本書は、大学等で法律を専門的に学んでこなかった裁判所職員のための研修教材です。憲法に関する必要な知識をコンパクトにまとめ、注記をなくし、重要な判例に絞って掲載することで、初学者にとって読みやすいものとなっており、憲法を理解する上で大変有益であり、また短期間に憲法の全体像を把握する上でも最適な書籍となっています。

目次（抄）

第１編 序 論
第１章 憲法の概念 第１節 憲法の意義

第２節 憲法の分類

第３節 憲法規範の特質

第２章 日本国憲法の制定 第１節 明治憲法

第２節 日本国憲法の成立

第２編 本 論
第１章 戦争の放棄
第２章 国民の権利及び義務 第１節 基本的人権－総論

第２節 基本的人権の限界

第３節 生命、自由及び幸福追求に
対する国民の権利と法の下
の平等

第４節 精神的自由

第５節 人身の自由

第６節 経済的自由


第７節 社会権

第８節 参政権

第９節 受益権

第10節 国民の基本的義務

第３章 国民主権と天皇制 第１節 国民主権

第２節 天皇制

第４章 国 会 第１節 三権分立

第２節 国会の地位と権能

第３節 国会の組織

第４節 国会の運営

第５節 国会議員の地位

第５章 内 閣 第１節 内閣の地位

第２節 議院内閣制

第３節 内閣の組織

第４節 内閣の権能

第５節 内閣の責任


第６章 裁判所 第１節 司法権と裁判所

第２節 司法権の独立

第３節 裁判の公開

第４節 違憲法令審査権

第７章 財 政 第１節 財政処理の基本原則

第２節 財政処理に関する国会の権
限

第３節 決算、公金の支出等の制限

第８章 地方自治 第１節 地方自治の基本概念

第２節 地方公共団体の意義

第３節 地方公共団体の機関と権能

第４節 地方特別法

第９章 憲法改正