裁判例の判決主文を活用した事例等、「請求の趣旨」記載例と豊富な図表でわかりやすく解説！



令和3年民法不動産登記法改正対応！



● 民法の体系に沿って不動産登記請求訴訟と登記請求権を解説。判決による登記をするために、どのような判決を得るべきか、そのためにはどのような請求の趣旨にすべきか丁寧に解説。

● 584の裁判例を中心とした98事例と102の請求の趣旨等の文例、124の図表を収録。充実の内容で実務を網羅。


【目次】
第1編　総論
第1章　不動産登記請求訴訟の意義
第2章　不動産登記請求訴訟の当事者
第3章　登記請求権
第4章　判決による登記の対象
第5章　不動産登記請求訴訟の類型
第6章　訴訟手続
第7章　判決による登記の登記申請
第8章　仮登記

第2編　各論（CASE）
第1章　意思表示，代理
意思能力／公序良俗／心裡留保／通謀虚偽表示／詐欺／強迫／ 代表権の濫用／代表権のない取締役による根抵当権設定／宗教法人の代表役員による利益相反行為／ 停止条件／解除条件／農地（農地の売買交換，3 条許可）／農地法5 条（許可）／農地法5条（届出）
第2章　取得時効
取得時効（基本形）／時効取得（筆の一部）／被相続人の占有による取得時効／取得時効（公物（公共用財産））
第3章　共有
単独所有登記の共有登記への更正／共有登記への更正についての第三者の承諾／誤った持分が記載された共有登記の更正／誤って共有登記された場合の移転登記／誤って第三者の単独所有登記がなされた場合の持分移転登記／共有者からの他の共有者の持分譲受人への抹消請求／共有持分の放棄／相続人不存在／共有物分割の合意／共有物分割請求訴訟（現物分割）／共有物分割請求訴訟（賠償分割）
第4章　用益権・担保物権
地上権（時効取得）／地役権設定の合意／地役権の時効取得／抵当権設定／抵当権抹消（債務不成立）／抵当権抹消（弁済）／抵当権抹消回復登記／抵当権の移転／抵当権者への承諾請求／法定地上権／根抵当権設定／根抵当権の更正（１）／根抵当権の更正（２）
第5章　債権総論・契約総論
債権者代位権（１）（本来型）／債権者代位権（２）（個別権利実現型（１））／債権者代位権③（個別権利実現型（２））／詐害行為取消権（１）／詐害行為取消権（２）／代物弁済／第三者のためにする契約／売買契約の解除
第6章　贈与
贈与（基本形）／贈与意思の不存在／死因贈与（１）（基本形）／死因贈与（２）（仮登記の本登記請求）／売買から贈与への更正登記
第7章　売買
売買（基本形）／共有持分の売買／一筆の土地の一部の売買／未登記建物の売買／非農地化した土地の売買／相続人からの購入／ 順次売買（１）／順次売買（２）／背信的悪意者／登記引取請求（１）／登記引取請求（２）／ 売主の死亡（１）（相続登記未了）／売主の死亡（２）相続登記済み／買主の死亡／買戻し（１）／買戻し（２）／仮登記手続の請求／仮登記に基づく本登記請求／予約完結権行使／介入権（借地借家19 条3 項）の行使／売渡請求権（１）（区分所有10条）／売渡請求権（２）（区分所有63 条）
第8章　そのほかの契約
賃借権の設定／請負／ 権利能力のない社団における委任終了／譲渡担保権
第9章　家族関係
財産分与の合意に基づく登記請求／財産分与の判決に基づく登記引取請求／相続放棄（１）（相続人間）／相続放棄（２）（第三者との関係）／遺産分割協議が成立した場合／遺産分割協議が無効だった場合／共同相続人の一人が無断で単独所有の登記手続をした場合／ 遺産分割で単独所有となったのに共有登記がなされた場合／遺言が無効である場合／被相続人以外の第三者への遺贈／包括遺言で単独所有となった場合／遺言の優先順位／死因贈与が無効である場合／ 配偶者居住権（遺産分割）
第10章　そのほか
管理人室の保存登記の抹消／保存登記の抹消に代わる所有権移転登記／ 建物の表示登記の抹消