確認行為としての難民認定
 Ⅲ 難民の権利
 Ⅳ お わ り に

◆9 無国籍者の権利―非正規滞在から安定的な法的地位の保障へ〔付 月〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 無国籍者と非正規滞在の無国籍者
 Ⅲ 無国籍者の権利保障に関する国際法の枠組み
 Ⅳ 難民条約による無国籍難民の保護
 Ⅴ ‌国際人権諸条約による無国籍者の権利保障―恣意的収容の禁止,安定的な法的地位の保障
 Ⅵ ‌日本における非正規滞在の無国籍者―収容・仮放免から法的地位の保障へ
 Ⅶ お わ り に

◆10 子どもの権利〔大谷美紀子〕

 Ⅰ 権利の主体としての子どもの特殊性
 Ⅱ 意見を聴かれる子どもの権利の重要性
 Ⅲ 少年司法手続において弁護人を付される権利
 Ⅳ 養子縁組手続において子どもが意見を聴かれる権利
 Ⅴ 退去強制手続において子どもが意見を聴かれる権利
 Ⅵ 救済を受ける子どもの権利と司法アクセス
 Ⅶ ‌日本における意見を聴かれる子どもの権利の保障の実情と課題

◆11 女性の権利〔武田万里子〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 女性差別撤廃条約の意義
 Ⅲ 男女共同参画社会基本法の意義
 Ⅳ 家父長制家族の伝統と女性の権利
 Ⅴ 性と生殖に関する権利

◆12 障害差別を超えて―欧州人権条約と日本国憲法における合理的配慮(RA)の可能性〔川島 聡〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 欧州人権条約14条
 Ⅲ 日本国憲法14条1項
 Ⅳ お わ り に
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