至誠堂書店

戦後憲法史と並走して 学問・大学・環海往還

売れてます
戦後憲法史と並走して 学問・大学・環海往還

販売価格: 2,530円 税込

数量
著者
樋口陽一・著 蟻川恒正・聞き手
発行元
岩波書店
発刊日
2024-03-04
ISBN
978-4-00-061632-4
CD-ROM
無し
サイズ
四六判上製 (280ページ)
近代立憲主義への洞察にもとづく鋭い問題提起で、戦後憲法学の水準を高めてきた著者が戦前・戦中・敗戦後の歩んだ道をふり返る。

目次
はじめに

  第一部 あゆんで来た道

Ⅰ 戦前・戦中・敗戦後
 0 一身にして「三世」を経る
 1 少年後期:自己形成のはじまり――伝統校の自由と戦後解放の自由
 2 遡って幼児・少年前期――虚弱児の「学徒隊副小隊長」

Ⅱ 仙台をベースキャンプとして―――「西洋」初体験をはさんで
 0 ファム・ファタル――ドイツ語びたりからフランスとの出会いへ
 1 東北大学法学部生のころ――「大教授時代」の「一般学生」
 2 パリ一九六〇――六二とその前後
  2-1 パリ以前
  2-2 フランス政府給費生としての二年間
  2-3 帰国して
 3 母校教授会の一員となる
 4 学会、内外大学出講、その他

Ⅲ ベースキャンプとしての東京―――前進キャンプはIACL/AIDC(国際憲法学会)五人組
 0 東北大学法学部と仙台を去って東京大学法学部と東京へ
 1 研究と教育、大学運営、教授会、評議会
 2 各種学会と研究会
 3 国際学術交流
  3-1 国際憲法学会=IACL/AIDCの創設と運営
  3-2 フランス革命=人権宣言二〇〇年記念国際学会
  3-3 国外出講とその他研究交流
 4 研究・教育活動の継続
  4-1 上智大学から早稲田大学への一〇年間
  4-2 国際学術交流への注力
  4-3 専門外・知の世界との対話
 5 ベースキャンプ撤収に向けて

  第二部 何を・なぜ・どう・問題にしてきたか―――いくつかの問題群 

Ⅳ 個人・人権・公序
 a 「個人の析出」という問題性
 b 個人=「人」権と社会=公序

Ⅴ 規範・権限・象徴
 α 法創造=立法・解釈と法学
 β 国民主権+市場原理vs.人+中世立憲主義

補章 学説の「一貫」と「転換」

 あとがき

ページの先頭に戻るページの
先頭に戻る